後輩が突然プレゼントしてくれた本。(本をプレゼントしてもらったのは初めてかも。ありがとう!)
仏陀から始まって、カント、ニーチェ、フロイトといたって吉本隆明にまで至る哲学史を、「哲学者はみんな喪男だった」「真の哲学は喪男からしか生まれてこない」という視点からまとめた本。アニメとかエロゲとかをこれでもかといくらい例に出して、様々な難解な思想をわかりやすく説明している。僕はアニメもエロゲも全然詳しくないけど、筆者の喪男全開な自虐ぶりが最高で、かなり楽しめた。
もちろん、哲学史の解説書としてもわかりやすくて勉強になる。新書なんかで個別の哲学者やグループについての解説本はよく読んだりするけど、こういう風に系統だって哲学史全体を説明された本を読んだのは初めて...じゃないか、「ソフィーの世界」ってのもあったな、昔。まあとにかく、勉強になった。古今東西の思想を一冊の本で説明しようと思うと普通は「幕の内弁当」になっちゃうと思うんだけど、本全体を通じて「喪男」という一つの軸がベースになっているので、時代を経る中でそれぞれの思想家が全時代の思想家から何を受け継ぎ、何を新たに生み出したかがとてもわかりやすい。あと、「ナチズム」を思想史上の一つの現象として正面から捉えているところが興味深かった。
著者は「電波男」を書いた人らしい。そういえば「電波男」も読まなきゃと思いつつ読んでなかったなあ。読まねば。次は文学&マンガの歴史についての著作を書くそうなので、それも楽しみ。

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