4年前に登場したときは結構騒がれたソフトウェアファクトリー。
この本も読まなきゃと思いつつ、いつかソフトウェアファクトリーという言葉もあまり耳にしなくなり、気になりながらも読まずじまいになっていたところ、@ITでかなり詳しい解説記事(@IT:連載:次世代開発基盤技術"Software Factories"詳解)を発見。書いてるのは萩原さん@MSなので、内容の信頼性も高い。ボリュームも結構なもので、全部読むと2時間くらいかかる。
で、読んでみた。
うーん、ユースケースとフィーチャーの関連チャートとか、なかなか面白い点もあるけど、全体的な感想としては「現実のベストプラクティスではなく、机上で練り上げられた方法論」という印象。共通部分の開発原資をどう確保するのかなど、ビジネスの現実を無視した文字通りの「工学的手法」。複数プロジェクトを一社内で行う組み込み開発ならともかく、SIではちょっと現実的じゃない気が。DSLでの開発っていうのもどうかなー。DSLは開発生産性は理論上は高いかもしれないけど、開発者の要員確保とか保守体制とか教育とかモチベーションとか、色々考えると疑問。
世間的にも、ソフトウェア部品の再利用よりは、要求定義を中心に変化にフレキシブルに対応できるアジャイルなアプローチの方が主流になってるし、今から本を読んだりする必要は無いなという結論。でもなんとなく全体像くらいは見えたので、この@ITの記事くらいは読んでおいてよかったと思います。

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