2007年5月アーカイブ

愛車、プジョー206XSのタイヤを交換しました。

今まで使っていたのは、デフォルトでついていたPirelliのP600。そんなにガンガンに走るつもりは無いので、普通に街乗りが快適なやつがいいなーとも思いつつ、とはいえMTのスポーツ(風)モデルでもあることから、ちょっとはスポーティーげなやつにしたいな、と考えていました。

一番最初は、快適性重視で「DUNLOP LE MANS LM703」を考えていたんだけど、SUPER AUTOBACKSの店員さんと相談した結果、「MICHELIN Pilot Preceda PP2」にしました。これは、「スポーティーでありながら、快適性も考慮した」というモデルで、LM703と比べると静粛性よりグリップ重視な感じになっています。値段はほとんど同じでした(数百円の差)。車にあわせてフランス方面~♪みたいな色気も、まったく出さなかったといえばウソになるかも…。

ちなみに店員さんいわく、LM703は吸音スポンジがついていて静粛性を売りにしているんですが、高速走行時のロードノイズについては差が出るものの、街乗りスピードのパターンノイズについてはあまり差が無いとの事。ほんとかどうかはわかりませんが。

タイヤ交換、エアバルブ交換、古いタイヤの廃棄、全部込みで、\62,554でした。うーん、やっぱ車はお金かかるなあ…。

乗り心地ですが、今までのP600と比べて、特にノイズが気になることはありません。すごーくすいている道で、クイックなレーンチェンジも試してみましたが、特にいやな感触もありません。べつにサーキットを走ったり、湾岸ミッドナイトや首都高バトルをするわけではないので、普通に気持ちよく走れれば僕的には全然OKです。願わくば、限界性能を試されるような機会が訪れないように、安全運転を心がけたいと思います。

しばしば映画は、何らかのメッセージを伝えるために作られますし、よい作品の場合にはそのメッセージが観た人を感動させてくれます。

それに対して、ただ静かに流れる物語でしか伝えられない何かを、そのまま切り出して映像にしたような、この映画からはそんな印象を受けました。

ミリオンダラー・ベイビー
ポニーキャニオン (2005/10/28)
売り上げランキング: 2799

感想を言ったり、作品のメッセージを言葉にしたり、そういうことが意味を成さないような気がします。この映画については。

くわえタバコでマグナムをぶっ放していたクリント・イーストウッドは、老齢を迎えて、いま何を想い、そしてこんな映画を作ったんでしょう…。

またいつか、5年後か10年後かわかりませんが、もう一度見直さなくてはいけない映画だと思いました。

さてさて、例によって英語字幕で見たのですが、この映画は難しかった…。クリント・イーストウッドもモーガン・フリーマンも、あまりきれいでない英語でボソボソしゃべるので、聞き取るのが難しいのはもちろん、字幕を追っていていくのもかなり大変でした。このレベルの英語が字幕無しで聞き取れるようになったら、もう自分的に英語の勉強は十分だと思えるんだろうけど…。もしかしたら一生無理かなぁ。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」の司会や、ちょっと前の雑誌「BRUTUS」での特集など、最近大人気の茂木センセイ。僕もあのなんといえない不思議系なキャラが好きで、blog(クオリア日記)は毎日チェックしています。ただ、著作についてはまだ一冊も読んだことが無かったので、代表作(と帯に書いてあった)らしいこの本を読んでみました。

脳と仮想
脳と仮想
posted with amazlet on 07.05.24
茂木 健一郎
新潮社 (2007/03)
売り上げランキング: 7172
おすすめ度の平均: 4.5
5 叡智の森の巨木
5 視野が広い
4 ノート貸そう 小林秀雄礼賛

ご存知のとおり、茂木センセイは脳科学者でありながら、「クオリア」と呼ばれる「意識の中で立ち上がる、数量化できない微妙な質感」というこれまでの科学が無視してきた領域について研究をしている人。

本書では、まず近年の脳科学の通説である「随伴現象」について、批判をしています。随伴現象というのは、「心」というのは脳のニューロン活動に「随伴」して現れる現象、つまり副次的なものであり、心の問題が脳のニューロン活動に影響をおよぼすものではない、だから脳について考えるときは、とりあえず心のことは無視して考えてよい、という考え方。

心が脳によって生み出されるものだということは、当然茂木センセイも大前提として置いている事実です。ただ、それは決して心というものが脳の活動のオマケというか、結果としてたまたま現れたようなものではない、ということ。それが茂木センセイの主張です。

そして、話はデカルト的科学万能主義への批判へと展開します。確かにすべてを科学で記述しようとするアプローチは、すばらしい発展をもたらした。ただ、だからといって科学では記述できない「心」の問題を、果たしてないがしろにしてよいのか、と。

こういった科学万能批判はありがちなものですが、トラディショナルな科学の世界においても十分な経歴を誇る茂木センセイが語ればこそ、納得できる部分も大いにあります。

この辺で、だいたい本の2割くらい。その後は、夏目漱石、柳田國男、テレビゲーム、清少納言など、さまざまな話題を取り上げながら、いかに心というのが彩り豊かで繊細で不思議に満ちたものであるかについて、とくとくと語られていきます。

ただ、本書を通じて語られる心の問題は、なんとなく「心理学の範囲で語られうる話なのではないか」と僕は感じました(心理学のことは何も知らないので、間違っているかもしれませんが)。何が言いたいかというと、茂木センセイは心の問題を既存の科学体系では語れない、と看破した。で、じゃあ心とは何だ?科学で記述できないのなら、どういう手段でその真理に迫っていくのか?ということを茂木センセイは研究されていると、僕は思ったのです。ただこの本からは、問題を単に心理学というか「心」だけからのアプローチで捉えようとしているだけで、随伴現象をキチンと否定できるような、「心」と「脳」の関係を解き明かすための論理は読み取れませんでした。

科学で記述できないものを、科学者がどうやって研究するのか?というのは、とんでもなく難しい問題です。ただもちろん、一流の科学者である茂木センセイはそのことを知りつつ、この問題に取り組んでいるはず。

どうやらこの本は雑誌の連載をまとめたものらしく、だからエッセイ風な軽いノリなのかも。きっと、もっと茂木センセイの研究というか理論について、ガチンコで迫った著作もあるのではないかと期待します。次はそういう本を読んでみよう。

今朝はチャンピオンズリーグ決勝を(録画)で観戦。

さて、これで'06-'07シーズンもほぼ終わりを迎えました。セリエAはインテル、プレミアはマンU、そしてCLはミラン。まだリーガ・エスパニョーラが残ってるけど、残念ながらスカパー!では見れないので…。

今年は念願だった(逆にハマりそうで恐れていたとも言う)スカパー!が我が家に導入され、初めて本格的にヨーロッパサッカーシーズンを堪能することができました。ちなみに、スカパー!にかかっているお金は、アンテナのレンタル代込みで\4,325円。見れるのは頑張ってもせいぜい週に2試合、ほとんど場合は1試合。そう考えると、1試合単価は500円から1,000円…。高いよ!でもしょうがないんです。チャンピオンズリーグ、ミラノダービー、マンUとチェルシーの首位争い…。見ないわけにはいかないんです!

でも全体として、昨シーズンやその前のシーズンと比べ、今年は面白いサッカーが見れることは少なかったように感じます。

まずは、去年に引き続きバルサとチェルシーという神がかり的な強さを誇った両チームがその輝きを失いつつあるのが何よりも悲しい。一昨年のCLの両チームの対戦は、いまだに録画して保存してあります。

セリエAはユーべとミランがいなくては盛り上がりようも無いわけで。トッティとカカは、ここ数年のセリエAではほかにいなかったくらいの領域に達しつつあるような気がするのですが…、やっぱりリーガ全体の盛り上がりという意味では、いまいちでした。

そしてマドリー。僕は洋服のセンスが全然なくて、たまに頑張ってブランドのおしゃれな服を買ってみたりしたんですけど、結局合わせる服が無かったり、着こなせなかったりして、昔から来てる服や安物の服ばかり着ちゃったりするんですが…。ほんとそんな感じ。

チェルシーもシェヴァとバラックの件を見る限り、同じ方向に向けて一歩踏み出してしまったようです。シェフチェンコはミランに戻るという報道もありますけど、チェルシーのためにもミランのためにもシェフチェンコのためにも、そしてサッカー界全体のためにも、ぜひそうなってほしいと思います。

そんな盛り上がりに欠けるヨーロッパサッカー界で、今年一番血沸き肉踊るネタといえば、なんといってもクリスティアーノ・ロナウドのブレイク。彼がドリブルを始めるときの「キタキタ!」感は、もうほんとたまんないです!まじで。

あと、今シーズンで一番コーフンしたプレーは、やっぱメッシの5人抜き。でも、全体としてメッシにはもっと暴れてほしかったところ。

まーいろいろありますけど、やっぱヨーロッパサッカーはたまんないです。

さて、明日にでもスカパー!の「欧州サッカーセット」を解約する予定。しばらくは基本料金の\725円だけを払いつつ、来シーズンの開幕を心待ちにしたいと思います。

きたみりゅうじさんのSEネタはどうも自虐的であまり好きじゃないんだけど、このネタには激しく「あるある」と思わされた。

SEって、質問に質問で返すよね?

こういうの、よくあります。正直言うと、僕も昔はよくこんな態度を取ってました。いや、もしかしたら今でもこんなふうにしてることがあるかも。

なんでこんな事になっちゃうんでしょう。

僕が思うに、たとえばこのマンガの場合、フォーカスすべき問題は「うまく動作しないスキャナ」ではなくて、「スキャナが動作しなくて困っている先輩」でなくてはならないはず。彼が先輩に矢継ぎ早に聞いたいくつもの質問は、きっと彼が問題のスキャナの前にいたらチェックする項目なんでしょう。

でも、今フォーカスしなきゃいけないのは「困っている先輩」であるわけで、そこがきちんと意識できていれば、答えられない質問にアワアワしてる先輩の顔を見て、何か別のやり方を考えることができるはず。たとえば、その場に行って見てあげるとか、電話で話しながら先輩に操作してもらうとか。場合によっては「詳しく見てみないとわかりませんけど、今は時間が無いのでゴメンナサイ」かもしれません。いずれにしても、相手が答えられないを質問をしておいて平気でいるというのは、やはり問題です。それに、そもそも先輩が「困ってるんだよ~」と言っている時点で、「あらー、それは大変ですねえ」くらいは言ってあげたいところ。

そしてこのマンガでは、SEのこういう特性を先輩は「イジワル」だと感じています。それに対して、主人公は「イジワルとか言われても」と戸惑っています。この主人公がどうかはわからないけど、僕がこういう態度を取っていた頃には、正直言うとちょっとイジワルな気持ちが含まれていた事もあったんじゃないかと思います。ひとつには「あなたは気軽に質問してくれるけど、この問題はそんなに単純なものじゃないんだよ。」というアピール。あとは「僕にはそれを論理的に分析する能力があるよ。」という自己満足と、もしかしたら「あなたはわかってないなあ」的なイヤミもあるのかも。なんにせよ、技術者としてどうこう以前に、人として最低ですね。

技術者とは言っても、相手にしているのは機械ではなく、それを使っている人間だということを、忘れないようにしなくては…と痛感しました。きっと技術者として差がつくのは、こういうところだ。

いや、だからIWGPは面白いんだってば。

灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉
石田 衣良
文藝春秋 (2006/06)
売り上げランキング: 35551

オトナかもコドモも楽しめる、第一級エンターテインメントだと思います。今回も裏切り無しのIWGPクオリティ!!

今日、会社で「新しく展開するソリューションの案を考え、それをPowerPoint1枚にまとめ、各々がミーティングでそれを発表する」という仕事がありました。

こういう「アイデア出し」的な仕事は、僕にとってはものすごく難しい仕事です。単にアイデアを「思いつく」「考え出す」ことはできても、それを他の人を含めて検討する場に出せるレベルにまで「磨き上げる」のには、かなりの根気と時間が必要になります。

ただ困ったことに、ただ思いついただけで磨き上げてない状態のアイデアでも、PowerPointに書き出せば、なんとなくそれっぽくなってしまいます。ぱっと見では、時間をかけて磨き上げたアイデアとあまり変わらないように見えます。でも、当然見る人が見ればすぐわかるし、話し合いのたたき台にしようにも、中身がスカスカなのでまったく議論が深まらなかったりします。

今日の僕は、そんな感じの磨き上げてないアイデアを持っていってしまいました。なんとも情け無い気分で、反省しているところです。

僕の好きなパレートの法則(80%-20%の法則)に当てはめると、「PowerPointの80%は20%の努力で埋められる」ということになるでしょうか。でももちろん、大事なのは80%の努力で埋めなければいけない、残り20%なんだろうと思います。明らかに、差がつくのはこの部分。そこを頑張るには、かなりのモチベーションが必要なんだけど…。まあ、だからこそ差がつくんだとも言えるかもしれません。

明日は「ある他部門と自部門とのコラボレーションで出せる有意義なアウトプット」の案を考えないといけません。最近歳取ったせいか、こういう仕事が多いな…。なんにせよ、とりあえず明日はもうちょっと時間をかけてアイデアを磨き上げる作業に、自分なりに取り組んでみたいと思います。

んー、スゴい小説を読んでしまった。

黒い時計の旅
黒い時計の旅
posted with amazlet on 07.05.21
スティーヴ エリクソン Steve Erickson 柴田 元幸
白水社 (2005/08)
売り上げランキング: 68853
おすすめ度の平均: 5.0
5 時をたぐり寄せる
5 おもしろすぎ
5 (私的)スティーヴ・エリクソンの最高傑作

もともと、スゴ本のblogで取り上げられていたのを見て、図書館で借りてきた本です。

Amazonや本の裏表紙には、こんな文章が記されています。


仮に第二次大戦でドイツが敗けず、ヒトラーがまだ死んでいなかったら…。ヒトラーの私設ポルノグラファーになった男を物語の中心に据え、現実の二十世紀と幻のそれとの複雑なからみ合いを瞠目すべき幻視力で描き出した傑作。

これを読んで、政治モノの話なのかと持っていたのですが…全くもってさにあらず。なんというか、悪夢をそのまま小説にしたような話。

夢想と現実と悪夢とがその境目を溶かして交わりながら、物語は進んでいきます。読んでいると、今どの時代を話しているのか、「彼」「彼女」が誰のことなのか、次第にわからなくなってきます。物語の中で、時間も、エピソードも、登場人物も、次第に溶け合って…、なんというか、もっと大きなひとつのものになってしまう感じ。

今まで読んだどんな小説とも似ていないのでうまく説明できませんが、圧倒的な小説だということだけは確か。そして、こんな夢現が溶け合う不気味な小説を見事に訳した柴田元幸さんは、サスガと言う他ありません。

仕事でRuby on Railsの調査をはじめました。んで、Ruby/RoRがらみの本を2冊購入。しかしコンピュータの本は高いなぁ…。でも、僕の場合は身銭を切らないとダメなので、そこは投資と割り切って。

ライド・オン・Rails Ruby on Railsを徹底攻略
吉田 和弘 馬場 道明
ソフトバンククリエイティブ (2006/06/30)
売り上げランキング: 151332


JavaからRubyへ ―マネージャのための実践移行ガイド
Bruce A. Tate 角谷 信太郎
オライリー・ジャパン (2007/04/21)
売り上げランキング: 2053

RoR自体はとてもシンプルなアーキテクチャなので、特に難しいことはなさそう。でもRuby自体が、まだいまひとつつかみきれない。DelegateとかReflectionとかの概念が、JavaとかCみたいな旧世代(!)言語しか使ったことの無い僕にはまだしっくりきません。もうちょっと自分でいろいろ書いてみないとな。

そして、「JavaからRubyへ」というこの本。まだ読み始めたばかりだけど、かなり重要な提言をしている本なんじゃいかという気がします。いろんなところでいろんな人が言っていることだけど、見ようによってはもうJavaは破綻している、とつくづく思います。

いまどきJavaでWebアプリを作ろうとおもったら、StrutsとHibernateを組み合わせたり、SpringにJSFを絡めたり、ServletコンテナはGeronimoでEJBはJBossとか…。フレームワークやミドルウェアのフランケンシュタイン状態。しかもそれらフレームワークも、結局Javaコードを減らした代わりに膨大な数のXML設定ファイルの山ができあがっただけだったり。基幹システムにおいては、XML設定ファイルだって気軽に書き換えるわけにはいかないんだから、「コードを変更することなく、XML設定ファイルで動作が変更できる」ってのは大したメリットにはならないと思うのです。Seaser2関連のプロジェクトには「これは確かに便利かも」と思わされるものがありますが、それ以外のフレームワークはある種の混乱を別の種類の混乱に置き換えただけじゃないか、と。

もうちょっと勉強して、「JavaからRubyへ」を読み終えたあとで、またあらためて考え直してみようと思います。でもほんと、現在のJavaがフランケンシュタイン手術でギリギリ持ちこたえている状態だというのは、間違いないんじゃないかな…。

正直言って、池袋ウエストゲートパークシリーズが大好きです!

反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク 5
石田 衣良
文藝春秋 (2005/03/10)
売り上げランキング: 11728

なんだか最近の石田衣良はワイドショーのコメンテーターで、IWGPシリーズ以外の作品はちょっと微妙で、なんだかプチ村上龍化してる気がするけど、やっぱりIWGPシリーズは最高です!

今回も間違い無しのIWGPクオリティ。4話とも面白いです。速攻で読了。

中でも一番面白かったのは、「死に至る玩具」。中国の人形工場で、過酷な労働の末に一人の女性が死んだ。その妹が日本に来て、池袋のトラブル解決屋マコトの助けを得て、人形工場の発注元である巨大玩具メーカーに戦いを挑む…。

実は次作の灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク〈6〉も図書館で予約してあって、今僕のピックアップを待っています。楽しみ!

この本、めちゃくちゃ面白い!

チーム・バチスタの栄光
海堂 尊
宝島社 (2006/01)
売り上げランキング: 9996

米国帰りのエリート外科医が率いるバチスタ手術の専門チーム。これまで完璧な手術成功率を誇ってきたのに、あるときから三例の術死が続いた。「何かがおかしい」と感じた病院長が、窓際医師の田口と厚生労働省の変人官僚白鳥に調査を依頼…。

キャラクターは魅力的だし、ストーリー展開はスピーディー。著者は本職の医師だそうで、手術シーンの描写はリアルで緊迫感に満ちています。

続編のナイチンゲールの沈黙ジェネラル・ルージュの凱旋も読まねば。「ナイチンゲール」の方は、Amazonの評価がちょっと低いのが気になるけど…。でもとりあえず、この「チーム・バチスタの栄光」は文句なしに面白いです。

会社でエラい技術者の話を聞いてたら、その人が先週U.S.で開催された社内技術イベントに参加したところ、参加者の20%がMacBookを持ってたとのこと。

そういえば、去年仕事したU.S.の社員(某Apache系Appサーバ開発者)も、MacBook使ってたなあ。「仕事でもふつーに使えるぜ」って言ってたな。

世間には「イケてるディヴェロッパーはMacBook!」、転じて「MacBook使ってりゃイケてるディヴェロッパー!」な雰囲気が蔓延してるしな。

うーん、俺もMacBookほしい!!

Apple MacBook (Core2Duo 2.0GHz 13.3インチワイド液晶 1GB 80GB SuperDriveDL)[MA700J/A]
アップルコンピュータ (2006/11/09)
売り上げランキング: 282

買うとしたらこのモデルがいいかな。コストパフォーマンス的にこれがベストっぽいし、何よりやっぱMacなんだから白くないと。

しかし15万。15万か。

おもちゃにしちゃ高すぎるけど、自分への投資だと思えば正当化されるかな。何を目的しての投資なのかがいまいち不明だけど。

悩む。そのうち酔っ払って「ぽちっ」とクリックしちゃいそうで怖い。

これはいったい何についての本だろう?

読む前は、検索エンジンやフォークソノミーなど、インターネットにおける情報検索に関する本なのかと思っていました。もちろんそういう話題もたくさん書かれているけど、本当の主題は「情報」そのものの意味、そしてHII、つまりHCI(ヒューマン・コンピュータ・インタラクション)ならぬHII(ヒューマン・インフォメーション・インタラクション)。

アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅
ピーター モービル Peter Morville 浅野 紀予
オライリージャパン (2006/04)
売り上げランキング: 24203

PCやケータイやPDAを通じて、ヴァーチャル世界の情報がリアル世界のいたるところにアウトプットされ、それと同時にRFIDやセンサーネットやICカードを通じて、リアル世界の情報がどんどんヴァーチャル世界にインプットされていく。情報はつねにそこにあり(アンビエント・ミュージックのように)、そこで重要になるのはもはやインターフェースではなく、情報そのものと人間の関わり。そして、その情報にどのようにたどり着くか。

そしてファインダビリティにおいてはメタデータが重要であることは言うまでもありませんが、僕が一番うならされたのは、もはやデータそのものすらメタデータになってきているという話。(U.S.の)Amazonでは、著者名や出版社名というメタデータだけでなく、本の内容というデータそのものをキーワードにして、本を検索することができます。アンビエント・ファインダビリティの世界では、もはやすべてのデータがメタデータになるのです。

「情報とはなにか?」や「今後の世界で人間と情報はどう変わっていくのか?」について考えるヒントを与えてくれる本。さらに、そういう大きなテーマだけでなく、目の前の現実問題である「Webサイトのデザインをどうすべきか?」などといった事に関するアイデアなんかも、十分に詰め込まれています。そして何より、面白いしカッコイイ!ウィリアム・ギブスンとかが好きな人なら、かなり楽しめると思います。

泣ける。


80年代の懐かし画像集

特に泣けたのは、ゴールドライタン(冒頭から泣かせるぜ)、ポケットメイト(いとこの兄ちゃんが持ってた)、ポッピンアイ(肌に吸い付くの)、多面式筆箱(近所の文房具屋にいっぱいあったなあ)、超合金百獣王ゴライオン(すげーかっこいい)、昆虫採集セット(ほんとあの薬はなんだったのか)、ルービックマジック(持ってたなあ)。

中でも一番の号泣は、FLゲーム「モビルスーツガンダム」。クリスマスに親に買ってもらったよ!あのゲルググを倒しつつ箱の隙間を抜けるのが難しいんだよなあ。たまらん(涙)。

20歳くらいの人から見たら、ものすごーく昔の人に見えるんだろうな。ていうか、実際ものすごーく昔の人なのかも、30代ってのは…。

ユナイテッド93
ユナイテッド93
posted with amazlet on 07.05.06
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン (2006/11/30)
売り上げランキング: 2785

9・11でハイジャックされた4機のうち、ただ1機のみ標的への激突しなかったユナイテッド93便についてのドキュメンタリー。

有名俳優は一切起用されていません。また過剰な演出もなく、物語は淡々と進んでいきます。それでも、航空管制室やユナイテッド93便機内の圧倒的な緊張感が、息苦しいほど伝わってきます。

9・11のショックが記憶の中で風化しつつある今、イラクやアフガニスタンの現状を考える上でも、その端緒となった9・11について認識を新たにすることは、大事なことかもしれないと感じました。

なんかものすごく教訓的な話だなー。

asahi.com : 後ろに座る学生、教員に厳しく自分に甘く 産能大調べ

教室の後方に座る学生はテストの成績は悪い一方、講義への評価は厳しかった――。産業能率大(神奈川県伊勢原市)の松村有二・情報マネジメント学部教授が約140人の学生を対象に調べたところ、そんな傾向が明らかになった。自由に座席を選べる講義では、前に座る学生ほど勉強に取り組む姿勢も前向きのようだ。

特に成績の話よりも、講義への評価が厳しかったっていうのが重要っぽい気が。

この「席の前後、成績、他者に対する評価」間の法則、社会のいろんな場面で同じことが言えそう。

もちろん学生時代の僕も、一番後ろに座って、教授や教科書に文句ばっかり言ってました。そして見事留年!

まあ学生時代の僕にはそもそも勉強しようという気が全く無かったから、そもそも救いようがないんだけど。

やっと読み終わりました。疲れた…。

カラマーゾフの兄弟 上   新潮文庫 ト 1-9
ドストエフスキー 原 卓也
新潮社 (1978/07)
売り上げランキング: 35021
おすすめ度の平均: 5.0
5 なぜカラマーゾフを読まない?
5 読まぬ理由を見つけようがない!
5 名作だから迷っちゃう、選択肢の多さ。

東大教師が新入生にすすめる100冊の第1位になっていることもあって、特にインターネット上では「これ読んどかなきゃ」的な空気が蔓延してますね…。Amazonのレビューもそんな感じです。

とりあえず僕的には、村上春樹さん主催のカラマーゾフ読了クラブ「バー・スメルジャコフ」の会員資格が得られたというだけで、さしあたり満足です。

感想は一言、「満腹」です。また10年後くらいに読んでみよう。

あらすじも知らずに読み始めたんだけど、裏表紙の解説には「感動を呼んだ不朽の名作」とあるし、東野圭吾だし、フツウの「泣ける感動作品」かと思っていたら、とんでもない思い違いでした。

弟の学費を案ずるあまり、強盗殺人に手を染めてしまった兄。「強盗殺人の弟」になってしまった主人公は、さまざまな差別や困難に苦しみながら生活を送っていく。

手紙
手紙
posted with amazlet on 07.05.02
東野 圭吾
文藝春秋 (2006/10)
売り上げランキング: 1545

答えの無い問題を正面から取り上げて、社会や人間の矛盾をそのまま書き出したような話。感動とは程遠い。ただ「自分だったら」ということをひたすら考えさせられ、読み終わった後も重い余韻を残すような、そんな本です。

テレビを見ていて思ったことをずらずらと書きます。結論は特にありません。それではゴー。

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「ガイアの夜明け」でリッツ・カールトンの特集を見る。今日たまたま東京ミッドタウンに初めて行ったこともあって(もちろんリッツ・カールトンに泊まったわけじゃないけど)、興味深く観た。

リッツ・カールトンのホスピタリティ(おもてなし)は、他の超高級ホテルとリッツ・カールトンを差別化する最大の要素としてあまりにも有名。

番組ではこんなシーンが紹介されていた。ドアマンが客の荷物を受け取ると、すぐに名札をチェック。ヘッドセットで他の顧客係にすぐ客の名前を伝える。初めての利用であるにも関わらず、客は「○○様、お待ちしておりました」と声を掛けられ、驚く…。

ほかにも、「そこまで?」と思うくらいのおもてなしが多々。リッツ・カールトンの接客係には、「おもてなし予算」として上司の許可なしで使えるお金が、一人当たり20万円あるのだそう。

こうしたおもてなし行動の一つ一つについて、投資対効果を計算をすることは不可能だし、意味が無い。あくまで、そういうおもてなしをする総体としてのリッツ・カールトンが確立して初めて、顧客は他のホテルと比べて格段に高い宿泊料であっても、そこを利用する。「あのホテルと比べてこのサービスがあるから、3,000円余分に払ってもいい」とかいった話ではない。いわゆるオンリーワン戦略。

ホテルというサービス業の中のサービス業であるからこそ、その重要性が際立つわけだけど、「すべてのビジネスはサービス業だ」とすると、こういうホスピタリティはどんな仕事にも重要なものになりそう。もちろんコンピュータ技術者にも。

よくインターネットや雑誌で「SEの悲哀」みたいな感じで「顧客にいじめられた」「顧客に不当な契約を押し付けられた」という話を見かけるし、実際に似たような話を耳にするし、僕自身も少なからずそんな経験はある。でも、もし自分がリッツ・カールトンのホテルマンになったような気分で仕事ができたら。客が「勝手なことばかり言うわがままな客」ではなくて、「ホスピタリティを発揮して、最高の体験をお届けしたい相手」と思えたら。そんなコンピュータ技術者は、リッツ・カールトン型SEになれるかも。

もちろんリッツ・カールトン型SEになるには、一流のスキルが必要なことは言うまでも無く、予算や方針について決断する権利を持つ顧客と、直接フェースできる立場にいないといけない。もしかしたら、会社勤めのSEでは難しいかもしれない。でも、それだけがインド・中国を巻き込んだコンピュータ技術者の価格競争(ていうか価格下落圧力)と違うところで生き延びるための唯一の方向じゃないかという気が、なんとなくした。

もうひとつ、録画してあった「情熱大陸」で若手建築家の中村拓志の話を見る。

アーキテクチャとかアーキテクトとか、システム設計と建築の世界はよく対比されるけど、その成熟度には雲泥の差があるなあとつくづく思う。

コンピュータの世界は日々複雑になってきて、制約と要件を満たすシステムを設計するのはますます難しくなってきているのは確か。ただ、今日行った東京ミッドタウンを見ていても思ったんだけど、あれだけの巨大な建造物が、1つ1つのネジや、数cm四方のタイルから構成されているということにつくづく驚く。法律、強度などの制約を満たしつつ、建築家は「芸術家」として創造性を発揮する。当然、無数のステークホルダーの要件を満たしつつ。

僕は建築についての知識を持ってないので、実際の仕事の仕方はわからないけど、作業の分割、要件と制約の複雑さ、関連する法律の数、計算の量、必要とされる知識の幅、部品点数、関わる人の数など、その難しさはコンピュータシステムの開発とは桁が違うんじゃないかなあと想像。

ほんと、ああいう超巨大建築物の設計って、どうやってやってるんだろう。CADみたいなツールがあるのかな。いつか誰かに聞いてみよう。

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