ローマ人の物語 21~23 危機と克服

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相変わらず気合と意地で読み続けている「ローマ人の物語」。確かに読むのにはある程度エネルギーがいるんですけど、読んでみればやっぱり面白い。今回は暴君ネロの次の皇帝であるガルバから、五賢帝時代の始まりであるトライアヌスまでのお話です。

ローマ人の物語〈22〉危機と克服(中)

ローマ人の物語〈23〉危機と克服〈下〉

特に印象に残ったのは次の文章。はるか昔、ガリア地方(現在のフランス)はゲルマン人との争いで疲弊していました。しかし、その後ローマの支配下に入ることにより、平穏な生活を手に入れることができたのですが、やはりローマをなんとしても打倒したいゲルマン人は、「ローマからの独立」をちらつかせることによってガリア人にローマへの反乱を起こさせようとします。そんな時、ガリア人に対してローマの司令官ケリアリスが言った言葉です。

そしてこのゲルマン人の、ガリア人を自分たちの側に引きつけようとするときの常套句は、いつも決まって自由と独立の二語である。だが、忘れないでもらいたい。他者を支配下に置くことを考えた民族で、この二語を旗印にかかげなかった民族は皆無であるという人間世界の現実は、忘れないでもらいたい。

これが二千年近くも前の言葉であることを思うと、歴史による教訓がいかに普遍的なものかと本当に驚かされます。

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