2008年5月アーカイブ

今僕が使っているADSLサービスは、Yahoo! BBのADSL 50Mbpsです。料金はモデムレンタル料等込みで月額4,227円。

ところが、イー・アクセスがWindows Liveとコラボって超低価格ADSLサービスを提供しているということで確認してみたところ、こちらは月額2,480円とのこと。

料金- BBキャンペーン for WindowsLive - eAccess

乗り換えを決意し、Yahoo! BBのサポセンに解約依頼の電話をしたところ、解約手続き書類の送付などの手続きを一通り済ませた後で、突然オペレータのお姉さんが「実は、限られたお客様向けに、50Mbpsを月額3,131円でご提供させていただいているサービスがあるのですが...。」と。「それは、御社のWebサイトで紹介されてるんですか?」と聞くと「いえ、これは限られたお客様だけのサービスなので...。」だと。要するに、解約を言い出した客のための裏料金らしい。

なんかこういうのって凄く感じ悪い。そもそもそれでもイー・アクセスの方が安いから、僕は乗り換えを止めることはありませんが。なんか今まで、不当に高い料金を払わされてきた気がするし、今後またサービスの乗り換えを検討することがあっても、Yahoo! BBのサービスを検討したくなくなりました。解約とかクレームとか返品とか、こういうときに商売の品格が明らかになる気がします。

というわけで、冷静になって「やっぱめんどくさいからやめとこ」と思う前に(そしてビールの酔いが醒める前にw)ここで宣言しておこう。期限は年内ね。>俺

マイクロソフト認定テクノロジー スペシャリスト:.NET Framework 2.0 Web アプリケーション

マイクロソフト認定プロフェッショナル デベロッパー:Web デベロッパー

最近SE(アーキテクト/コンサルタント/PM)のキャリア関連の本を読みあさっているのですが、思いがけず良書に出会ったので紹介です。「一通り仕事は覚えたけど、この先のキャリアをどうしていけばいいのかわからないけど、ただ目的もなくSEを続けていくのはイヤだ...」みたいな若手SEさんがいたら、これこそ読むべき本だ!

ITアーキテクト x コンサルタント未来を築くキャリアパスの歩き方
克元 亮
ソフトバンク クリエイティブ
売り上げランキング: 28503

SEからのキャリアアップ先としてのITアーキテクトやコンサルタントを目指す人向けに、その仕事内容、必要なスキル、資格、必読書、アーキテクト/コンサルタントに向くキャラクター、モデルとなるアーキテクトやコンサルタントのインタビューなどから、果ては「社内でアーキテクト/コンサルタントっぽい仕事をアサインしてもらうためにはどうしたらいいか?」まで、とても幅広い内容です。

この本でとても良いのは、「ITアーキテクト/コンサルタントとは何か?必要な知識とは何か?」をきっちり説明することに注力し、「その具体的な中身は必読書・経験・資格などからきっちり勉強しろよ」という姿勢。多くの同系統の本には、「MECEとは?」とか「UMLとは?」などの初歩的な知識をさわりだけ薄っぺらく紹介しているだけのものが多い中、この本の姿勢はとても実用的かつ誠実だと思います。

5年目くらいのSEさんなら、将来に向けてのイメージと、目標と、やるべき事や身につけるべきスキルが、くっきりイメージできると思います。10年目のSE(名刺には「アーキテクト」と書いてあるけど...)である僕も色々気づかされました。やっぱり焦るなぁ(^-^;)

あと、本書とは直接関係ないけど、「アーキテクト」とか「コンサルタント」という言葉は、職種と仕事内容が一致してるとは限らないので、そこは注意が必要ですね。会計事務所系コンサルファームにいる、単なるパッケージ導入SEな「コンサルタント」はその筆頭。逆に、そんなカッコイイ名前はついてないけど、レベルの高いアーキテクチャ設計やコンサルテーションをしてるSEさんもいるし。あとは、「どの職種がハイレベルか」みたいなのも無意味ですね。IBMではアーキテクトとコンサルタントは単なる「別職種」だけど、マイクロソフトでは「コンサルタント」の上位職種(ランク)に「アーキテクト」があったり。就職・転職の際には、職種の名前ではなく仕事の中身をきちんと調べることが重要...っていっても、実際は入ってみないとわかんないんですよね。そこが悩ましい。

梅田望夫さんと齋藤孝さんの対談。これは熱い!

私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書 (723))
齋藤孝 梅田望夫
筑摩書房
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テーマは、教育、生き方、働くことの意味や目的、(梅田さんお得意の)ロールモデル、読書、コミュニティなどなど。二人は同い年で、話の盛り上がりぶりはあとがきで梅田さんが「親友とも言うべき間柄になれるかもしれない」というほど。二人の「こういう話ができる人と出会えて嬉しい」という気持ちが良く伝わってきます。

それにしても、今まで何冊か読んだ齋藤さんの本は正直あまりピンとこなかったのですが、対談という形で彼の生の声を聞いた今、「この人はモギ先生と並んで、日本のポピュラー知的世界とでもいうべきものを引っ張っていく超重要な人なんじゃないか」と強く感じました。中でも、彼の「文部科学大臣やりたいですね」という言葉には度肝を抜かれました!すごい!その使命感!力強いポジティブさ!本当にがんばって欲しいです。

そして、梅田さんが投げかけるメッセージは、これまでの著作と基本的には同じもの。ただ、そのメッセージの背後にあって、現在の梅田さんを形作っている思想や過去のエピソードが、齋藤さんに触発されてどんどん語られているのが面白いです。

二人が現在築いているワーク&ライフスタイルというのは、多くの人がロールモデルとしたいものだと思います。そのスタイルが、「ただ一生懸命に働いて、なんとなく流されて気づいたらこうなっていた」というものではなく、徹底的に考えて悩んだ末に見出したものであるということを理解できたのが、個人的に最大の収穫でした。僕自身も近頃よく、将来どんな仕事をしようか、どんな姿勢で仕事に取り組んでいこうかを考えます。僕ももっとインプットを増やしつつ、もっと考えよう。

熱い本です。おすすめです。

中田英寿 誇りと、雑誌Numberでの彼のインタビューを読む。改めて、サッカーの能力に限らず、行動力・語学力・経済力・存在感・意志の強さや強引さなどの全てにおいて、中田が規格外の存在であったことを再認識。今後、日本サッカーがどんどん進化を続け、彼が進化のきっかけだったと言われるようになればいいんだけど。彼が切り開いた地平を、単なる「例外的な突然変異」で終わらせて欲しくない。

そんなわけで、最近興味を無くし気味だった代表戦でしたが、今日はちょっと真剣に観戦。

スポーツナビ|試合速報/詳細|日本 対 コートジボワール -キリンカップ2008~ALL FOR 2010!~-

選手たちの気合いの入った献身的な動きや、サイド攻撃やダイレクトプレーを中心とした予想以上にモダンなサッカーが、とても好印象。ダイレクトプレーのミスも目立ったけど、目指すサッカーのレベルの高さが感じられて、僕はいいと思います。また、左SBの長友という選手、今までほとんど知らなかったんですが、僕的には今日のMVP。逆に、右SBの駒野は軽いプレーが少し目につきました。

岡田さんが吹っ切れたからなのか、選手が吹っ切れたからなのか、実際のところはわかりませんが、見ていて楽しい、次も応援したくなるようなサッカーでした。この調子でがんばれ!

昨日深夜のCL決勝、録画しておいて今朝観ようと思ったのですが、同点で延長に入り会社に行かなくてはいけない時間になったので、夜続きを観るまで絶対に結果を知ってしまうことがないよう、過去の経験から以下の点に十分気をつけて一日を過ごしました。

  • 周囲の人の会話
  • ネット(サッカー系サイトだけでなく、mixiやasahi.comとかも超危険)
  • 街中の電光掲示板
  • 携帯の待ち受けに出るニュースティッカー
  • 駅売店の夕刊紙見出し広告

特に最後の夕刊紙見出し広告には、CL準決勝で被害を食らっていたので、駅では売店の方を見ないように十分注意。早く帰って延長戦を観ようと思いながら載った帰りの電車、もうこれで大丈夫だと思ったところ...、目の前でオッサンが広げた夕刊紙の見開きに結果がデカデカと(号泣)

「俺の07-08シーズンを返せ!どうせお前は全然興味ないくせに俺の前で広げやがって!」と殺意すら沸きましたが、見てしまったものはいかんともしがたく。まあCL決勝ともなれば、翌日有給を取ってリアルタイムで観戦すべきでしたね。ああ、それにしてもオッサンが憎い!

来月のEUROにこの反省を活かそう。

magsubscribe.jpg

フォーサイトの定期購読を更新。1年購読を2年続けて、今回はよりお得な3年購読に。ついでにというわけではないけど、先日自分の視点の狭さや成長のなさに情けない思いをしたことがあったので、勢いでダイヤモンド・ハーバード・ビジネス・レビュー(DHBR)の定期購読も申し込んでしまいました。こちらも3年購読。お金はかかるけど、自分への投資です!特にDHBRの方は、新しい知識の吸収というよりも、将来的な方向性のシフトの問題なので、3年間は黙って読んでみようかと。

しかしつくづく思うのは、少しずつ読書のスピードは向上しているとはえ、こうやって新しい知識に手を出した分は、何かを捨てていかないといけないという事。You can do anything, but not everything! 今年いっぱいかけて考えるテーマだな。

sanonosa システム管理コラム集: サーバをシャットダウンする作法(UNIX系OS編)

僕が必ず叩くのは、これですね。

# hostname

ラック型でコンソールを共有していたり、sshしてたりするときは、自分が今どのサーバを操作しているのかを間違えがちなので。あと、元記事にあるこれ。

そしてsync、sync、syncと3回くらいタイピングし、

もちろんご承知だとは思うんだけど、当然shutdownの際のfilesystemのunmount時にsyncは内部で実行されるので、unmountが失敗しない限りは(かつshutdownの直前にデータの更新が無い限りは)基本的には無意味だし、ましてや3回叩く意味は全くないんだけど、確かに連打してる人いますね...(^-^;)。「filesystemが壊れませんように!」っていうおまじないかな。あと、freeは何の為だろう?

とりあえず、シャットダウン前のホスト名再確認は強くお勧めします。

楽しみすぐる!!

村上春樹氏:ロングインタビュー 第3回=新作は大長編に - 毎日jp(毎日新聞)

ファン待望の次の大長編は「06年のクリスマスから始めて、1年5カ月ぐらい書き続けている」。つまり『ねじまき鳥クロニクル』を超える、村上さんの最長の小説になりそうだという。また、「僕は宿命的に、一人称の小説から、だんだん三人称の小説に移行している」と、この作品が三人称で書かれることも示唆した。

発言小町のまとめブログ発狂小町がとても面白くて、よく良く読んでいます。はてなをはじめ、普段目にするネット上のコミュニティには(コンピュータ好きの)男性が多いので、発言小町のリアルな女性トーク(職場の人間関係とかご近所とか嫁姑問題とか)はとても興味深いです。

その発狂小町(発言小町)で、こんなスレを読みました。

妊娠したのに、結婚できないかも・・・ - 発狂小町

妊娠した19歳の女の子が、結婚やその後の生活、または彼やお互いの両親との問題などについて相談したスレです。10代での妊娠・結婚ということで「子供が子供を産む」というような厳しい指摘もありながら、やりとりが進む中で意外としっかりとした考えを持っているトピ主(トピ、つまりスレを立てたヒト)を応援する声が目立ちはじめ、最後は諸問題も解決し、トピ主も新しい生活に向けてがんばっていくことになりました。めでたしめでたし。

これを読んでいて、未熟ながらもきちんと自分の頭で考えて話をし、また年上の人たちからの厳しい助言を一生懸命聞くトピ主の姿勢に、「なかなかたいしたもんだなー」と感心しました。少なくとも、僕が19歳の時よりはしっかりしている気がします。

僕が高校生くらいの頃、自分の周りの「大人」といえば、両親と学校の先生だけでした。幸運なことに、僕は親にも先生にも恵まれていましたが、そうでない子供も世の中にはたくさんいると思います。また仮によい親や先生に囲まれていたとしても、もっと多くの大人と話をしたり、様々な大人をロールモデルとして見ることができるのは、子供にとってとても良いことだと思います。

そういう意味で、インターネットを通じて、発言小町のようなコミュニティサイトで大人と意見を交換したり、ブログで世間の大人たちの生の声を聞けたりすることは、子供たちにとってとても大きな可能性を秘めたことだと感じます。もちろん、ネットを通して悪い大人と子供が接することは、誤った価値観を植え付けてしまったり、最悪の場合には子供が犯罪に巻き込まれてしまう可能性すらあります。ただそういった危険がヘッジされた環境であれば、大人と子供の交流は、これからどんどん進んでいくのではないでしょうか。

たとえば、きちんとした審査や紹介によって選ばれた、立派な(お金や地位ではなく人間性が)大人たちが登録され、そこで子供たちが悩みを相談したり、アドバイスを受けたりするようなコミュニティサイトなんかはどうでしょう?または、そうした大人たちが自分の仕事ぶりや考え方をブログで公開したり、それを読んだ子供たちがそれに自分のブログで答えたり、なんていうのも面白いかも。大人側はきちんとした審査を経て登録した人が、ボランティアまたは有償で参加する。子供側は基本的に両親経由で登録、不適切な発言や行動をした場合は両親を通じて注意が行き、改善されない場合は強制退会。親が自分の子供の発言やブログをどこまで見れるかは、プライバシーと親の権利のかねあいでいろいろ考えないといけませんが...。こういうサイト、それなりの質が保証されたサービスであれば、子供の教育のために有用だと考えて、お金を払う親もいるんじゃないかな。もしかして、もう存在してたりする?

子供のネット利用というと、プロフや学校裏サイトでのいじめや出会い系などのネガティブなものがフォーカスされたり、あとは「勉強に役立つ」みたいなくらい見方でしか言及されていなかったりもするけど、大人のインターネット利用と同じように、ポジティブな使い方を模索することを、大人がもっとサポートしてあげるべきなんじゃないかと。

近頃「新書」といえば、タレントやスポーツ選手、有名経営者などが「ちょっと本でも書いてみました」みたいなノリのものばかりですが(そして僕もそんなのばっかり読んでしまったりするんですが)、久しぶりに本屋の平積みの中に新書らしい新書を見つけたので、読んでみました。

第一次世界戦後のベルサイユ条約受諾から第二次世界大戦前のナチス台頭に至るなかで、ドイツ政治・社会・文化・学問の世界において、ユダヤ人がどのような役割を担い、そしてどのように排斥されていったのかを説明した本です。

情けないことに僕は歴史、特に世界史の知識が全然ありません。ビスマルクとかワイマールとかベルサイユ条約とか、何それっていう感じです。なので、ナチスによるユダヤ人迫害のことは知っていても、それ以前のワイマール共和国時代に、ユダヤ人がドイツの様々な分野、特に国政において非常に大きな役割を担っていたことを知り、とても驚きました。

また、この本はあくまでワイマール時代のユダヤ人について語った本であり、ナチスによるユダヤ人迫害をつづることを目的としたものではないのですが、やはりそうした部分に話題が向くと、筆者の言葉がとても熱くなります。

すでに新約聖書の時代からそうであったように、「ユダヤ人」という時、それは常に集合名詞として扱われ、彼らの全体を指す言葉として、その責任もユダヤ人全体の責任にされるのである。(略)

また、ヒトラーの代弁者ゲッベルスが、「ユダヤ人はあらゆる不正、不法に対し免疫となっている。彼らはごろつき、害虫、詐欺師であり、また闇商人でもある」と強調するとき、いったいそんなユダヤ人がどこにいるのか、いたのかと問いただしたくなる。

これは、あらゆる差別や、集団間の憎み合いに言えることですね。

こういう新書らしい新書って、何となく賢くなったような、でも余計にわからないことが増えたような、大学で他学部の授業を聴講してるみたいな、そんな感じがとても好きです。

茂木センセイはこういう本を書いたりするから、トンデモ科学者扱いされちゃったりするんだろうな...(僕は大好きだけど)。しかも、流行りの「脳」と「勉強法」を取り入れたタイトルだし。というわけで、正直あまり期待しないで読んだのですが、アタリでした。

脳を活かす勉強法
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茂木 健一郎
PHP研究所
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この本では、効率よく勉強するためのポイントが、茂木センセイの経験から、また脳科学(この辺がちょっと怪しいんだけど...)的な観点から、いろいろ紹介されています。中でも僕が気に入ったのは、「『突き抜ける感覚』は絶対クセになる」というのと、「一つひとつの行動に負荷をかける」というもの。前者は、今までできなかったことが、継続的な努力の結果ある日突然できるようになったときの喜びのこと。そして後者は、勉強のときに制限時間を設けて、タイムプレッシャーを掛けるというもの。

僕が新社会人の頃、満員電車に乗るのがいやだったので、毎日定時の30~40分前に会社近くに到着して、カフェで朝飯を食べながら、技術書やビジネス書を読みあさっていました。JavaやDBの入門書も日経新聞もドラッカーも、新社会人の僕には凄く難解でしたが、朝の限られた時間の中で何とか少しでも理解しようと思って、わからないながらも必死で読んでいました。そして、いつの間にか、昔より短時間でそれらの本を理解できるようになってた自分を発見したりして、嬉しく思ったりもしました。この本を読んで、あの頃の勉強の仕方、理解できるようになったときの喜びを、久しぶりに思い出しました。

そういえば最近、そういう負荷やタイムプレッシャーがかかった読書や勉強をしてないなー。昔より楽にいろんな本が読めるようになったのは嬉しいけど、今の自分のレベルを2段階くらい超える、多少「無理め」な本をがんばって読むようことも意識していかないとな、と感じた次第です。

ブログを読めばわかるとおり、茂木センセイは専門だけでなく様々な分野に興味を持っていて、造詣も深いけど、その理由がよくわかる本でした。

企業向けシステムのアプリケーションの中でよく見られる「パターン」をまとめた、Martin Fowlerの名著です。だいぶ前に買ったあと、長らく会社の机の上に放置されていたんですが、何とか読み終えました。

Patterns of Enterprise Application Architecture (Addison Wesley Signature Series)
Martin Fowler
Addison-Wesley Pub (Sd)
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正直、ここで書かれているパターンは、ふつうにシステム開発の仕事をしている人であれば、何度も使った事があるものだったり、「ふーん、まあそういうやり方もあるだろうね」という感じのものだったりします。「なんと!そんな凄いやり方があったのか!」みたいなものは、たぶんありません。たとえば、DTO(Data Transfer Object)とか、Remote Facadeとか、Pessimistic Lockとか。名前を聞いてピンと来なくても、見れば「あ、それのことか」となるはず。

でも、パターンって言うのはそれでよいんです。ある程度の経験がある人が無意識的にやっていることを、名前をつけて整理して、みんなの共通言語にすることで、暗黙知が形式知になり、ベテランも自分の仕事が整理しやすくなるし、何より初心者にとって経験の中からしか学べなかったプロのやり方を学習することが容易になります。

英文法を完璧に理解して、単語をたくさん覚えても、それで自然な英語がしゃべれるわけではないのと同じように、基礎的な知識を身につけたあとは、それを「プロ(ネイティブ)はどういう風に使っているのか」を覚えることが、初心者にとっては大いに助けになるわけです。

コンピュータの世界にはパターンは色々あって、例えばGoFのデザインパターンなんかは凄く有名だけど、多くはプログラミングの世界におけるパターン。それに対し、この本が取り上げているのは、いわゆるSIの世界で作られる中~大規模システムの設計におけるパターンです。プログラミングの世界であれば、OSSのコードを読んだりする事で「プロのやり方」を学べるけど、中~大規模システムの設計って、自分が関わってるもの意外は目にする機会が少ないと思うので、こういうパターン本の意義は凄くあると思います。

エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン (Object Oriented Selection)
マーチン・ファウラー
翔泳社
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日本語訳も出ていますが、Amazonのレビューを読む限りでは、訳がいまいちみたい。

'73年の初版から改訂を続けて、現在第9版。永遠の名著です。そして、これを読んだ僕は、涙を流しながら塩漬け株を処分しました...。

ウォール街のランダム・ウォーカー 株式投資の不滅の真理
バートン マルキール
日本経済新聞出版社
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この本が主張しているのは、「効率的市場理論は(基本的に)普遍の真理だ!」ということ。そして、「それゆえ、お前らは黙ってインデックス・ファンドを買っておけ!」ということです。

効率的市場理論というのは、市場は十分に効率的であり、仮に何らかのアービトラージ(儲けのタネ)があったとしても、それは市場の誰かに一瞬で奪い取られるため、市場で「何とかしてうまいこと儲けよう」ともくろむことは無意味!という理論です。

株のテクニックとしては、チャートの動きに注目したテクニカル分析や、企業の過去や将来の業績をもとに割安な株を探すファンダメンタル分析などがあります。そうした分析を元に儲けている人もいなくはないですが、現実には「長期的に市場平均に勝ち続けられるような理論は存在し得ない」というのが本書の主張です。仮にそうした分析から「確実に儲かる方法」が見つかったとしても、その方法が市場に十分知れ渡ってしまったら、そのアービトラージは瞬間的に価格に織り込まれてしまうからです。「明日値上がりすることが確実な株は、今日中に買われて今日中に値上がりしてしまう。」というわけ。実もふたもないけど、理にかなっていると思いませんか?つまり、誰も知らないインサイダー情報や、誰も使ってない分析テクニックでない限り、その材料はすでに現在の株価に反映されているはず、と言えるのです。

もちろん、筆者も効率的市場理論が完璧に実現しているとは思っていません。たとえば、かつてのインターネットバブルのように、市場はアービトラージを吸収するどころか、どんどん異常な価格帯に驀進させてしまいました。「これがバブルだ」ということはみんな気づいていたんでしょうが、「自分よりももっとバカなやつが後からやってきて、俺が買った株をもっと高い値段で買ってくれるはず」という根拠のない期待から、あのような異常な株高が発生したわけです。もちろん、バカの供給は無限ではないので、バブルは当然はじけたんですが...。このネットバブルの騒動や、これに関連した行動ファイナンス理論についても、今回の改訂で追記されています。本書では、こうした非合理が市場に存在することは確かだけれども、それは効率的市場理論の基本的な正しさを否定するものではないし、少なくともインデックスファンドがもっとも有効な投資手法であることに変わりはない、と主張します。

僕はギャンブルは好きではないし、あまり運用やその勉強に時間をかけたりしたくないし、ものすごい大もうけをしたいとは考えていません。少なくともそんな僕に対しては、この本が掲げる主張は正しいものだと思います。そしてこの本の考え方は、勝間和代さんの「お金は銀行に預けるな」と同じものです。素人は黙ってインデックスファンド!

また、この本の中では「ある一定額の利益による喜びよりも、同額の損失による痛みのほうを重視する」という人間の性向についても説明されていました。こうした性向により、人は損切りができなくなり、ナンピン買いをしてしまったりするわけです。そして、文中の「ホールドするということは、つまりその値段で買うのと同じことだ。」という言葉(あんま正確じゃないけど)を読んで、僕は目が覚めました!あんまり本書の主要なメッセージではないんですが。

いろいろ考えて分析した(つもりの)結果買った後で暴落し、そのまま塩漬けになっていた株を、今日成行で処分しました。結構な損失になりましがた、いいんです(涙)。毎日証券会社のサイトを見て、損失が増えたとか減った(もともと結構な損失なので、大して変わらないんですが)とか、そういうことに頭を悩まさなくていいんですから...。授業料だと思って。

考え方はいろいろだと思いますが、これだけ長い間読み続けられている本です。結構厚い本ですが、基本的な主張は前半部分だけを読めば十分です。資産運用に多少なりとも興味のある人は、読んでみるとよいのではないでしょうか。

元マイクロソフト社長成毛眞さんによる本。読書術についての本...かと思って気軽に読んだら、度肝を抜かれました。

まず副題が『生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!』ときた。ほかにもかなり大胆なメッセージが次々と!

たとえば「趣味は読書。最近読んだ本はハリポタ、セカチュー」という人は、救いようのない低俗な人である。
だが、もし自分の周りに本嫌いの人間がいるのなら、そういう人とはつき合わないほうがいい。足を引っ張るだけで、自分の人生に何ももたらしてくれないからである。
二極化が進んでいるとこれだけ専門家は懸念しているのに、当の二極化の下層にあてはまる日田たちは一向に気にしていない。二極化の話自体を知らないか、自分の生活には影響がないと思っているのだろう。

ホリエモンでももうちょっとオブラートに包んでたんじゃないかと...。

まあここまで大胆な意見ではないにせよ、雑多なジャンルの本を読んで見識を広めることは確実に仕事の役に立つと思うし、話をするのならば本をまったく読まない人よりは本を読む人のほうが楽しいだろうな、とは僕も思います。

肝心の読書術については、この本で語られているのはタイトルどおりというかそれが全て。どちらかというと、成毛さんの読書観+人生観+仕事観についての本だと思って読んだほうがいいかも。

森博嗣のS&Mシリーズ(犀川先生と西之園萌絵が主人公)10冊を先月から読み返していたのですが、先日読み終えました。

森博嗣の読み返し - とりとめもなく日記的雑記

やっぱり面白い。中でも一番の傑作はやはりこれだと思う。トリックもカッコイイし、犀川先生と西之園萌絵のなんだかんだも面白い。そして何よりタイトル(「封印再度」= "Who inside?")が抜群。

封印再度―WHO INSIDE (講談社文庫)
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あと、以前読んだとき(20代前半頃?)は、ヒロインの西之園萌絵にもっと「萌えた」覚えが会ったんだけど、今回読んでみたら、かつての萌えポイントにむしろイラついたりして、自分でも驚いた。彼女の「自由奔放」「行動力」「頭の回転の速さ」が、「他人の迷惑を顧みない我が儘ぶり」「無責任」「プライドの高さ」みたいに見えてきて、「こんな小娘がいたら面倒そうだな~」と感じてしまった。視点がおやじ化してるなー...。

次は四季シリーズ4冊を読む予定。

ナイン・インチ・ネイルズが新作をCCライセンスで完全無料公開 - YAMDAS現更新履歴

素敵だ!

いろんなフォーマットで落とすことができるけど、mp3以外はBitTorrent経由でのダウンロードになります。僕はiPodで聴くのでM4Aをダウンロード中。

読みました。これはいいです!

ハイパフォーマンスWebサイト ―高速サイトを実現する14のルール
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とても感動したので目次をまるっと掲載。

A章 フロントエンドのパフォーマンスの重要性
B章 HTTPの概要
1章 ルール1:HTTPリクエストを減らす
2章 ルール2:CDNを使う
3章 ルール3:Expiresヘッダを設定する
4章 ルール4:コンポーネントをgzipする
5章 ルール5:スタイルシートは先頭に置く
6章 ルール6:スクリプトは最後に置く
7章 ルール7:CSS expressionの使用を控える
8章 ルール8:JavaScriptとCSSは外部ファイル化する
9章 ルール9:DNSルックアップを減らす
10章 ルール10:JavaScriptを縮小化する
11章 ルール11:リダイレクトを避ける
12章 ルール12:スクリプトを重複させない
13章 ルール13:ETagの設定を変更する
14章 ルール14:Ajaxをキャッシュ可能にする
15章 米国トップ10サイトの分析
15.1 ページ容量、応答時間、YSlow評価
15.2 ページ評価の方法
15.3 Amazon
15.4 AOL
15.5 CNN
15.6 eBay
15.7 Google
15.8 MSN
15.9 MySpace
15.10 Wikipedia
15.11 Yahoo!
15.12 YouTube

パフォーマンス関連としては、データベースやアプリケーションなどのチューニングについての本は多くあると思いますが、これはWebサーバー/HTTP/ブラウザ/CSS/JavaScriptなどといったフロント部分でのチューニング技術について解説した本。

薄い本ですが、中身は濃いです。説明されているテクニックは、今すぐ使えそうなものばかり。なんというか、概念的・抽象的すぎず、かといって些末なバッドノウハウすぎず、「その通りにやればばっちり効果が出て、かつあらゆるWebサイトに幅広く活用できそう」な感じがとてもよいです。

さらに、すばらしいのは15章。それまでに説明した様々なテクニックをベースに、米国の有名サイトを採点、さらにそれらのサイトに対してパフォーマンス改善のアドバイスまでをしています。こういう技術書って、読んでは見たものの「説明されてる技術についてはなんとなく理解したんだけど、実際にそれを目の前の仕事にどう活用していけばいいのかわからない」っていうことになっちゃう場合が多いと思うんですが、この15章を読み込めば、自分のWebサイトに対してどんな観点からどんな改善をしていけばいいのかが、よくイメージできるんじゃないでしょうか。

あと、こういうチューニングって、インターネットWebサイトだけじゃなくて、企業向けの業務Webシステムに対してもすごく有効なんじゃないかと思います。支店とか、海外系システムとか、結構ネットワークが細いところも多いし。もちろんアプリやDBのチューニングも大事だけど、UIの使い心地よさにこだわるのなら、こういうところもきっちり抑えておくのは大事なはず。無意識にだとは思うけど、エンドユーザーの評価ってこういうところで大きく変わると思うし。

故城山三郎が、亡き最愛の妻とともに歩んだ人生、そして妻を亡くした悲しみについてつづった文章。もうタイトルだけで泣けそうです。

そうか、もう君はいないのか
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出会いから、夫婦生活における様々なエピソードまでが何気ない文章で描かれています。波瀾万丈の夫婦生活というわけでは決してなく、どちらかというと些細で日常的な出来事が中心。でも、些細で日常的な出来事だからこそ、長い人生のなかで積み重ねてきた二人の愛情や歴史の深さや、城山さんがそれをいかに大切に思っていたかがしみじみ伝わってきます。

奥さんが亡くなった後の気持ちについては、城山さんは比較的淡々と書かれています。ただ、奥さんが亡くなってからご自身が亡くなるまでの間、城山さんがどれほど激しい喪失感に襲われていたかは、城山さんの次女が書かれた後書きを読むと痛いほど伝わってきます。夫婦が歴史を積み重ねていくっていうのはこういうものなのか、ということが少しだけですがわかった気がしました。

してしまった@新宿ジュンク堂。まだ積読がたくさんあるのに...。

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統計は苦手なので...。教科書的なのよりは読みやすいかなと。

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意外と薄くて、ポイントがしぼってある感じ。読みやすそう。

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こっちは結構分厚いけど、コーディングの話に限らず、SOAがらみの話とかもとりあげられていて、読み応えがありそう。

あと、「ビューティフルコード」が大量に(ほんと数十冊単位で)平積みされたのにびびった。そんなにたくさん売れる本だとは思えないけど...。僕もなんとなく読んでみたい気はするんだけど、こういう「コーディング」なのは自分が頑張るべきエリアではないので、見送ることにしました。

ビューティフルコード
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まずはやるべき領域をきちんと頑張ること!逃避厳禁!

昨日、今日とUEFA CL(チャンピオンズリーグ)の準決勝2試合を見ました。マンU対バルサとチェルシー対リバプール。特に今日見た後者の試合は、本当にレベルが高かった。

こういうトップレベルかつ本気のゲームを見ていて思うのは、世界トップレベルのテクニックを持った選手たちが、本当に勤勉に、献身的にプレーしているなあということ。この4チームでも守備をサボってても許されるのは、C・ロナウドくらいじゃなかろうか?同じマンUでいうと、テベスやルーニーは「悪童」のイメージがあるけど、とても献身的に守備をするし。パク・チソンについては言わずもがな。

ヨーロッパのサッカー中継では、よく各選手が試合中に走った距離が画面に表示されるんだけど、中盤の選手なんかはだいたい12~13kmくらい走っている。Jリーグ中継でこういう数字が出るのかどうか知らないんだけど、日本の選手はどれくらい走っているんだろう?少なくとも代表の試合を見る限りは、日本人選手の走る量は格段に少ないんじゃないかと思う。これは、必死さ・勤勉さの問題とスタミナの問題とがあるわけだけど、アフリカ系選手の身体能力や南米系選手のテクニックに比べれば、「走る」ことはアジア系の選手が世界と戦う上でもっとも「なんとかなる」部分なはず。とりあえず、CL準決勝2試合で一番走っていたのは、そしてそれによって最もチームに貢献するプレーをしていたのは、マンUの韓国人、パク・チソンだった。

オシムは「なぜ海外に行くのか?Jリーグというすばらしいリーグが日本にあるのに」と言ったけど、僕はこれには反対。日本にいればチームの王様になれるくらいのハイレベルな選手にこそ、海外のトップレベルでコレクティブなサッカーの歯車になることをチャレンジしてほしいと僕は思います。バラックだってそのためにドイツを飛び出したんだし。「バラック」が「ドイツ」を飛び出したんだぞ!イギリスでは王様になれないことを知りながら。

そういう意味で、日本での約束された将来をなげうった長谷部や本田の海外挑戦は、本当に応援したい!がんばれー。

英語を話していて、「久しぶりに」ということを言いたいのに上手く表現できずに口ごもってしまうことが良くあります。たとえば、"I met the old friend......もごもご(久しぶりに)"。

英辞郎で調べると、「久しぶりに」の訳として"after a long interval"とか"for the first time in a long while"っていう表現があるけど、なんか不自然な気がする。

"It's been a long while since I met the old friend before."とか、"I hadn't met the old friend for a long time."とか言えると「英語っぽい」んだけど、"I met the old friend......"と言ってしまった時点で手遅れになってるわけで、この辺がまだまだ修行不足ということですね。

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