最近は渋谷のギャル服も2.0っぽいらしい

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NHKスペシャル「東京カワイイ☆ウォーズ」を観て、そう思いました。

いや、「2.0」とか使うのはもういいかげん恥ずかしい今日この頃なんだけど、ほかに適当な表現が見つからん…。ようするに「インターネットの世界と同様の変化が生じている」ということです。

この番組のテーマは渋谷109を流行の中心とする、10代~20代の女の子向けファッション。これらの服は、パリコレや東京コレクションなどで発表される、いわゆる「モード」の世界に対して、等身大目線で「カワイイ」と女の子が感じるカジュアルな服という意味で「リアルクローズ」と表現されるそうです。

「ギャル社長」として有名な藤田志保さんも出演していたんですが、彼女のブランドでは、ターゲット層の女の子の口コミマーケティングからデザイン画を起こして、韓国の縫製工場に発注をし、それが実際に109の店頭に並ぶまで、僅か2週間なのだそうです。そして、109では2週間単位で商品が回転していくのだとか。

番組の中で、こんなシーンがありました。デザイン画の1週間後に出来上がった試作品を見て、20歳のデザイナーの女の子が「ボタンのイメージがちょっと違う。これも悪くないけど、探せばもっといいのがあるかも。」と言ったのですが、「別のボタンを探していてはもう間に合わない」という理由で、そのままのボタンが採用されることになりました。戦略として、製品そのものよりもスピード、言葉を変えるとサプライチェーンが重要なファクターであるということでしょう。

また、リアルクローズ関連の日本最大のショー、東京ガールズコレクションの舞台裏も取材されていました。合計6時間にも及ぶショーなのですが、ショーの写真はリアルタイムでウェブサイトにアップされ、ショーでモデルが着ていた服が、リアルタイムで携帯ショッピングサイトを通じて売れていくのだそうです。このムーブメントを「無視できない」と感じた、日本におけるモードの最大イベントである東京コレクションの担当者が、モードに対するプライドや権威との摩擦を気にしながらも、東京ガールズコレクションとの提携を模索していた姿が印象的です。

一度経営不振に追い込まれたALBA ROSAが、新しいビジネス形態で再出発を図った、という話も取り上げられていました。携帯サイトなどを活用して矢継ぎ早に新しい手を打っていく若い経営陣を見て、ALBA ROSAのオーナー(意外にも、おそらく60代の「おじいさん」という印象の男性)が、「彼らのスピードにはとてもついていけない。とりあえずやってみて、後から少しずつ修正していくと言う感じ。」と言っていました。

こういったさまざまな状況は、インターネットの世界で起きている現象と…なんていう話は、もう不要ですよね。このリアルクローズ関連ビジネススピードの変化は、インターネットの力を借りているものもありますけど、インターネットとは関係なく、社会全体のスピードが加速していることによるものと言える部分が多いような気がします。「エビちゃんがショーで着ていた服を、3日後には自分も着て歩きたい」ということなわけですから。

こういった非インターネットビジネスの変化みたいなものについても、もっといろんなところで取り上げてほしいところです。

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