C/C++はともかく、Adaですか…。Adaなんて、「プログラム言語の歴史」とかでしか見たこと無いです。防衛分野では今でもそれなりに使われているんでしょうか。
あと、金融系でSEをやっている人なら誰でも知っているとおり、金融機関では今でも普通にCOBOLやPL/I(アイじゃなくてワン)が使われています。保守だけじゃなくて、新規開発でも。
ちょっと話はずれますが、この記事を見て僕が思い出したのは、就職活動で某超大手ITコンサルの面接を受けたとき。時は1998年。相手は40くらいのエラソーなおっちゃんでした。「大学でなんかプログラミングとかしてるの?」と聞かれ、「研究で使うのはCとFORTRANですかね」と答えたところ、「FORTRAN?いまだにFORTRANなんか使ってるところあんの?オレが学生の頃ですらもうFORTRANなんか使ってるやついなかったよ」と嘲笑されました。
「バカかお前は。NASAは今でもFORTRAN使ってるぞ?お前みたいなのがやってたカスい研究と一緒にすんじゃねえよ!」とは思いながらも言わなかったけど、腹のそこでは相当ムッときたので、その後の面接はひたすらケンカ腰になり、結局その超大手ITコンサルは不合格になりました。今となっては行かなくてよかったけど。あー、若かった。
で、結局何がいいたいかと言うと。
インターネット上ではRubyだPythonだPHPだとか言って、「もうJavaは古いよ」なんていう話になっている一方、世の中のインフラを支えるシステムではCOBOLとかFORTRANがまだ現役で、「そろそろこの世界でもJavaが使われはじめるか」みたいな話だったりする。
要するに今、コンピュータ業界で求められるスキルエリアの戦線が延びちゃっている状態なんじゃないかと思うのです。
そんな中でどんなスキルを身に付けていくべきかというのは、すごく難しい問題です。ここ数年、COBOLプログラマの単価が急上昇中なんだそうです。一方、これは想像ですが、PHPプログラマなんていうのはものすごく安く買い叩かれてるんじゃないかと。もちろん年齢層も扱うシステムの重要性も違う(と思われる)ので、単純比較はできませんが。
お金の面だけで言えば、最先端の技術についての知識を他人と競争しながら身に付けるより、最後尾の知識をじっくりと学ぶほうが、もしかしたら得なのかも知れません。ただ問題は、最後尾の知識はいつかコンピュータ業界の崖っぷちから零れ落ちていくだろいうということ。ただもしそうなったら、たとえばCOBOLがコンピュータ業界から完全に消え去ったら、そのときはその時点でレガシーになっているJavaのスキルを身に付ければいいのかもしれません。技術的なやりがいとか、見栄えとか、労働市場の流動性とか、いろいろ難しいところはありそうですけど。
とりあえず僕が思うのは、技術の最先端で勝負するにせよ、最後尾でやっていくにせよ、技術の世界の全体像と自分の今の立ち位置、そして今後の趨勢を、きちんと理解しておくことだと思います。それさえできていれば、世の中がどう流れていっても落ちこぼれちゃうことはないかな、と。
「いまだにFORTRANなんか使ってるところあんの?」と言ったあの超大手コンサルのおっちゃん、あれが僕のアンチパターンです。
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