ねじまき鳥クロニクル

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たぶんこの本を通しで読むのは4回目。最初に読んだのは大学生の頃でした。

僕が初めて村上春樹の本を読んだのは「ノルウェイの森」が出る少し前のことで、その頃からのファンの多くと同様、「ダンス・ダンス・ダンス」より後の作品については素直に「好き」とか「面白い」と感じれない気持ちがあるんだけど、それでもやっぱり何年かに一度は読み返してしまいます。

ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編
村上 春樹
新潮社 (1997/09)
売り上げランキング: 45884

この本を「村上春樹の最高傑作」だという人が多くいますけど、今回読んでみてなんとなくその意見も分からないではないなとちょっと思いました。表現は抽象的だけど、彼が表現しようとしているメッセージはすごく直截的で、丁寧に読んでみると、初期・中期の作品よりよっぽど「荒削り」な印象すら感じます。

村上春樹についてはたびたびノーベル賞の話がでますけど、今後実際に受賞することがあるかないかは別として、他の日本の作家とは完全に別次元の作品を作り出してることを、読むたびにつくづく感じます。

ところで、加納マルタ・クレタ姉妹と叶姉妹の奇妙な符合は、単なる偶然なんでしょうか?

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