iNTERNET magazine 8月号に、ネットユーザーのうちRSSを利用しているのは9.5%だそうです。予想より多いなあというのが僕の感想。普通の人が普通に使うには至っていないが、マニアだけのツールというわけではなくなってきているのでしょうね。
実をいうと、僕はRSSがあまり好きではありません。普段、サイトの更新チェックにははてなアンテナを使っています。今回は僕がRSSを好んで使わない理由を考えてみます。
ただ、他の人がRSSを使うのをどうこういうつもりはもちろんないですし、RSS経由でこの文章を読んでくださる方も、もちろん大歓迎です(ありがとうございます)。僕の個人的な話ですので、そこはあしからず。
RSSを単なる更新チェックのみに使い、実際の閲覧はブラウザで開くという人と、RSS上でサイトのコンテンツ参照を全て済ませてしまうという人と、2パターンいると思います。その比率がどの程度かわかりませんが、僕がここで想定するRSSの使い方は後者、つまりブラウザを使わず、blogの内容もRSSでフィードされたもので全てを読んでしまうような使い方です。
RSSの意義は、雑多なWeb上の情報をXMLで構造化し、コンテンツのエッセンスのみを抽出して、メタデータとともに配信することによって、Webサイトの更新情報の配信を効率的に行うことにあります。もちろん「配信」というのは便宜的なことばで、あくまで実際はRSSリーダーによる「PULL」で情報は伝達されます。その点は普通のWeb閲覧と同じですよね。また、XML形式であることを強調する向きもありますが(「ブラウザで開いても、人間には理解できないXML文書が表示されます!」)、XMLだろうがHTMLだろうが本質的な違いは無いですよね。ブラウザはHTMLを解するし、RSSリーダーはRSSを解する。そして人間はどちらも理解しない。ここまでの話を前提とすれば、RSSは単にWebサイトの「ダイジェスト版」であると言えるんじゃないかと思います。もっと悪意のある言葉を使えば、「廉価版」と言えるかも。
RSSとRSSリーダーを使ってWebを巡回すると「効率がいい」といわれます。確かにそうかもしれません。必要なコンテンツとメタデータだけを抽出し、その他の「余計な」部分をはぶいてサイトを閲覧できるなら、効率はいいでしょう。でもそれって、ちょっと味気なくないかなぁ。確かに見づらいサイトやお世辞にも趣味がいいとは言えないデザインのサイトもありますが、でもそういった凸凹(デコボコ)も含めて個性なわけで。
また「RSSはサイト訪問者を減らし、広告収入を減らすのではないか」という懸念も、よくWeb上で議論されています。普通に考えれば、これは真実でしょう(このblogにも一応AdSenseが付いてますが、そこからの収入はもともとほとんどゼロなので僕にはどうでもいい問題です…^-^;)。「そうとも限らない」派の意見としては、「そもそもRSSを配信しないサイトは相手にされなくなる」とか「個人サイトのアクセス増のキーはソーシャルブックマークや有名blogでの紹介であり、RSSを多く利用するヘビーユーザーへの遡及がマスへの遡及の鍵だ」とかがあります。でもこれも、「RSSがサイト訪問者を増やす」というロジックではなく、「RSSに対応しないと置いていかれるよ」という話ですよね。
ニュースサイトの情報を集めるだけなら効率だけを考えればいいかもしれないけど、個人のblogを見るんなら、やっぱりそれも人間同士の「付き合い」の一つの形なわけで、RSSには含まれない「個性」も読みたいなあと思うわけです。
こういう考え方って、古臭いのかなあ。
Sorry, but what is kimerikas?
Jane.
Sorry, but what is kimerikas?
Jane.