ずっと読みたかった本。やっと文庫になったので読んでみました。
80分しか記憶が持たない老数学者、その家政婦、そしてその息子の三人によるほのぼのストーリーです。特にドラマチックな話ではないのですが、三人がつくる空気がとてもやさしくてきれいで、読んでいて幸せな気分になる話です。
そして、ところどころに登場する数学話がこれまたいい味を出しています。押し付けがましかったりこれみよがしだったりすることなく、数学ネタとストーリーとが自然に調和しています。
おすすめ。
蛇足ですが、読んでいて登場した数式や定理が思い出せないことがあったら、Wikipediaへどうぞ。すごいね、Wikipedia。僕はこの定理(の意味とか導出)が思い出せませんでした。いかんなぁ…。
ただ、べつに出てくる数学ネタに理解できないことがあったとしても話の面白さを理解するのに不都合はまったくないので、心配せずに読んでみてください。

コメントする