下流喰い―消費者金融の実態

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消費者金融やヤミ金の「悪魔のビジネスモデル」についての本。

下流喰い―消費者金融の実態
須田 慎一郎
筑摩書房

怖いですよね…。消費者金融自体が怖いのもあるけど、そういう企業のCMがテレビでガンガン流れて、街中がそういった企業の広告やATMで埋め尽くされていて、それに対して誰も何も言わないことがとても怖いです。

著者の須田さんも、相当な危険を覚悟でこの本を書いたんじゃないのかなぁ。あまり直接的じゃないタイトルも、その辺の配慮をしたのかも、と言うのは考えすぎかな…。

とりあえず、今後グレーゾーン金利が撤廃になって、それが大手消費者金融にどんな影響をもたらすのかわかりませんが、もし仮に破綻するくらいに大きなインパクトがあるんだとすると(実際はそんなことはなさそうだけど)、その余波って言うのはかなり大きそうな気がします。

ちょっと考えただけでも、広告費、そしてATM撤退による空きテナント増加。この本でも触れられている通り、ヤミ金融に流れる多重債務者が増えるかもしれません。消費者金融を傘下に収めている、メガバンクや投資ファンドにも大きな影響がありそう。そして、IT業界も無縁ではなさそうです。大手消費者金融の基幹システムは、クレジットカード会社や証券会社のそれに匹敵する巨大なもので、もちろん大手SIベンダーのお得意様です。こうしたところから受注がもらえなくなったら…それなりの打撃があるんじゃないかと思います。

でもやっぱり、消費者金融が大手を振って大もうけしている現状は異常だと僕は思います。今後、消費者金融関連の問題や業界がどうなっていくのか、とても気になります。

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