2009年2月アーカイブ

Always on the side of the egg - Haaretz - Israel News

もういろんなところに貼られているけど、自分用に。

Yes, no matter how right the wall may be and how wrong the egg, I will stand with the egg. Someone else will have to decide what is right and what is wrong; perhaps time or history will decide. If there were a novelist who, for whatever reason, wrote works standing with the wall, of what value would such works be?

ところで、よく村上さんは「読むことはできても、英語をしゃべることは本当に苦手」と言っていて、さすがにそれは謙遜だろうと思っていたんだけど、テレビで実際に英語をしゃべっている姿を見て、確かにあんまり流暢じゃないな...と正直思った。でも、朴訥でとても好感の持てるしゃべり方だった。村上さんの人柄が現れている。

Japanese Surgical Mask Culture - Boing Boing

When I first came to Japan, I was shocked to see people wearing surgical masks in public. The first time was when I was on a train. I looked around to see if anybody was looking at the masked middle aged woman but spotted nobody. The only conclusion I came to was that she was a doctor - but she didn't look like a doctor and even if she was - why on earth was she wearing a surgical mask on the train?!

なるほど、日本のマスクは「手術用マスク」に見えるのね。

それにしても、ここ最近のマスク人口急増率には目を見張るものがある(気がする、なんとなく)。花粉症の人も多いんだろうけど、風邪引いてるわけでも内容に予防のためにマスク、っていう人もいるよね。個人的には「そこまで...」とか思っちゃいますが。

録画してあったNHKの立川談志スペシャルを、暇なときにちょっとずつ観てる。

今日は「芝浜」。49分があっという間。泣けた。

すごい。「圧巻」とはこのことだ。

2/11の試合だからもう2日(日付かわって3日)も前だけど、やっぱり気になるので一言。

スコアレスドローに終わったわけだけど、結論としてはこの言葉にすべて集約されている気がする。

このサッカーを続けていくしかない - サポティスタ

武藤文雄氏はこの試合を「結果は残念だが、内容はほぼ満足」と評価する一方で、「岡田氏の構想どおり俊敏な選手の連動で豪州を崩しかけたが、崩し切れなかった。内容がよかっただけに、これに如何に上積みするかは悩ましい」と、狙い通りの試合だったが故の上積みの難しさを指摘している。

ほんと、あのメンバーでやるべきことは、かなりやれてる気がする。「誰それがもっと上手ければ」とか「誰それみたいなFWがいれば」とかいうコメントは非生産的すぎるし。

ところで、こないだのNumberで(確か)戸塚啓さんが今の日本代表のフォーメーションを「ゼロトップ」と表現していた。面白いなと思って、今回それを意識しながらこのオーストラリア戦を観ていたんだけど、確かに言い得て妙。前半の「長谷部がポストに入って落としたボールを玉田がシュート」っていうシーンなんかは、すごくいい感じだった。

もちろん、本家ローマのゼロトップとは、ワントップ(トッティ)のレベルもその後ろのレベルも全然違うんだけど、狙いは近いし、実際いい線いってると思う。でも、ローマのゼロトップが成り立つのは、トッティをはじめとするタレントがあってこそだというのもやっぱり事実。そもそも日本代表の場合は、強力なFWの不在を粒ぞろいの中盤や軽量級FWを少し引いた位置に置くことでカバーするという意味で、ゼロトップというよりもノートップと呼んだ方がいいような気もする...。

でもほんと、オーストラリアみたいな「明らかに格上」なチームが同地域にいるというのは、特に長期的に絶対にいいことだと思う。アジア予選に最適化されて、予選を突破できても本戦ではお話にならない、なんてことが無くなるように。

iTunesをだらだらといじっていたら、懐かしいアルバムを発見。久しぶりに聴いてみた。

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渡辺美里
エピックレコードジャパン (1991-07-01)
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今聴いてもやっぱり名盤。中学生の頃リアルタイムで聴いていた懐かしさだけじゃないはず。でも、「さくらの花の咲く頃に」のイントロを聴くと何とも言えない気持ちになるのは、やっぱりリアルタイムならではなんだろうな。

それにしても、アルバム通して秀逸な曲ばかりなのがすごい。作曲家陣をみると、それも当然だということがよくわかる。佐橋佳幸が2曲、伊秩弘将が2曲、木根尚登が1曲、小室哲哉が2曲、岡村靖幸が2曲、大江千里が1曲、そして渡辺美里自身が1曲。80年代〜90年代のJ-POP(という言葉はまだ当時なかったけど)の才能が勢揃いという感じ。小室哲哉や岡村靖幸については、いろんな意味で一日千秋という感慨もあるけど。

しかし「センチメンタル カンガルー」が伊秩弘将作曲だとは全然知らなかった。

マンキューのblogを読んでいたら、"shovel-ready"という言葉に出会った。

Greg Mankiw's Blog: The Problem with Shovel-Ready

語感からなんとなくイメージは湧くけど、辞書に載ってないから正確な意味はわからない。で、いろいろとググったりしてみたところ、Word Spyというサイトを発見。どうやら、最新の時事用語辞書らしい。

Word Spy

英語のニュースや時事ネタサイトを読むのには、普通の辞書だけでは不十分。このサイトはかなり使えそうだなー。

ちなみに、"shovel-ready"は「すぐに着手できる建設関連プロジェクト」という意味。そのままだね。

Word Spy - shovel-ready

あまり興味を引かれるタイトルではなかったけど、戸塚啓ならば間違い無いだろうと思い、本屋で見つけた瞬間に買ってしまった。

マリーシア (光文社新書)
戸塚啓
光文社
売り上げランキング: 13139

著者曰く、この本は昨今の戦術ブーム(これとかこれとか)に対してのアンチテーゼとのこと。

マリーシアというと、審判に隠れて相手のユニフォームを引っ張ったり、わざと倒れてファウルをもらったり、リスタートや選手交代で時間を稼いだりと、狡くて卑怯なプレーというイメージがあるけど、本当のマリーシアはもっと深い意味を持つものだ、というのがこの本のメッセージ。

本書はまず、カカへのインタビューから始まる。マリーシアについての本が、品行方正で優等生キャラなカカの話から始まるというのが面白い。カカは、相手をいらいらさせたりするようなプレーはやり過ぎだとは断りながらも、日本人にはマリッツィア(マリーシア)が足りないと語る。

カカに限らずマリーシアといえばやはりブラジル人ということで、本書は主にJリーグに所属するブラジル人選手へのインタビューをヒントに、Jリーグや欧州リーグ、代表戦などの様々な舞台でマリーシアが発揮された、またはマリーシアが足りなかった場面を読み解き、「マリーシアとは何か?」を考察していく。

例えばドゥンガの言葉。

日本に足りないのはマリーシアだ。(略)日本の選手には、相手をだますような技術や戦略、心の余裕がない。

そしてシャムスカ。

サッカーでは様々な状況が起こりうるわけですが、マリーシアとはそうした様々な状況のなかで、自分たちに対して有利な方法を見つけ出すということです。

ジャーンも。

サッカーだけでなく一般社会においても、20歳と27歳の人間を比べたら、年上の人のほうがマリーシアを持っている。それは色々な経験をしているからでしょう。

要するに、マリーシアとは自分の望む結果を手に入れるために、頭を使って考え、行動することのすべてだといえるようだ。naiveとかinnocentの反対語といえるかな。知恵、駆け引き、そして何よりも心の余裕。もちろん、反則ぎりぎりの汚いものから、ゆっくりしたパス回しで試合のテンポをコントロールするなどのクレバーなものまで、その程度には幅がある。どこまでがクレバーでどこからが汚いのか、そこに明確な基準はないけど、とりあえず勝つための努力であるという点は共通している。

本書ではほとんど触れられていないけど、ジャーンの上記コメントの通り、このマリーシアはサッカー以外の仕事や対人関係でも大事なものだと思う。自分の望む結果を手に入れるための、知恵、駆け引き、心の余裕。クレバーさと汚いやり方の明確な基準は無いけど・・・と。

ちなみに、「マリーシア」でググってみたところ、こんな文書が2番目にヒットした。

日本人だけがわからないマリーシアの意味【戸塚啓】│スポニチワールドサッカープラス

2006年の、W杯直後の記事だ。本書は、この後も筆者がマリーシアの意味を考え続け、それが結実したものなんだと思う。

戦術論は僕も大好きだし、ヨーロッパのトップレベルのサッカーを理解する上で戦術は重要だけど、少なくとも今の日本代表にとって必要なのは、高度な戦術よりもこっちのほうかも。

最近の有名人による仕事術本ブームの先駆けの一つじゃないだろうか?ブックオフで見かけたのをきっかけに、今更とは思いながら読んでみた。

佐藤可士和の超整理術
佐藤 可士和
日本経済新聞出版社
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「アートディレクター」という仕事の響きや、筆者の代表的な仕事のアウトプットを見るかぎり、すごく芸術家っぽくてファッショナブルなワークスタイルを予想していたんだけど、さにあらず。愚直なまでにクライアントの問題に向き合い、クリエイティブ然としたひらめきではなく、あくまでその問題の中からソリューションのヒントとなるきっかけを導きだすアプローチは非常にロジカルで体系立っている。もちろん、最終的なデザインをアウトプットする段階は「アート」になるんだろうけど、そこまでの道筋はルーチンワークではない仕事をするすべてのビジネスパーソンにとって、すごく参考になるものだと思う。何か新しい企画を考えたり、プロジェクトの提案やコンサルティングで問題解決のアプローチを検討したり、この本で紹介されているメソドロジーが有効そうな場面はかなり多そう。

「プロフェッショナル仕事の流儀」で観たときから気になっていたんだけど、この佐藤可士和という人、アーティスティックな才能も当然すごいと思うんだけど、仮に他業種で働いていたとしても、ひとりのビジネスパーソンとして間違いなく成功していたんじゃないかな。

最近の有名人仕事術本は薄っぺらい内容の物が多いけど、これは元祖にして傑作。おすすめ。

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