2008年本屋大賞受賞作品。図書館でもものすごい数の予約が入っていたので、買って読んでみました。
感想は、「とりあえず読んでいる間の退屈はしのげた。」といったところ。でも読み終わった後に残るものは皆無。
映画で例えると、ハリウッドの超大作でもなく、マニアックな単館系でもなく、フジテレビが作ったドラマの映画化みたいな感じ。Amazonのレビューも超高評価なんだけど、良く読むと「普段小説なんて全く読まないんですが、読んでみたらすごい読みやすくて面白かった!」という書き込みが多数。もちろん、普段小説を全く読まない人を楽しませるというのは間違いなくすごいことなんだけど、本屋大賞っていうのを勝手に「本屋で働くくらいの読書マニアが選んだ作品」みたいにイメージしてたので、ちょっと肩透かしだったのです。そうじゃなくて「本屋が『売りたい』作品」なんですね。過去の受賞作品を見ても、僕の好みっぽいのとそうでないものが混在していそうな感じ。
まあでも、ハズレを引くのが怖いからって、一生夏目漱石と村上春樹を繰り返し読んでればいいのかというとそういうわけでもなかろうし、こういうランキングから手当たり次第にピックアップして読んで、新しい世界にどんどん出会って、今まで知らなかった作家や小説を好きになっていければいいんだろうなー。ほんとは本屋で表紙買いしたりするのが最高なんだけど、そこまでリスクを冒すにはちょっと時間が足りないし。
それにしても、小説の「読みやすい」はワインの「飲みやすい」と同じで、なんかアレな響きがありますね。全くワインを飲まない僕が言うのも何ですけど。

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