2006年10月アーカイブ

本棚の整理をしていたら、懐かしい本を発見しました。トッパンの「Linux入門」です。

linuxnyumon.JPG

1996年の出版ですが、僕がこの本を買ったのは1997年のことで、大学生でした。当時、唯一の日本語で書かれたLinux技術書だった気がします。価格は\4,369(税別)で、貧乏大学生にとってはどえらい高級品でしたが、大学の研究室でこれを読みながら、研究もせずにLinuxをいじりまわしていたことを思い出します。ディストリビューションは、もちろんSlackwareでした。

それから10年近くたって、仕事でいまだにLinuxをいじりまわしたりしてるのを考えると、なかなか感慨深いものがあります。内容は古いし初歩的なものなので、今後読み直してどうこうということは無いとは思いますが、やっぱりなんとなく捨てられない本です。

「WEB+DB PRESS」という雑誌があります。隔月刊で、JavaやPHPなどのプログラミング言語やMySQLなどのデータベースについて解説した雑誌で、Webシステム開発者の間ではとてもポピュラーな雑誌です。いい記事がいっぱい載っています。

が。どうもこの雑誌、若干オタクっぽい雰囲気があって、電車の中で読むのに抵抗があるんですよね…。

WEB+DB PRESS Vol.34
WEB+DB PRESS Vol.34
posted with amazlet on 06.10.24
WEB+DB PRESS編集部
技術評論社

表紙のデザインがちょっとアレだというのもありますし、中身の記事にも、ところどころソレっぽい空気が漂ってることがあります。No.34に載っていた、某大手コンピュータメーカーである、日本ユニ○スの方が書かれた記事にも、筆者がいかに美少女ゲームを愛していて、日頃生身の女性とかかわりが無いかが、(ちゃんとした記事中の小ネタ的に)書かれていました。いや、べつにそういう趣味が悪いとはまったく言わないけど、わざわざ会社名つき(しかも大企業)の実名で、コンピューターの雑誌にそういう話を書く意図がよくわからないのです…。こういうところから、「コンピュータマニア」イコール「美少女ゲーム/アニメオタク」っていう世間イメージが生まれてると思うんですよね。もちろん実際そういう人もいるんだろうけど、そうじゃない人もいるんだからさぁ。

とか勝手なことを言ってますが、それでも「WEB+DB PRESS」はすばらしい雑誌です。今後も読ませて頂きます。

最近仕事で、プログラム書き(いわゆるコーディング)をよくやります。たまに集中してプログラム書きをすると、僕は必ず左手の小指が痛くなってきます。理由は「"」、ダブルクォーテーションです。一般的に、プログラムの中にはダブルクォーテーションが多く利用されます。

僕はダブルクォーテーションを打つとき、左手の小指でシフトキーを押しながら、左手の中指で「2」を押します。そうすると、左手の小指がぐにゅっと不自然な形で曲げられるので、小指が痛くなってくるんですよね。

10年以上ブラインドタッチをしていて今日始めて気がついたんですけど、そもそも僕は左右のシフトキーのうち、左のシフトキーしか使っていないようなのです。これって異常ですか?間違ってます?

なんとなくですけど、左側のキーを打つときは右のシフトキーを、右側のキーを打つときは左のシフトキーを使ったほうが効率がよさそうな気がします。じゃあダブルクォーテーションを打つときは左のシフトキーを使えばいいのか!と思ったんですが…。プログラムの中では、ダブルクォーテーションは丸カッコとセットで登場することが多いんですよね。printf("hello, world");みたいな。「("」はどっちのシフトを使えばいいの?「(」と「”」でシフトを左右使い分けるのは非効率ですよね…。じゃあ「")」は?

なんか混乱してきました。

実は一時期、親指シフトも検討してみたんですよね。ChangeKeyみたいなキーレイアウト入れ替えソフトを使って、スペースキーの隣の「無変換」「変換」をシフトキーに割り当てるのです。これはこれで、慣れればかなり便利そうな気がするのですが、これに慣れるようにがんばるべきか、それとももっと快適な正しいシフトキーの使い方があるのか、悩むところです。

どっかに正しい「左右のシフトキーの使い分けかた」が解説してあるようなサイトはないかなぁ…。とりあえず明日、会社でいろんなひとのシフトキーの使いっぷりをチェックしてこようと思います。

「世界ウルルン滞在記」を見る。香椎由宇の、ほんとのプロヴァンスの旅。フランスの3つ星シェフが、プロヴァンスの中でも観光地化されてない田園地帯ではじめた、民宿兼レストラン。夕食は、シェフとお客さんが一緒のテーブルで食べる。畑でとった野菜を、塩とオリーブオイルだけでシンプルに調理したり。

あー、やっぱり料理だ!ちゃんとしたものを作って、ちゃんとしたものを食わないといかん!…というわけで、ビールのつまみに「きんぴらごぼう」を作ってみた。

kinpira.JPG

プロヴァンスからあまりにかけ離れた料理だけど、まあそこは気にしない。ビールのつまみには、普段ポテチ(高カロリー)とかするめ(塩分たっぷり)とかを食べることが多いんだけど、簡単なものでいいから、これからはなるべく自分で作るようにしようと思った次第。

そして当然、香椎由宇のファンにもなった。あの落ち着きと色気で19歳って!!

浅田次郎による新選組の話。新選組といっても、主人公は近藤勇や土方歳三ではなく、吉村貫一郎という田舎侍です。

壬生義士伝 上   文春文庫 あ 39-2
浅田 次郎
文藝春秋
売り上げランキング: 9,930

今年は「1年で100冊本を読むぞ」キャンペーンをやっていて、すでに90冊ほど読んだのですが、少なくとも今のところ、この本がナンバー1です。日本人なら全員読むべし!「国家の品格」とかは読まなくてもいいから。

「天下の暴論」との評判だったけど…、こいつは「天下のネタ本」だ!

国家の品格
国家の品格
posted with amazlet on 06.10.20
藤原 正彦
新潮社

この本に書かれていることは、「極論のネタでくるんだ、理屈では説明できない本音」です。どこからどこまでが本音でネタなのか、それは読む人の判断に任されています。むしろ、そこをきっちり見極めようとする事は、無粋だと言えるでしょう。そういえば「無粋」というのも、英語に訳しづらい、日本固有の言葉ですね。

論理の不合理性を論理的に説明する一方、論理ではない武士道や「もののあわれ」を無条件によしとするなど、この本の展開自体はとても非論理的です。藤原先生は、その非論理的な論理を確信犯的に展開し、論理の通らない本音を必死で語る自分を茶化しながらも、「でもやっぱそれって大事だよね」と言うことを伝えようとしています。

人の世ってのは、論理も大事だし、論理じゃなんともならないことも大事だし、そういった割り切れなさを上手く包み込むのが「日本の品格」なわけで。藤原先生が書いてるのもそういうことです。

にもかかわらず、Amazonのユーザーレビューを読んで、僕はこの国が心配になりました。いわゆる「憂国」の情というやつです。本気で大賛同して星5つのやつ、本気で大反対して星1つのやつ、そんなのが大部分…。大丈夫かこの国は!

極論も暴論も、論理も「もののあわれ」も、「まぁ色々あるよね、でも桜は綺麗だし、お茶は美味いよな」ってのだと思うのです。日本の「国家の品格」ってのは。

でも藤原先生と言えば、やっぱりこの本。初めて読んだのは高校生の頃でしたが、また久しぶりに読み返してみようかな。

若き数学者のアメリカ
藤原 正彦
新潮社
売り上げランキング: 7,056

つい先日、Sleipnir組み込みのRSSリーダーからGoogle Readerに乗り換えたばかりだったのに、結局なんだかんだでこいつに落ち着いてしまいました。

livedoorreader.JPG

すばらしい。Google Readerより断然いい。評判は聞いていたんですけど、なんとなく名前で敬遠してました。ごめんなさい。

Google Readerは非常に重たい上、Ajaxの非同期通信待ち時間に画面全体を思いっきりロックしやがるので、使っていてすごくストレスがたまるのです。あれじゃAjaxを使っている意味が無いよ~。特にSleipnirみたいなタブブラウザを使っていると、画面がロックされている間は、他のタブへ切り替えることもできないんですよね。その点、livedoor Readerはロック範囲の設計が必要最低限で、待ち時間にもストレスを感じません(この辺、Ajax設計のキモなのかも)。そもそも全体的に軽いってのもありますしね。あと、キーボードショートカットが非常に素敵です。

というわけで、今のオレ御用達Webツールは、メールとカレンダーがGoogle、RSSリーダーがlivedoorという組み合わせになりました。家と会社で別のPCを使うので、やっぱこの手のツールはWebベース(というかネットワークベース)でないととても不便なのです。

週末、大学関連の飲み会に参加するために、名古屋に行っておりました。で、15日(日)の昼に栄(名古屋の繁華街)をプラプラ歩いているときのこと。ふとApple Storeの前を通りかかると、どうやらインストアライブをやっている模様。ちょっとのぞいてみようかな~と思ったら…なんとキリンジ

もうライブも終盤だったようで、ちょこっとしか聞けませんでしたが、いやー感動~。

DODECAGON
DODECAGON
posted with amazlet on 06.10.16
キリンジ
コロムビアミュージックエンタテインメント (2006/10/25)

「第三の波」「パワー・シフト」のトフラー先生の新刊です。これは読まねば!ということで、読んでみました。

富の未来 上巻
富の未来 上巻
posted with amazlet on 06.10.16
A. トフラー H. トフラー 山岡 洋一
講談社

「富」というと、どうも「お金持ちのお金」というイメージを持ってしまうんですが、この本のテーマは別にそういうものじゃなくて、経済活動全般と、それを支える/それに支えられた社会の様々な出来事の、深層にある原則を描き出そうというものです。

トフラー先生の本なので、もちろんいい感じに出来上がっています。ただ、「パワー・シフト」とかと比べると、ちょっとインパクトが弱いような気がするのは…気のせいじゃないな、多分。

以下、気になったところをメモ。

村上春樹氏 受賞ならず…ノーベル文学賞

残念でしたね。

これからもますます、質の高い小説を書いていってもらいたいです。早く新作が読みたい!

<アジア杯予選:日本3-0インド>◇11日◇インド・バンガロール

酷かった。

得点シーン以外は見るに耐えないプレーばかりだったし、得点シーンの中にすら、見るに耐えないプレーがあった。

そして、先発メンバーの中に、何人か日本代表の名に値しない選手がいた。気持ちとかスピリットの問題ではなく、最低限のテクニックを持っていないという意味で。

「この試合に満足なら監督である資格はない。常に次の試合はもっと良くなるというつもりでないと、監督を辞めなくてはいけない。」とのオシムの言葉を信じるしかないのだけど…。

少なくとも僕はまだ、オシムジャパンがジーコジャパンより良い試合をしたと感じたことは一度も無い。

山本文緒の短編集。各話ごと、「骨粗鬆症」「自律神経失調症」などの様々な病を抱える女性が主人公になっています。

シュガーレス・ラヴ
シュガーレス・ラヴ
posted with amazlet on 06.10.11
山本 文緒
集英社
売り上げランキング: 47,515
おすすめ度の平均: 4.21
5 病むことも個性なのだ、と考えてみる
5 山本文緒の短編は良いねぇ。
4 病む女、病まない女

どの女性も、抱えている病に、そして抱えている悩みに、それぞれ悩んでいます。やはり現代で生きていうことは、多かれ少なかれ何らかの「病み」と共に生きていくということなのかもしれませんねえ。

単行本の初版が1997年ということですが、2006年の今でもまったく変わらないテーマだと思います。すごく暗い本というわけではないけど、考えさせられるものがあります。お勧め。

僕はドイツW杯のずっと前から、(アーセン・ベンゲルを除いては)オシムこそ次の日本代表監督にふさわしいと考えていたし、今でもそう思っています。だからといって、彼のすべてを盲目的に肯定し、やることなすことを「何か意図があるに違いない」と深読みしすぎる今のマスコミの風潮には、大いに疑問を感じます。

ここで敢えて、声を大にしてオシム批判をさせて頂きます!

まず一つ目。司令塔タイプのテクニシャン(特に海外組)を招集しないことについて。

オシムはテクニシャンばかりをずらりと並べたジーコ式に対し、「水を運ぶ選手」がもっと必要だと言います。そこに異論はありません。しかし、今の日本代表には、明らかに司令塔が不足しています。走る選手はいますが、走らせる選手が不足しています。先日のガーナ戦では、中村憲剛の投入後、明らかにチームが活性化しました。これは、中村が特別よいプレーをしたというよりは、そもそも司令塔タイプの選手が必要だった証拠だと思います。今のメンバーで一度チームを作り上げた「後で」、中村俊輔・小野・小笠原などをそのチームに放り込むとしたら、その融合にはまたとても長い時間がかかるでしょう。オシムさん、早めにあなたの考えるベストメンバーを招集してください!

二つ目。決定力に対する考え方について。

先日のガーナ戦は0-1での敗退という、残念な結果でした。ただ、僕はそれ以上に、オシムの「内容は悪くなかった。内容では勝っていた。」という発言にショックを受けました。ずっと以前から、「内容は悪くないけど、決定的なチャンスを決めれない」というのが日本の課題だったはずです。ジーコジャパンも、「内容は悪くないけど、決定的なチャンスを決めれない」チームでした。それをなんとかするのが、オシムジャパンに課せられた使命だったはずです。もちろん一朝一夕に解決する課題ではありませんが、すくなくともそこが課題だという意識だけは忘れないで欲しいと思います。オシムさん、決定力についての問題意識を忘れないでください!

今の日本代表を救えるのは、オシムさんしかいないと本当に思います。がんばってください!明日のインド戦、期待しています!

ZOO1

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すごく売れててすごく人気があるんだけど、どうも本屋さんや世間での取り上げ方がイマイチ盛り上がらないような気がして、なんだか気になっていた乙一の本を、初めて読んでみました。短編集です。

ZOO〈1〉
ZOO〈1〉
posted with amazlet on 06.10.10
乙一
集英社

なるほど、そういうことか。

面白いか面白くないかという話であれば、確かに面白い。でもこれは、特に「小説らしい小説」が好きな僕のような人にとっては、あまり認めたくない本です。小説を小説として成り立たせるための、舞台設定などの努力を一切放棄して、大胆にも面白みの部分だけを抽出しています。『CUBE』という映画がありますが、あれとまったく同じ印象を感じました。

でも、これもひとつの小説の形なのかもしれません。決して退屈な本ではないので、読んだことが無い人はぜひ読んで、ご自身で判断してみてください。

NHKスペシャル「東京カワイイ☆ウォーズ」を観て、そう思いました。

いや、「2.0」とか使うのはもういいかげん恥ずかしい今日この頃なんだけど、ほかに適当な表現が見つからん…。ようするに「インターネットの世界と同様の変化が生じている」ということです。

この番組のテーマは渋谷109を流行の中心とする、10代~20代の女の子向けファッション。これらの服は、パリコレや東京コレクションなどで発表される、いわゆる「モード」の世界に対して、等身大目線で「カワイイ」と女の子が感じるカジュアルな服という意味で「リアルクローズ」と表現されるそうです。

「ギャル社長」として有名な藤田志保さんも出演していたんですが、彼女のブランドでは、ターゲット層の女の子の口コミマーケティングからデザイン画を起こして、韓国の縫製工場に発注をし、それが実際に109の店頭に並ぶまで、僅か2週間なのだそうです。そして、109では2週間単位で商品が回転していくのだとか。

番組の中で、こんなシーンがありました。デザイン画の1週間後に出来上がった試作品を見て、20歳のデザイナーの女の子が「ボタンのイメージがちょっと違う。これも悪くないけど、探せばもっといいのがあるかも。」と言ったのですが、「別のボタンを探していてはもう間に合わない」という理由で、そのままのボタンが採用されることになりました。戦略として、製品そのものよりもスピード、言葉を変えるとサプライチェーンが重要なファクターであるということでしょう。

また、リアルクローズ関連の日本最大のショー、東京ガールズコレクションの舞台裏も取材されていました。合計6時間にも及ぶショーなのですが、ショーの写真はリアルタイムでウェブサイトにアップされ、ショーでモデルが着ていた服が、リアルタイムで携帯ショッピングサイトを通じて売れていくのだそうです。このムーブメントを「無視できない」と感じた、日本におけるモードの最大イベントである東京コレクションの担当者が、モードに対するプライドや権威との摩擦を気にしながらも、東京ガールズコレクションとの提携を模索していた姿が印象的です。

一度経営不振に追い込まれたALBA ROSAが、新しいビジネス形態で再出発を図った、という話も取り上げられていました。携帯サイトなどを活用して矢継ぎ早に新しい手を打っていく若い経営陣を見て、ALBA ROSAのオーナー(意外にも、おそらく60代の「おじいさん」という印象の男性)が、「彼らのスピードにはとてもついていけない。とりあえずやってみて、後から少しずつ修正していくと言う感じ。」と言っていました。

こういったさまざまな状況は、インターネットの世界で起きている現象と…なんていう話は、もう不要ですよね。このリアルクローズ関連ビジネススピードの変化は、インターネットの力を借りているものもありますけど、インターネットとは関係なく、社会全体のスピードが加速していることによるものと言える部分が多いような気がします。「エビちゃんがショーで着ていた服を、3日後には自分も着て歩きたい」ということなわけですから。

こういった非インターネットビジネスの変化みたいなものについても、もっといろんなところで取り上げてほしいところです。

数日前のエントリーですが、いやなブログ「'スルー力カンファレンス (スルカン) 開催決定!'」に激しく感動しました。高林さんはこの「スルー力」という概念を賢明にもネタにまぶして発表しましたが、それは高林さんがこの考えを「直球で発表するのはちょっとアレだけど、どんな形でもいいから、何とかして発表しなくてはならない」と考えておられた証ではないかと思っています。

ブログのコメント欄、はてブ、匿名掲示板など、インターネットは「誰かに/何かに難癖をつけたい」という人間誰しもが持つ欲望を開放させるための、理想的な環境が揃っています。しかもその多くが「言いっ放し」可能なシステムとなっており、これに正面から対抗することはやはり不可能であることは明らかです。これに対して、我々の手にできる武器はやはりスルー力しかないと、高林さんのエントリーを読んで強く確信しました。

高林さんも言うとおり、このスルー力はネット上のみならず実世界でも非常に重要な概念です。ただ、このスルー力があまりに強力になりすぎると、「人の意見が気にならない」「俺は俺」「特に他人に理解されなくてもいい」というように、「非社交化」「オタク化」傾向が進む可能性があるという点についても、注意が必要と言えます。現代社会は、ネットでの言論が過激化する一方、実社会での人と人とのつながりが希薄化していると言われます。ネット上、実社会、それぞれでバランスよく「スルー」と「突っ込み」を発揮していくことが必要でしょう。

と、まじで思ったよ!

ノーベル賞も受賞した物理学者、リチャード・ファインマンによる、とても有名なエッセイです。

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉
リチャード P. ファインマン Richard P. Feynman 大貫 昌子
岩波書店
売り上げランキング: 4,303
おすすめ度の平均: 4.83
5 人生を本当に楽しんだ人
5 物理学に生きる者として
5 永遠の好奇心

僕が大学の時に使っていた電磁気学の教科書が、ファインマン先生のものでした。この本の存在は学生の頃から知っていましたが、卒業してはや8年。やっと読むことが出来ました。感想は…もっと早く読んでおけばよかった!

ファインマン先生は、物理学での功績と共に、その破天荒で愉快な人柄で有名な人です。この本には、物理学者としての話から、女の子の口説き方、そして超能力の話まで、めちゃくちゃに幅広い話題が取り上げられていますが、どれも本当に面白い。彼の探究心、好奇心、冒険心にはただただ感動です。そして、物理学者としての話は割と控えめに書かれている一方、彼が生物学者として、画家として、ミュージシャンとして、これほど自由かつ本格的に活躍していたかが面白おかしく書かれていて、彼のそういった面を知らなかった僕は、本当に驚かされました。

物理学者としての活躍が割りと控えめに書かれているといっても、そこはファインマンさんなわけで。文中の会議やゼミなどのシーンで出てくる人たちのの名前がものすごい!アインシュタイン、ボーア、コンプトン、フェルミ、フォン・ノイマンなど。このような公式の名前でしか聞いたことの無いような人たちが、登場人物として登場しています。伝説のロスアラモス研究所の話などは、「すごい時代があったもんなんだなあ」と唖然とさせられるばかり。

この本は、彼の物理学者として以外の人生のあまりの豊かさと、話の面白さのせいで、彼の物理学者としての功績を知らない人でも楽しめるものになっていますが、それでもやはりファインマン先生の魅力を十分に理解するには、物理学者として彼がどれほど、そしてどのようにして、偉大な存在となったかについて、大いに敬意を払う必要があると思います。その点について、物理学者の中沢氏による巻末の解説が秀逸でした。

彼については「愉快な人生」などいろいろに言われている。確かに、彼は自分を彩り豊かに語った。読者は軽快な人物を想像するかもしれない。しかし、それは彼の外面でしかない。ほんの短い接触しかなかったが、ぼくはそう思う。彼が多くの語りの中で本当に言いたかったことは、とらわれない発想の価値だと思う。そして、追求の執念の力。読者は彼の語りの行間を読まなければならない。紙背の物理も読み解きたい。

とりあえず、この本もファインマン先生という人物も、最高です。古今東西のかっこいい男ベスト5を選べと言われたら、僕はファインマン先生は絶対に外せません。

最近、利用しているネット上のツールを、自分がことごとくGoogle系に移行したことに気がついた。

メールは、プロバイダ(IIJ4U)からGmailに(どちらもThunderbirdでPOPアクセスしてるけど)。カレンダーはYahoo!からGoogleカレンダーに。RSSリーダーは、Sleipnir組み込みからGoogle Readerに。

なんでもかんでもAjaxが良いというわけじゃないけど、やっぱりこの手の日常的に利用するツールはそれなりにサクサク動いて欲しいわけで、その点でやはりGoogle系はサスガという感じ。特にカレンダーはもう絶対に戻れません。ていうか、Yahoo!のカレンダーがいけてなさすぎ、というのが実情な気もしますが。

ただ、GoogleカレンダーやGoogle Readerは時々重いことがあるのがちょっと不満。特にGoogleカレンダーのほうは、Ajaxならではなのかもしれないけど、重いときには動作がおかしくなることがあります。

たとえばある予定を編集する。その直後に別の予定を編集し始めると…、一つ前の予定の編集が完了したところで、後から編集していた予定のその時点で操作が、全部消えてしまったりする。要するに、1画面中で、複数の編集可能な個所があって、そこがスレッドセーフになってないということです。

一方Google Readerはある操作をすると画面全体がロックされるので、まあスレッドセーフになってるわけだけど、その分Ajax的なサクサク感はちょっと少ない感じ。

Google Mapsみたいに操作する部分が1箇所しかないようなアプリならいいんだけど、それなりに重い処理をするAjaxでは、この辺の設計が結構キモになるのかなー、とふと思いました。

と、CMを見ててふと思った。

で、公式サイトを読んでみた。ふむ。クレジットカードとしてはビューカードしか使えないっていう話を聞いたことがある気がしたけど、やっぱりいろんなカードが使えるのね。

これは早速試してみねば!と思ったら、すごく小さくこんなことが書いてある。

※モバイルSuicaの利用に関わる年会費については、ビューカードでご登録いただいている方は引き続き当面、無料といたします。その他のブランドのカードでご登録いただいた場合は、モバイルSuicaの年会費として、1,000円をいただきます。ただし、2006年10月1日より2007年3月31日まで「年会費初年度無料キャンペーン」とし無料といたします。従いまして、退会手続きをされないままですと、サービスご利用の有無に関わらず、年会費をいただくことになりますのでご注意ください。

モバイルSuica、年会費取るのか…。

初年度は無料らしいので、ちょっと試してすぐ退会すればいいんだけど、なんとなく気分的に萎えた。またそのうち気が向いたら試そう。

それにしても、なんでICカードでタダのものが、ケータイのICになると金取るんだ?まったく意味がわからん。

川崎駅にLAZONA川崎という複合商業施設?が出来らしいので、行ってみました。

lazona.JPG

あまり期待はしてなかったんですけど…デカイ!広い!それに結構おしゃれなお店も入っています。今まで川崎では見られなかった、高級ブランドのお店もちらほら。駅前の西武百貨店が弊店して以来、川崎は人口100万都市のくせにまともにブランド物が売っていないという、非常に微妙な街だったのです。あとは巨大なビックカメラと巨大なアカチャンホンポも入ってました。この2つは最近どこにでもあるな…。

それにしてもすごいよ、川崎駅!イメチェン大成功だー。これなら品川駅あたりにも負けてないんじゃないかと思います!(というのは言い過ぎか…)

スポーツナビ : 日本 vs ガーナ

横浜国際競技上で、サッカー日本代表対ガーナ代表の試合を観てきました。

代表は中盤をダイヤモンドっぽくした、3-4-3というフォーメーション。オシムは「ジーコジャパンには、スターばかりがいて、水を運ぶ選手がいなかった」と言うけど、僕はオシムジャパンにはもう少しスターというか、パサー・ゲームメーカーが必要だと思います。今日のスタメンでその役割が出来るは遠藤だけで、中盤が流動的に動いて遠藤が下がってくると、多数の選手が前線に張り付いているのに二列目が空っぽで、誰もゲームを作る人がいないという状況が多く見られました。後半、中村憲剛が入って中盤の底からゲームメークがされるようになると、だいぶ流れがよくなりました。今後オシムが中村俊輔、稲本、小笠原などといったジーコジャパンの申し子たちを、現オシムジャパンのメンバーとどう融合させていくか(そのチャレンジをしないのなら、僕はオシムを批判する!)は見ものです。

あと、率直に言うと今の巻は代表に呼ばれて、かつスタメンで出場させるのにふさわしい状態に無いように思います。オシムのメンバーをどんどん入れ替えるという方針は大賛成なので、ぜひそれを「聖域なしで」やってもらえればと思います。それで巻も奮起して調子を上げてもらえば、最高ですよね。

ガーナについては、とりあえずエッシェン、アッピアー、ムンタリが本当に日本まで来たというだけでも驚きでした!あまり本気でプレーしていたようには見えませんでしたが、やはりレベルが全然違いました。ヨーロッパのリーグやW杯を見ていると、アフリカの選手にはあまりガタイが良いというイメージが無かったのですが、やっぱりデカイというか、がっちりしてますね。ポストプレーなんかはやりたい放題やられてました。また、トラップやドリブルなんかのテクニックも日本の選手より数段うまいし。スピードはそれほどでもなかったですけど(手を抜いてた?)。

負けたのは残念だったけど、やっぱりこういう強い相手とやっていかないとダメですよね。アジア同士の切磋琢磨は大事だけど、日本代表が対アジア戦に最適化されていってしまうのは絶対によくないので。

はてなブックマークをぼけーっと見てたら、こんな話を見つけた。

ミクシィに…アタック25予選「カンニングした」

ニュースそのもについてはまあどうでもいいんだけど、僕がこの記事を読むに至った「mixi → 2ch → ZAKZAK → はてブ」という経路を思うと、今更ながら「匿名の掲示板と違ってSNSは招待制だから安全」というSNSの特徴は、少なくともmixiについては跡形も無く崩壊してしまっているのだなー、と改めて実感。

SNSにおいてオープンさと安全・安心はたぶん相反するものなので、いろんな人と覗いたり覗かれたりを楽しみつつ、ぽろっと本音を漏らしちゃっても(犯罪とか不正の告白だったら論外だけど)2chに晒されて叩かれるみたいなリスクは回避できるような、バランスのよい作りがmixiには求められていくのかな。例えば、「日記の特定のエントリーだけを"友人のみに公開"にする機能」とか。

僕なんかは、「恐ろしい社会になったなー」と思っちゃいますわ、正直。

余談。帰り際に駅のキオスクに貼ってある東スポの広告を見たら、デカデカと「アタック25不正」と書いてあった。うーむ。

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