駄目になった王国

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ずいぶん古い話だけど、録画してあった3月8日の欧州CL、アーセナル対レアル・マドリーの試合を見た。結果はスコアレスドローだったけど、なかなか緊張感のある試合で楽しめた。

それにしても、レアルは本当に「崩壊」している。やっぱりジダンのプレーは別格だし、ベッカムは相変わらず真摯にプレーしていた(色々言われるけど、僕は今のレアルを支えているのはベッカムだと思う)。でももう、このメンバーが「銀河系」として賞賛され、バルセロナやチェルシーと共に欧州の頂点を争うことは当分ないだろうなあという気がする。大体、今のレアルは銀河系ですらない。ロナウド、ラウール、カッーノという面子を見て、「銀河系だ!」と思うサッカーファンがいるか?これが例えばアドリアーノ、トーレス、ジラルディーノだったら間違いなく「銀河系」だろうけど。まあ「銀河系」がいいのか悪いのかの議論もあるだろうけど、今のレアルは「銀河系」を目指したいびつなチーム構成の成れの果て、という意味で、とても痛々しい。当然経営陣も問題は意識しているわけだが、「マケレレ放出に伴う攻撃偏重のチーム構成」への反省として獲得したバプティスタも全く機能せず、僕が見たゲームの中ではレアルの混乱の一翼を担っていたように見えた。

村上春樹の短編集「カンガルー日和」に、「駄目になった王国」という短編がある。

「立派な王国が色あせていくのは」とその記事は語っていた。「二流の共和国が崩壊する時よりずっと者哀しい」

レアル復活には、まだ時間がかかりそうだなあ…。

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