システム開発の現場で「おいしい」職種はどれだ?(3)

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前回の続き。

より顧客に(つまり要件と金に)近いところにいるコンサルタントやプロジェクトマネージャの方が、顧客に価値を認めてもらいにくい技術者よりも「おいしい」のは、自明のことであり、なんともならないところ。では、技術者はどうしたらいいのでしょうか。

やっぱり一番簡単なのは、コンサルタントやプロジェクトマネージャにキャリアチェンジをすることでしょう。感覚的なものですが、同じポテンシャルを持っている人がコンサルタントやPMをやれば、プログラマやシステムエンジニアなどの技術者をやっているより、少なくとも収入の面では「おいしい」思いが出来るんじゃないかと思います。

それでも、やっぱりコンサルタントって文化もスキルエリアも全然違うから抵抗あるし、チームリーダー的な仕事をしてるんならばPMになるのはそんなに大変じゃないだろうけど、やっぱりコンピュータいじってたいし、PMの仕事ってそんなに楽しそうじゃないしなぁ…。というのは、技術者の多くが思っていることだと思います。

技術者として「おいしい」仕事をするためのキーワードは、付加価値だと思います。

つまり、仕事の内容を変えるのではなく、仕事の見方、捉え方を変えるのです。これは、僕が会社の先輩から教わったことなのですが、たとえば今やっている仕事は、EA(Enterprise Archtecture)の定義では何に定義されるのか?を考えるのです。技術者なのであれば、EAにおけるTA(Technology Architecture)の領域に携わることが多いのではないでしょうか。EAの存在を意識し、そして自分がTAに携わっていることを意識すれば、たとえばEAのデザインをするコンサルタントから見て、その技術者はとても付加価値が高いといえると思います。

またこれはよくいわれることですが、複数の技術に関するスキルを持つことも大事ですよね。自分のスキル領域を相対化し、その上でそれをアピールできるようなスキルサブセットがあれば、より付加価値の高い技術者として重宝されるんじゃないかなぁと思います。

やっぱり、どんな世界でも同じなんでしょうけど、狭い領域でコツコツとがんばるだけでは、なかなかおいしい思いをするのは難しいですよね。楽しておいしい思いをしようと思っちゃまずいですけど、自分のスキルや価値をうまく活用させるような付加価値を、自らつけるような努力をする必要があるんだろうな、と思います。

なんてことを言うのは簡単なんですけどね…。僕の場合は、付加価値どころか、まず核となる知識もあやふやだったりするので…。がんばらねば、です。

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