カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる。罪悪感に苦しむカスミ。実は、夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。カスミは一人、娘を探し続ける。4年後、元刑事の内海が再捜査を申し出るまでは。
平成11年の直木賞作品です。「娘の失踪」という事件を中心に話が進んでいきますが、話の核は決して事件の謎解きなどではなく、事件をきっかけに浮かび上がり変化していく「人間」について、細かく丁寧に書かれている、そんな小説です。そういう意味では、宮部みゆきの小説にも良く似ているかも。現代的な小説のトレンドなんですかね。それとも、二人とも女性だらかな?
そうそう、この人「きりのなつき」だと思ってたら「きりのなつお」なんですね。「なつお」だけど女性です。

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