お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

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効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」の勝間和代さんによる、資産運用の入門書。

お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間 和代
光文社 (2007/11/16)
売り上げランキング: 28

なかなか感じのよい本でした。「FXで儲ける」とか「資産を10倍に」みたいな本が書店に堂々と並べられている中、とても冷静に、現実的な資産運用に対する考え方を説いています。

僕は、常々「素人があれこれがんばっても、プロには絶対にかなわない」「仮に儲かったとしても、それは方法が正しかったわけではなく、たまたま儲かっただけ(ただし、方法が悪ければ必ず損する)」と思っているのですが、勝間さんの考えも基本的に同じなようです。

勝間さんが基本的に勧めるのは、投資信託の積み立て投資です。一方、個人が少額な資産を運用するのには、個別株はリスクが高すぎて向かないといいます。

逆に元も危険なパターンは、30万~50万円くらいの予算を使って、自分で株を選んで投資したり、デイ・トレードをしたりするケースです。これは、プロの鉄火場に素人がお札を持ってノコノコと訪れるようなものですから、高い確率でその資金を失うことになるでしょう。

この文章には、自分の過去の失敗を思い出して苦笑せざるをえませんw

この本で紹介されているのは、毎月3~5万円を国内株式・海外株式・国内債権・海外債権の4つの投資信託に1万円ずつくらい分散投資していくという方法です。いろんなバリエーションに沿って、年率何%で何年回すと、何年後にいくらになる、というような様々なシミュレーションデータを紹介していたりします。

また、勝間さんは住宅ローン(つまり分譲住宅)にも懐疑的。住宅を不動産投資として考えた場合、一般人が何千万円もの投資をたった一つの不動産に投資することになるわけですから、これは相当なリスクですよね。

もし不動産の値上がり益を享受したいのであれば、賃貸住宅に住みながらREITを買った方が、特定の家屋に高い税金を払って投資するよりはずっと安全です。

というのは、もう本当にその通りだと思います。日本人の多くは株も外貨預金もしていないにもかかわらず、「マイホーム」や「マンション」という名目で不動産投資にだけは何千万ものお金をつぎ込んでいるという現状は、本当に不思議だなーと思います。別に投資という意識はなかったとしても、現実問題としてリスクはあるわけですからね。

正直「初心者向けすぎる」内容もありましたが、考え方をリセットするよい機会になりました。ここしばらく投資の世界からは遠ざかっていましたが、コツコツ積み立て分散投資で出直そうかと思います。

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