いわゆる「数学読み物」ではなくて、100%の「数学」の本です。
オイラーの贈物―人類の至宝eiπ=-1を学ぶ (ちくま学芸文庫)
posted with amazlet on 07.11.05
吉田 武
筑摩書房 (2001/11)
売り上げランキング: 31739
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蛇足のようになりますが
吉田武の贈物
数学が気になっている方に。一生つきあえる本。中身は数学の教科書と変わりません。ひたすら式の導出が果てしなく続きます。自然数の定義から始まって、300ページ以上をかけて、オイラーの公式、そしてフーリエ級数の導出まで、めくるめく数学世界が展開されていきます。それにしても、オイラーの公式っていうのは、ほんとにあらゆる分野の数学的知識をそのベースにしているんですねえ。すごい。
僕は、オイラーの公式の導出まではなんとかついていけたんですが、その後のフーリエ級数の導出の所は、正直言って追いかけきれませんでした。うーん、物理系の本を読んでるときには「大学生の頃ピンとこなかったことが、今は何となくわかるぞ!」と思えることが時々あるんですが、今回はそうはいきませんでした。無念。
正直言って、誰にでも読める本ではないと思いますが、少しでも数学に興味でもある人は、手元に置いておく価値のある本だと思います。「オイラーの公式の導出なんて、何も見なくてもできるよ」という人ならともかく、僕のように「大学で何も勉強せずに何となく卒業しちゃった」くらいの数学レベルの人なら、一生かけてしゃぶりつくせるくらいのうま味がつまっています。それは、この本のすばらしさというより(それもあるけど)、数学そのもののすばらしさです。
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