経営戦略本の古典中の古典、世界中のMBA御用達である、マイケル・E・ポーターの競争の戦略。「いつか読まねば」と思いつつ、能力的にもモチベーション的にも無理だということはわかっていたので、この本の「読解本」を読んでみました。
総合法令出版 (2004/01)
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僕的には「『競争の戦略』のエッセンスがこれ一冊に詰まっていて、これを読めば『競争の戦略』を読んだフリができる!」的なものを期待してたんですが、あくまで『競争の戦略』の副読本として作られていたようで、この本自体を「読み物」として読むには、あまり向いていないような書き方でした。でも、なんとなく『競争の戦略』の雰囲気は感じ取れた(気がしないでもない)。
結局、特に「そうか!」「これはすごい!」ということが書いてあるわけではないのです。やっぱり魔法はないのです。たぶんみんなが知っていることです。大事なのは、それを体系立てて理解し、そのフレームワーク(またはメソドロジー)を意識すること。
体系立ったフレームワークは、色々な判断の基準となり、作業や判断の漏れを防ぎ、情報の共有性を高め、先人の経験の再利用性を高めてくれます。
この辺は、ソフトウェア設計におけるデザインパターンとか、プロジェクト管理手法なんかについても同じことが言えます。
「そんなご立派なフレームワークやメソドロジーは意識したこと無いけど、俺は無意識にやってるよ」という事を言う向きもありますが、やっぱりきちんと意識してやることに意味があるんだと思います。
そして、そんな「普段無意識にやっている(またはできていない)ことを、体系立ったメソドロジーとしてまとめた書籍」の最高峰にある(と僕が信じている)のが、これです。
オーエス出版社 (2003/07/19)
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最近、貸していた友人のもとから返ってきて読み返しているのですが、やはりすばらしい。「バカ話をしてウケをとる」という、これまで限りなく「才能」「経験」「直感」に頼って行われていた作業を、体系立った明確なメソドロジーとして書き記してくれています。まさに名著。
ただ、これを読めばウケまくりのトークができるようになるかというと、必ずしもそうでないのが悲しいところ…。それは、競争の戦略を読めば誰でも名経営者になれるわけではないのと、同じですよね…。

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