主人公は私生活に問題を抱えながら、会社や家族に秘密でネットトレーディングで大金を稼ぎ出すサラリーマン。家庭が崩壊していくのと並行して、株取引を通じて少しずつ裏の世界に引き寄せられ、人生を賭けた大勝負に導かれてゆく...、という話。400ページ超のそれなりに長い小説ですが、すごく面白くて一気読みでした。
株をメインテーマにした小説ですが、デイトレーディングに関するのマニアックな話はあまり出てきません。でも、株に関わるいろんな人種や、お金(損と儲けの両方)によって、人が変わってしまったり、人生を狂わされてしまう様子が、さまざまな形で描かれています。また、これはあくまでフィクションですが、こういういかがわしい世界というのは現実の金融の世界にもあるんだろうなあと、しみじみ思わせてくれるようなリアルさもあります。そういう意味で、実際に株とかデイトレードをしてる人(しようとしてる人)にとっても、よい教訓に満ちた小説なんじゃないかと思います。
それにしてもこの著者、「サイコメトラーEIJI」や「クニミツの政」の原作や、「近代知少年の事件簿」のノベルスを書いたりしてた人なんですね。とても驚きました。

「サイコメトラーEIJI」なつかしー。
ところで、出張はどちらへ?
EIJIはかなり好きでした。サイコメトリーごっこ、よくやったなあ(20歳頃)。
出張はRaleigh@U.S.です。日本の祝日とかをうまく活用して、帰りにWashington D.C.に寄ってミニ観光してくる予定です。