三島由紀夫の代表作2つを、久しぶりに読み返しました。どちらもたぶん学生の頃に読んだはずなのですが、ほとんどストーリーも思い出せないくらいでした。
僕は三島由紀夫や日本文学自体についてほとんどまともな知識が無いので、的外れな意見かもしれませんが、どちらも三島自身の「強烈なコンプレックス故の美や破滅や倒錯へのあこがれ」というイメージがよく現れた話でした。良くできた小説だとは思いますが、どちらかというと三島由紀夫というキャラクターの方が小説よりも勝っている感じ。
そして今、同じ三島由紀夫の4部作小説「豊饒の海」を読んでいます。
第1部「春の雪」が妻夫木聡や竹内結子によって映画化されましたが、総じて「金閣寺」「潮騒」ほどメジャーではないこの作品。僕は今第2部「奔馬」を読んでいて、「今のところ」の感想なのですが、これはすごい。まさに小説の中の小説。天才が人生の総決算として書いた小説にふさわしい重厚さです。カラマーゾフなんか目じゃない。読み終わったら、また感想を書きます。

