懐かしのシドニィ・シェルダン。
Warner Books (1996/09)
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遺産をめぐる
やさしい英文で楽しめました。
少し物足りないかな「ゲームの達人」とか「真夜中は別の顔」とかが「超訳」で出版されて大流行したのは、20年近く前、僕が中学生の頃でした。この本も「遺産」というタイトルで1997年に日本語訳が出版されているようです。
大富豪ハリー・スタンフォードが、ヨットから転落して突然の死を遂げる。父親を憎んでいた3人の子供は、莫大な遺産の相続を期待して大喜び。そこに、かつてハリー・スタンフォードが子供たちの家庭教師に生ませた女性が突如現れて…、というストーリー。遺産相続争いに、だましあいや殺人が絡み合って、まさにシドニィ・シェルダン節という感じです。きっとこの人の本は全部こんな感じなんだろうな…。
何はともあれ声を大にして言いたいのは、「シドニィ・シェルダンの本は英語の勉強に最適!」ということです。今まで英語の本を読んだことが無い人は、ここから始めるのが絶対に良いと思います。たぶん、TOEICで600点くらいあれば、なんとか読めるんじゃないかと。
なぜ読みやすいかというと、まずは使われている単語や慣用句がそんなに難しくない。ノンフィクションや気取った純文学には、簡単な事を回りくどい凝った言い回しで表現したりするものがありますが、シドニィ・シェルダン本はその辺ストレートです。そして、ストーリー展開がシンプル。時間が前後したり、視点があちこち変わったりすることが無いので、ストーリーの流れを見失う心配がありません。さらに一番大事なのが、「(そこそこ)面白い」ということ。もちろん大きな感動を呼ぶ文学作品というわけでは決して無いですが、スピーディーな展開のおかげで、飽きずに読むことができます。
「自分には英語のペーパーバックなんて無理」と思っている人は、まずここから挑戦するとよいです。「意外と読めるじゃん、俺!」って思えますよー、きっと。

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