面白い。
The Goog Life:グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件
もちろんすごくシニカルな視点で書かれた文章であるとは思うんだけど、ついつい神格化されがちなGoogleという会社、Googleという職場、Googleで働くエンジニアについての、ひとつの正しい(と思われる)味方だと思う。
で、この文章について、結城浩さんがこんなことを書いておられた。
www.textfile.org : The Goog Life:グーグルが従業員を子供扱いすることでつなぎとめている件小さいうちはうまくいく(ことがある)。問題は大きくなったときにうまくスケーリングできるかなのだね。それってソフトウェア開発そのものと同じ。
ふむ。すごく興味深い視点だとはおもうけど、ちょっと違うと思う。
ソフトウェア開発のスケーリングの問題は、規模が大きくなるのに大して、複雑性や管理コストが等比級数的に増加することだと思う。
それに対し、Googleのこの問題は「サンプル数が増加すれば、状態は平均に回帰する」というものじゃないかな。
パレートの法則の一例として、「成果の80%は優秀な20%の社員によって産み出されている」ということがよく言われる。人数が少なければ優秀な人だけを集めることも可能だろうけど、規模がある程度を超えればどうしてもその中に質のばらつきが生じ、やっぱりパレートの法則に支配されてしまう。そうなるとその集団は、平均点は高いかもしれないけど、結局は「普通に良い」集団になってしまう。
永遠に圧倒的な企業というのは存在し得ない理由の主たるものが、「イノベーションのジレンマ」とこの「人的資源についてのパレートの法則」なのかな。
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