とりあえず読んでみました。
実際の所、公園で寝泊まりしたり、段ボールを食べたりなど、彼がテレビでよく話してるような「ホームレスネタ」は、この本のほんの一部。ほとんどは、貧乏暮らしの中で彼ら兄弟を支えてくれた周囲の人々や、子供の頃に亡くなった母親、そして(有名な「解散!」という台詞を言った)父親に対する感謝の気持ちについて書いた言葉です。
もちろん、プロの文筆家ではないお笑い芸人が初めて書いた本なので、名作文学という訳では決してありません。読みにくい箇所や、「いい話なんだから、もうちょっと上手に書いてくれれば…」という所も、いくつかありました。でも、読み終わった後でも心の中に残るものは、確実にあります。常に亡くなった母親への気持ちを胸に生きている姿や、実質的に自分たち兄弟を「捨てた」父親について「全く恨んでいない」「親孝行したいから帰ってきて欲しい(実際再会されたそうですね)」という著者の言葉には、僕自身にも間違いなく影響を及ぼしてくれました。そういう意味で、読んで損はない本だと思います。
