今日からセンター試験だそうです。今年から英語でリスニングが実施されるようになったそうですが、そこでのトラブルがニュースになっていました。
asahimi.com : リスニング、トラブルで425人再テスト センター試験
49万人受験して、425人がトラブルのため再受験になったそうです。もちろん、再受験にはならなかったけれども何らかのトラブルがあった、という人はもっと多くいたんでしょうが、対応不可能なほどの不具合率としては、0.1%以下だったわけですね。
コンピュータの仕事をしているせいで、「トラブル」に関するニュースは気になります(それがコンピュータのトラブルではなくても)。僕の感覚からすれば、49万個も機械を配布しておけば、トラブルがゼロになることはありえないわけで。じゃあ、TOEICみたいに教室全体でスピーカーからリスニング問題を聞くような形式にすれば、配布する機械の個体数が減らせるわけですけど、それでも何万個単位での機械は必要で、数万個っていうのはやっぱりノートラブルを徹底できるようなオーダーではなくなってしまいます。スピーカー方式は、スピーカーの性能や周囲の騒音、席の位置などでの不確定要素が多いですしね。TOEICでもよく不満が上がっています。
僕が担当者だったら、今回のような状況に対して考えられる対策は、「1.各会場にバックアップ(予備)を1%程度配置しておく」「2.試験開始前に各受験生に動作確認をしてもらう」くらいですかね。1は当然やってるだろうけど、2についてもちゃんとやってあったのかは気になるところ。
コンピュータの世界でのトラブル対策は、機械的な対応ももちろん大事なんだけど、それ以上に連絡手段や意思決定基準なんかの「段取り」の方が断然重要だったりします。今回の英語リスニングは初めての試みだったわけですが、どんなトラブルを想定して、どんな対策をとってあったのか知りたいなー。
(追記 2006/01/22 10:10)
asahi.com : 「不具合ゼロと思っていた」 大学入試センターが会見
松浦功事業部長は「ICプレーヤーの不具合の申し出はゼロだと思っていた。こんなにあるとは」と話した。原因については「わからない」としたうえで、「メーカーの全数チェックや受験生による動作確認を繰り返したのにICプレーヤーの不良が起こり、大変遺憾です」と述べた。松浦部長によると、受験生から不具合の申し出があってもその場で、本当に故障しているのかどうか監督者が確認することはなく、すべて再テストを受けさせるよう指示していたという。
「ゼロだと思っていた」というのが本当で、仮にゼロ前提で段取りしていたんなら、それは論外だなあ。どれだけ対策しても、ゼロはありえないもんな。受験生による動作チェックはしていたんですね。「本当に故障しているのかどうか監督者が確認することはなく」ってのはしょうがないと思います。そこは監督者に判断を任せるよりは、一律な対応を機械的にさせちゃったほうが安全なはず。でも、即再試験じゃなくて代替機械の提供でいいと思うんだけど…?
なぜか気になる本件。マニュアルが読んでみたい…。
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