去年流行ったホワイトバンド。
「ほっとけない世界の貧しさ」をほっとけないにもあるとおり、このホワイトバンドの売り上げは一切寄付には使われません。「貧困は寄付では解決できない」「意識を高めることが大事」んだそうで。そして、「具体的な使途は未定」。僕は最初からこのホワイトバンドが大嫌いでした。スポーツ選手やタレントを使ってマーケティング(マーケティングですよね、これは)して、若い人たちがおしゃれなイメージにつられて300円を払う。「貧困をほっとけない」というテーマに反対する人はいないし、300円で「おしゃれに」「いいこと」をできるんなら、みんな乗っちゃいますよね。
で、ブームも去って、ホワイトバンドをつけてる人も(あまり)いなくなった今。ホワイトバンドは結局いくら稼いだ?その金はどこに行った?
というわけで公式サイトをのぞいてみました。
とっても見方がわかりづらい報告書ですけど…。とりあえず去年の9月時点で、約9億6,500万円を売り上げてるようです。で、もろもろの支出(支出が1ページ目と2ページ目にあって、何が違うのかよくわからないんだけど)を差し引いて、残金が約3億1,700万円。要するに6億円使ったわけですね。支出の項目には、ホワイトバンドの製造・流通コスト以外にも、人件費、海外出張費、光熱費などなどが見られます。
あとこんな資料も。
「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」というところに約3,4000万円が流れていますね。これは寄付?やっぱ寄付に使われているの?
正直言ってどちらの資料も、内容うんぬん以前に完全に「学園祭レベル」です。幼稚。僕は、このホワイトバンドを仕掛けた人が世間から金を「騙し取ろうとした」のだとは思っていません。騙すつもりなら、もうちょっと「ちゃんとした」報告書を書くでしょう、きっと。単にあまり深く考えずにプロジェクトを立ち上げたら、思いのほか話がデカくなって金が集まっちゃって、自分たちの手に余る状態になってしまったんじゃないのかな。ただ悪気はないんだとしても、人の善意に「つけこんで」これだけの大金を集めたのであれば、無能は罪だと言えるでしょう。そして、もし悪気があったんだとしたら…最悪ですよね。海外出張や会議費など、疑おうと思えばどれだけでも疑える項目が、報告書にも見て取れますし。
そして、ホワイトバンドに300円を払った人は、少なくともその時「貧困に対して何かをしたい」と思ったのなら、自分の払ったお金がどうなったかについて、気にしてみてはどうでしょうか。そして、ホワイトバンドプロジェクトの関係者の人たちには、もし自分たちが寄付以上に価値のある何かを創出していると自信を持って言えないのであれば、今すぐプロジェクトを解散して残金を寄付してもらいたいと思います。
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