2007年10月アーカイブ

特に職場関係での「困った人たち」との付き合い方について、「困った人たち」をいろんなパターンにカテゴライズして分析した本。日本語訳『「困った人たち」とのつきあい方 (河出文庫)』も出ています。

Coping With Difficult People
Coping With Difficult People
posted with amazlet on 07.10.28
Robert M. Bramson
Dell Pub Co (1988/10/01)
売り上げランキング: 80537
おすすめ度の平均: 5.0
5 relief. nay, SALVATION!
5 SALVATION!
5 たくさんの困った人たちに思わず笑っちゃいます。

この本の8割を占める「いろんなパターンの困った人たちの分析」は、正直言ってそんなに面白い話だとは思いませんでした。「パターンに当てはめて認識することで、彼ら/彼女らを冷静に一歩離れた位置から見ることができる」という筆者の言葉は、その通りだと思いますが。それに、自分の中の「困った人」成分を自覚するという意味でも、いい教材だと思います。

ただそれより、この本の一番のポイントは最後の方に出てきたこの言葉だと思います。

"STOP HOPING THEY WERE DIFFERENT."

肝に銘じておかねば…。

なおこの本の英語レベルですが、メチャクチャ難しかったです。ひとつひとつの文章が長い上に、できればカンマがついていて欲しいところについていなかったり、逆に文章の途中でカンマを使って別の文章が挿入されていたりして、さらーっと読んでいると、文の意味がなかなかつかめません。

僕の場合、カンマに文の真ん中挿入された別の文を読んでいると、本来の文の主語や動詞がなんだったか、肯定文だったのか否定文だったのか、きちんと意識して覚えておかないと思い出せないんですよね。英語と日本語の語順の違いの問題だと思うんですが、この辺は英語の文章を読むことにもっとなれていくしかないんでしょうねー。

昨日夜に録画してあった、プレミアリーグのリバプール対アーセナル戦を観る。

序盤にジェラードがFKで先制点を取ったものの、その後アーセナルが攻め続け、終盤にセスク・ファブレガスが同点ゴール。そのまま引き分けとなりました。

◆ Football Kingdom ◆ リバプール劇場 第3話 / リバプールvsアーセナル 【プレミアリーグ07/08】

すごかった!今年のベストゲームです。

アーセナルの展開スピードが、もう異常です。ワンタッチ、ツータッチでのボール回し、パスのスピードは「シュートか!」っていう位速く、でもそれを正確にコントロールするトラップなどの基礎技術。考えてプレーしてるっていうよりは、もう延髄反射でどんどんボールと人間が動いていく感じ。考えてたらあのスピードは無理でしょ?

ホームのリバプールのディフェンスがとてもよくて、高い位置からどんどんプレスをかけていくんだけど、それでもアーセナルは一歩も引かずに、どんどん狭いところ狭いところにボールを放り込んでいきます。リバプールもボールを奪えば一気にカウンター発動で、まさにオープンガードの打ち合いという感じ。しかも、それを90分続けるんだからビビります。

今もっとも面白いサッカーをしているのはマンUだと個人的に思うんだけど、こっちはC・ロナウドとルーニーという圧倒的なタレントによるもの。それに比べると(比較的)小粒揃いのアーセナルですが、この連動力・展開力・個人技・スピードはほんとにすごいです。

ボールと人間がどんどん動いて、ボールを持っている人を後ろから次々に追い越していくスタイルは、まさにオシムジャパンが目指しているものだとは思うんですが、これだけモノの違いを見せつけられると、何とも切ない気分になってきますね…。

ウォルコットにせよ、セスク・ファブレガスにせよ、どうしてヨーロッパにはこういう選手が現れるんでしょう?日本にも実は同じくらいのポテンシャルを持っている選手が眠っているのか、サッカーに関する歴史や文化に差がありすぎて、日本にはこうした選手が生まれる土壌がそもそも無いのか…。

早くこの舞台で、世界のトップクラスと堂々と渡り合える日本人選手がみたいです!なんかすごいのが出てこないかなー。

何にせよ、今一番熱いのはプレミアリーグだと思います。アーセナル対マンUが待ち遠しい…。

たまたま神保町に行ったら、「神田古本まつり」というイベントの真っ最中でした。

BOOK TOWN じんぼう - イベント情報 [ 第48回 東京名物 神田古本まつり 開催 ]

いろんな古本屋さんが露天(もちろん売っているのは古本ですが)を出しています。なかなかいい雰囲気でした。

その後、本来の目的地である書泉グランデという本屋さんへ。

この本屋、すごく好きです。建物はぼろいし、あまり広くないんだけど、なぜかいろんな本を「買いたい!」という気分になるのです。それが、実際に僕好みの品揃えだからなのか、店の雰囲気のせいなのかはよく分かりません。この本屋に入ると、なんだか「大学構内の生協の本屋」とか「大学生だった頃の自分」を思い出します。

他に好きな本屋というと、つい先日閉店してしまった渋谷ブックファーストがありました。でもこの2つのお店は雰囲気がだいぶ違っていて、書泉グランデが「世の中には、俺がまだ読んでない、知的で奥深い本の世界がこんなにあるのか!」という感じで、一方渋谷ブックファーストは「世の中には、俺がまだ読んでない、刺激的で面白そうな本の世界がこんなにあるのか!」という感じ。

渋谷ブックファーストが閉店してしまった代わりに、同じく渋谷にもう少し小さなブックファーストができたそうですが、そっちにはまだ行っていません。こっちもいい雰囲気だといいなー。

仕事の話です。コンピュータの話です。「うまく動かない!」と今週ずーっと悩んでいた問題が、製品のパッチ適用で解決しました。

合計20時間くらいは試行錯誤した気がするなー。疲れた。まぁ、パッチ適用なんてとりあえず最初にやれよという話なんだけど、コーディングとか設定とかにいまいち自信が無かったので、色々手を動かしてしまった。

==以下、ごく一部の方々のご参考までに==

WebSphere Application Server V6.0からJMSでWebSphere MQにアクセスするには、fixpackの6.0.2.5以降が必要です。JCAのサポートがこのバージョンかららしいのです。古いバージョン(6.0.0.x)でも、管理画面を見てる限りでは問題なく利用できそうに見えてしまうところが罪作り…。

IBM - Support Statement for JCA

新しいGT-R、なかなかステキ!

日産:GT-R ホーム

一番スタンダードなモデルでも777万円かー。走り屋御用達じゃなくて、911とかに対抗できる「高級スポーツカー」なジャンルを狙ってるのかしら。

でもFlash全開なこのサイトは、ちょっといただけないな…。

村上春樹の新作エッセイ。テーマは走ること。村上さんのマラソン好きはとても有名で、今までもエッセイの中で走ることについての話題は多くあったのですが、この本ではそれがメインテーマとなっています。

走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹
文藝春秋 (2007/10/12)
売り上げランキング: 8
おすすめ度の平均: 4.5
5 同じ時代に 走ってくれている ありがたさ
5 書くことと走ることの同時性
5 Lovin' Spoonfulが聴きたくなる

とは言っても、単にジョギングマニアが自分のジョギング生活について語った本というわけでは決して無く、村上さんの生活の中で大きな時間を占め、大きな意味を持つ「走ること」を通じて、彼自身の作家としての、そして人間としての有り様をあぶり出す、というのがこの本です。それは、『走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、創作の秘密、そして「僕という人間について正直に」、初めて正面から、綴った画期的書下ろし作品です。』というコピーの通り。

そして、彼が「走ること」を通して自分について語っている多くのことのうち、特に印象的だったのは「老い」について彼がしばしば言及していることです。

村上さんのエッセイ(小説ではなく)を読んでいると、軽快でユーモア混じりの文体は彼が30代の頃から変わらないのでなんとなく忘れてしまいがちなのですが、1949年生まれの村上さんは、もう50代後半です。マラソンも、以前より熱心にトレーニングして、以前より丁寧に準備をしても、以前よりも少しずつタイムが落ちてきているのが現状なのだとか。でも、村上さんはそうした「老い」をとても静かに受け入れているようです。

かつて20代から30代の頃の村上さんは、そして当時の村上さんの小説の主人公たちは、彼らが10代だったころの60年代にあってすでに失われてしまった「何か」について、度々口にしていました。陳腐な言葉で言うと、「大人になる」というステージです。彼らの気持ちは、高校生の僕にはあまり理解できませんでしたが、今はよく分かります。

そして今、村上さんは「老い」の領域に少しずつ近づいていっています。村上さんが「老人」になるというのはあまり想像がつかないし、最近は60代くらいでは「老人」と呼ぶのもはばかられる位元気な人がほとんどですが、それでもそれは少しずつ村上さんに近づきつつあるわけで…。その時に彼がどんな小説を書くのか、とても楽しみですが、正直言うと「がっかりさせられてしまうんじゃないか」という怖さもありますが。

海外のインタビューでは、石原慎太郎をはじめとする日本の右傾化について危惧を持っていて、今後の作品の中にそうしたメッセージを盛り込んでいく、なんて言う話もしていました。ファンなら誰でも色々と想いはあるでしょうが、何にせよもう鼠や羊男を書いていた頃の村上さんでは無いのですよね。いずれにせよ、早く次の小説が読みたい!!です。

本全体から、彼のストイックな人柄がひしひしと伝わってきます。ファンは必読。

「ラグランジュ・ポイント」っていう言葉がファーストガンダムの中でスペースコロニーと結びつけられて登場してたのは、なんとなく記憶の片隅にあったんだけど、そもそも「ラグランジュ・ポイント」ってのが何なのか全然知らなくて、きっとスペースコロニーってのは静止衛星軌道に設置するものなんだろうなと、勝手にイメージしてました。

ラグランジュ点 - Wikipedia

なるほど、月と地球との三体問題なのかー。

会社の先輩が実は天文学のPh.Dだったことが判明し、「何の研究してたんすか?アホでもわかるように教えてください。」と聞いたら、「ガンダムにも出てきたラグランジュ・ポイントとか」という答えが返ってきて、調べてみた次第。

最近、某製造業のお客さんのプロジェクトに、技術支援として参画しています。

そこで、今までシングル構成だったWebアプリケーション・サーバーを、(具体的にはWebSphere Application ServerのNetwork Deploymentという製品を使って)負荷分散構成にするにあたり、アプリケーションのアーキテクチャー上問題が無いかという検証をしているのですが、これが問題ありあり。

シングルサーバー構成だったときには露見しなかったアーキテクチャー上の問題、特にトランザクション設計の不備が、並列処理になることによって、これでもかというばかりに露見しています。

本来1トランザクションで処理すべき処理のUOWが複数に分割されていたり、本来独立しているはずの処理が何となく1トランザクションで処理されていたり。

普通のメソッド呼び出しのような感じで、EJBを起動していたりするから、本来は独立しているはずの100件のデータをまとめて引数としてEJBに渡し、そこで100件の処理が1トランザクションとして起動しちゃうような設計になってたりするんですよね。

なお、近頃「トランザクション」という言葉がすごくいろんな意味で使われていますが、ここで言っている「トランザクション」は、分離不可能な一連の処理のことです。単なるWebのアクセスのことじゃないです。

トランザクション処理 - Wikipedia

この辺のエンタープライズ固有の所は、@ITとかWEB+DB PRESSとかそういうところにはほとんど出てこないので、勉強するのが大変です。前から気になっているこの本、一度は読んでみるべきなのか・・・。

トランザクション処理〈上〉―概念と技法
ジム グレイ アンドレアス ロイター Jim Gray Andreas Reuter 喜連川 優
日経BP社 (2001/10)
売り上げランキング: 212964

最初ここのシステム構成の説明を受けたとき、「いまどきEJB?」と(正直)思ってしまったんですけど、やってみるとかなり勉強になります。

「ルーツ飲んでゴー」のポスターやWebサイトに載ってる「つぶやき」が結構おもしろいです。

今まで見た中で、個人的なお気に入りはこの2つ。

「今年の思い出がまだ無い」

やべw

「ハチ公前が満員で結局電話」

あるw

「ウェブ進化論」みたいにとことんポジティブにインターネットを語った本ではなく、またアンチインターネットな人がインターネットの脅威について嫌悪感を持って語った本でもなく、インターネットという場を通して見えてくる「現代社会」について語った本、であると感じました。そこがよかった。

フラット革命
フラット革命
posted with amazlet on 07.10.15
佐々木 俊尚
講談社 (2007/08/07)
売り上げランキング: 1935
おすすめ度の平均: 4.0
4 ウェブが変える現実
4 インターネットがつくるフラットな空間
5 ネットにとどまらない視野

取り上げられるテーマは、出会い系にハマる人、素人によるジャーナリズムや実名・匿名問題、セレンディピティによるソーシャル・ネットワーキング上での人のつながり、有名ブロガーが元オウム信者だったという「ことのは事件」などなど、多岐にわたります。

これらのテーマの中で、僕が特に興味があるのは「実名・匿名問題」。この本では、著者はどちらかというと「匿名擁護派」のようです。その理由として「実名でないハンドルネームでも、長く活動を続けていれば一つの人格として認知され、実名とほとんど変わらない意味をもつ」ということ、そして「不正の告発や、悩みを抱えている人の相談・告白など、匿名だからこそ発信される情報がある」ということが挙げられています。僕は、どちらかというと「匿名反対派」の人間です。先ほどの匿名擁護の根拠については、まず前者は「匿名の方がよい理由」ではなく「匿名でもよい理由」だと思うので、あまり重要ではない気がします。後者は、確かに匿名のメリットですね。これについては、仮に将来的にインターネット接続が完全に匿名で無くなっても(まぁ、今でも完全に匿名なんていうことはありえませんが)、何らかの手段で保障されるべきことだと思います。

それでもやはり、匿名ゆえにあまりにも簡単に情報の暴力がふるわれてしまう現状は、なんらかの規制を必要としているのではないかと思います。もちろんそうした悪意あるユーザーは全体の一部でしかないのも事実でしょうが、そうしたユーザーが一カ所に集まり、ひとたび「調子に乗って」しまえば、一人の人の人生を破壊するくらいのことは簡単にできてしまいます(実際、そういう事件を時々見かけます)。

梅田さんは、インターネットに満ちあふれる悪意について、それでも「49対51で正義が勝つ」と言っていました。仮にそれが事実だったして、僕は「49対51」の戦いというのは、あまりに犠牲が大きすぎる、とても「勝ち」とは言えない戦いだと思います。仮に「10対90」で勝ったとしても、つまりインターネットのせいで不幸になった人が10人いるのに対して幸せになった人が90人いるとしても、それはテクノロジーというか社会インフラとして未熟すぎるものじゃないかなー、と感じます。梅田さんや世間で「アルファ・ブロガー」と呼ばれる人たちは、インターネット上で匿名の人から罵倒されることに耐性がほんとに強くて、心の底から「すごいなー」と感心してしまうのですが、僕だったらとても無理です。たぶん、世間の99%の人は、匿名の人から罵倒されながらも「結果としていい議論ができればいいよね」なんていう風には思えないんじゃないかと思います。

で、だから「インターネットはだめだ」という訳ではもちろんありません。きっと、今まで封建制とか家族とか軍隊とか終身雇用とか、それらの社会システムはそのシステムを支えつつそこで暮らす人を(そこそこ)幸せにする倫理規範を持っていたんですが、インターネットにはまだそのシステムに見合った倫理規範が確立されていないだけなんだろうと思います。未熟な上に気の早い人たちは、ルール無用の新しい世界で好き放題遊び回るし、新しいシステムを理解できずに古いシステムに固執する人は、古いシステムの倫理規範で新しいシステムを罵倒したりする、というのが現状ではないでしょうか。たぶん、社会システムが変化していく時にはいつの時代も起きてきたことのような気がします。

この本の「フラット革命」というタイトルを見たときに、「The world is flat.」の「フラット」、つまり場所・時間・権威・言語などが人を隔てていた壁がなくなりつつある、という意味のことについて語っているのかと思いました。もちろんそういう意味もあるとは思うのですが、本書を読んだ後に僕が「フラット」という言葉から感じるのは、何も無いだだっぴろい平原です。倫理規範の無い、何をするのも自由な空間。これをどう使いこなしていくかは、今後10年や20年で世界が直面する、社会学上のすごく重要なチャレンジではないかと思います。

アーサー・C・クラークの名作SF。原題は「Childhood's End」。TM Networkのアルバムのタイトルにもなっていましたねー。懐かしい。

地球幼年期の終わり
地球幼年期の終わり
posted with amazlet on 07.10.14
アーサー・C・クラーク 沼沢 洽治
東京創元社 (1969/04)
売り上げランキング: 170923
おすすめ度の平均: 5.0
5 巨匠の傑作
4 ぜひ読んでみて。
5 傑作だあ~

時代は冷戦時代、アメリカとソ連のどちらが先に月へ宇宙船を送ることができるかを争っている最中、突然宇宙船の船団が地球上空に現れた…という話。なんと1953年、昭和28年の作品です。

50年以上前の話ですが、何とも言えずリアルです。何がリアルなのかというと、突然現れた宇宙人に対する人類の反応。

何をするでもなく、ただ単に空に宇宙船を浮かべているだけの宇宙人。最初は畏怖したり、盲信したり、反抗しようとしたりと色々な反応をする人類ですが、最終的には見せつけられた圧倒的な科学力の差の前に、今までの地球上での諍いの無意味さを悟ります。戦争は無くなり、犯罪も減少、宇宙開発以外の科学技術も発展し、人はかつてほど働く必要はなく、芸術や余暇、スポーツに時間を使うようになり…。

そして、予想もしなかった変化が人類に現れ始め、地球がその「幼年期」を終えていくわけですが…。そこから先は、読んでみてのお楽しみです。とりあえず、ラストに向かっていく最後の数十ページの展開は圧倒的です。これはもうSFという枠を越えて、一大文学大作です。ほんとに。

全く古さを感じさせず、刺激的な小説でした。読んでないヒトは必読!

懐かしのシドニィ・シェルダン。

Morning, Noon & Night
Morning, Noon & Night
posted with amazlet on 07.10.13
Sidney Sheldon
Warner Books (1996/09)
売り上げランキング: 7905
おすすめ度の平均: 4.5
5 遺産をめぐる
4 やさしい英文で楽しめました。
4 少し物足りないかな

「ゲームの達人」とか「真夜中は別の顔」とかが「超訳」で出版されて大流行したのは、20年近く前、僕が中学生の頃でした。この本も「遺産」というタイトルで1997年に日本語訳が出版されているようです。

大富豪ハリー・スタンフォードが、ヨットから転落して突然の死を遂げる。父親を憎んでいた3人の子供は、莫大な遺産の相続を期待して大喜び。そこに、かつてハリー・スタンフォードが子供たちの家庭教師に生ませた女性が突如現れて…、というストーリー。遺産相続争いに、だましあいや殺人が絡み合って、まさにシドニィ・シェルダン節という感じです。きっとこの人の本は全部こんな感じなんだろうな…。

何はともあれ声を大にして言いたいのは、「シドニィ・シェルダンの本は英語の勉強に最適!」ということです。今まで英語の本を読んだことが無い人は、ここから始めるのが絶対に良いと思います。たぶん、TOEICで600点くらいあれば、なんとか読めるんじゃないかと。

なぜ読みやすいかというと、まずは使われている単語や慣用句がそんなに難しくない。ノンフィクションや気取った純文学には、簡単な事を回りくどい凝った言い回しで表現したりするものがありますが、シドニィ・シェルダン本はその辺ストレートです。そして、ストーリー展開がシンプル。時間が前後したり、視点があちこち変わったりすることが無いので、ストーリーの流れを見失う心配がありません。さらに一番大事なのが、「(そこそこ)面白い」ということ。もちろん大きな感動を呼ぶ文学作品というわけでは決して無いですが、スピーディーな展開のおかげで、飽きずに読むことができます。

「自分には英語のペーパーバックなんて無理」と思っている人は、まずここから挑戦するとよいです。「意外と読めるじゃん、俺!」って思えますよー、きっと。

今日は名古屋で大学のOB会(というか同窓会というか飲み会)だったんですが、風邪を引いてしまい出席できませんでした。

夜、家でうどんをずるずるすすっていたら、騒がしい飲み会会場から電話がかかってきて、友人が入れ替わり立ち代り下らない話をしてくれました。

こういうのはほんとにうれしいです。みんなありがとう。

Windowsのタスクバー(画面下にあって、タスクトレイとかスタートボタンがあるところ)を画面上部に移動させてる人をたまに見かけるけど、なんとなくそういう人って「週間アスキー大好き」「ガジェット大好き」「プログラムとかは書かない」人というイメージがあった(われながらものすごい偏見だ…)んですが、「タスクバーを上に置くと、マウスや視線の移動量が少なくなる」というのを見て「なるほど」と思い、今試験的にタスクバーを画面上部に移動中です。

うーん、確かに言われてみると、ほとんどのアプリケーションでは、ウィンドウ上でマウス操作するのも、眼で見るのも、画面の下半分よりは上半分のほうが圧倒的に多い感じ。そう考えると、タスクバー上配置はUI設計としては合理的なのかも。

時計を見ようとしたときなんかにふと画面右下に眼をやってしまうのは、きっと慣れの問題でしょう。もう少し試してみたいと思います。

パリス・ヒルトンが聖書とともに監獄に持って行ったことでも有名な自己啓発本「The Secret」。世界的な大ブームになっているとのことで、前々から気にはなっていたのですが、僕の英語の先生(自己啓発本大好き)があまりにも大絶賛で、いつもはおすすめ本があると僕に貸してくれる彼女が、「これは買っとけ!」というので、勢い余って(つまりビールを飲みながらAmazonで)買ってしまいました。

The Secret
The Secret
posted with amazlet on 07.10.07
Rhonda Byrne
Simon & Schuster (2006/11)
売り上げランキング: 133

自己啓発本には「心理学的」とか「Life Hacks的」とか「モチベーション・アップ的」とか色々カラーがありますが、他のメジャーな自己啓発本と比べると、この本は「スピリチュアル的」なものらしいです。「信じるものは救われる」って感じでしょうか。

早く読みたいんですが、いかんせん積ん読がたまり気味…。頑張ろう。

もうすぐ日本語版(ザ・シークレット)も出るみたいですね。

今日は仕事でスキル不足のあまり恥をかいたので、ビールの勢いも手伝って、憂さ晴らしに以前から読まねばと思っていた技術書を、Amazonで衝動買い。

Enterprise Integration Patterns: Designing, Building, and Deploying Messaging Solutions (Addison Wesley Signature Series)
Gregor Hohpe Bobby Woolf Kyle Brown Conrad F. D Cruz Martin Fowler Sean Neville Michael J. Rettig Jonathan Simon
Addison-Wesley Pub (Sd) (2003/10/10)
売り上げランキング: 28945
Patterns of Enterprise Application Architecture (Addison Wesley Signature Series)
Martin Fowler David Rice Matthew Foemmel Edward Hieatt Robert Mee Randy Stafford
Addison-Wesley Pub (Sd) (2002/11/05)
売り上げランキング: 14483

後者の方は日本語訳の購入も考えたんだけど、Amazonの書評を見ると訳が相当読みづらいらしいので、原著を購入。決してかっこつけたわけではありません!

机の上の飾りにならないよう、きっちり読まねば。

調べ物をしてた時に発見。

IBM WSDD | 使ってみたくなるEJB - 第2回 - Japan

エンジニアたる者、「自動的に」という説明を読んだら「勝手に」と読み替えて、その裏で何が起こるのかを確認する心構えが必要だと思います。「自動的に」というのはとても耳あたりのよい言葉ではあるのですが、お客様に「自動的に」とご説明する時には、裏で何が起こるのかを必要な範囲で理解してからするべきだと思うのですが、いかがでしょうか・・・?

うむー。名言だ。

一般向けの心理学入門書で、とても有名な本です。

Emotional Intelligence
Emotional Intelligence
posted with amazlet on 07.09.30
Daniel Goleman
Bantam Dell Pub Group (P) (2005/09/27)
売り上げランキング: 8358

もっと自己啓発とかビジネス書みたいなノリかと思っていたら、心理学、しかも神経心理学寄りな内容で、少し意外でした。

この本の主張することろは、IQ(知能指数)が及ぼす影響は、人生における精神的な満足感は言うに及ばず、経済的な成功や、学校での成績においても限定的である、ということです。代わりに重要になるのが、自分の感情を理解しコントロールする能力、つまりEmotioanl intelligenceです。

面白かったのが、Emotioanl hijackingという考え方。我々は、自分の存在(心理的なものも含む)を脅かすような事柄に出会うと、怒ったり、恐れたり、不安を感じたりします。これは、太古の昔からあまり進化していない、脳の中核部分による感情です。こうした感情は、体を緊張させたり、気分を高ぶらせて神経を過敏にしたりします。これは、草原で獲物を刈ったりしていた時代においてはある程度理にかなっていたのかもしれませんが、21世紀の現代に合致しているとは言い難いものです。にもかかわらず、我々はついついこうした衝動に、思考や行動をhijackされてしまいがちです。

大事なのはmeta-congition(メタ認識)。つまり、「いま自分はどんな気分か?」を認識すること。そして、その気分がどこから生じたものであるかを考えること。これができれば、大体の情緒的問題は解決できるんじゃないかと感じました。

それにしても僕がつくづく思うのは、もっと学校でこうした心理学的な知識を子供たちに教えるべきなのではないかということです。実際この本でも、学校でのEmotioanl intelligence教育の重要性に、多くのページが割かれています。僕が子供の頃に「道徳」という授業がありましたが(まだあるのかな?)、これは本当に意味のないものでした。なぜなら、道徳の授業は「大人が考える『子供はこうあるべし』という姿を一方的に押しつけるもの」だったからです。そんなもの子供が興味あるはずありません。それよりも、自分の感情をコントロールし、相手に共感を持って接することで、子供たち自身が抱えるトラブル(いじめ、不安、けんか、などなど)が解決できるということを、子供たち自身が学ぶための手助けをしてあげる方が、ずっと有効だと思うのです。

もちろん、教師の育成や親の理解という点でも、とても難しいことだと思います。そもそも日本では、子供に限らず大人も含めて、self-cognitionやそれをベースとした感情のコントロールなどの心理学的スキルについて、その重要性の認識すらほとんどされていないというのが現状だと思います。(実際僕も、つい最近までそんなこと考えたこともありませんでした。)

右肩上がりの経済成長が今後望めず、また大学全入学時代が目前となった今こそ、数国理社の詰め込み教育以上に、こうしたEmotional intelligenceをもっと皆が身につけることが、これまで以上に大事なんじゃないかなとつくづく思いました。

今回、僕は調子に乗って原著で読んでみましたが、難しい用語がたくさん出てきて、若干死にそうでした…。日本語訳ももちろん出ています。

EQ―こころの知能指数 (講談社プラスアルファ文庫)
ダニエル ゴールマン Daniel Goleman 土屋 京子
講談社 (1998/09)
売り上げランキング: 4140

この日本語訳の書名ですが、個人的にかなり疑問です。この「EQ」という言葉は、本文中でも「Emotioanl intelligence」の訳として使われてるのですが、原著の中には「EQ」という言葉は一度も出てきません。また、「Emotioanl intelligenceは紙と鉛筆のテストで簡単に点数を導き出せるものではない」と書かれており、「EQ」つまり情動「指数」という考え方は、筆者の意図と大きくずれているのではないかな…と感じました。

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