カスタムSIというリスク(1)

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今日は『カスタムSI』のお話。

よく知られた事実ですが、日本におけるシステム開発の特徴として、『カスタムSIが多い』ということが挙げられます。カスタムSIとは、いわばその企業専用の「オーダーメイド」システムです。これに対し、アメリカでは既存のパッケージ製品を利用することが多いようです。つまり「既製品」です。

僕は、日本企業の持つカスタムSIを好む傾向は、企業としてかなりリスクが高いものではないかと考えています。

まずカスタムSIとパッケージ、それぞれのメリット・デメリットを考えてみます。まず思いつくのは、カスタムSIは自社の要件にぴったり沿ったものが作れるかわりに値段が高くなり、一方パッケージを利用する場合は、値段は安くなるものの一部の業務はパッケージに合わせる形で変更する必要が生じます。

もしカスタムSIとパッケージの差がそれだけであれば、パッケージと自社要件の差をガマンするか、お金を払ってそれを解消するかという、単純な問題です。この辺は、洋服のオーダーメイドと既製品の違いや、住宅の建て売りと個別設計の違いと、特に変わることはありません。

ただ同じ「特注品」とは言っても、オーダーメイドの洋服や個別設計の住宅には(ほとんど)無い大きなリスクが、カスタムSIにはあるのです。

それは「完成品がどんなものになるのかわからないリスク」「完成品がどんな技術で作成されるのかわからないリスク」そして「そもそも完成するのかどうかわからないリスク」です。

それぞれの説明は…次回へ続きます。

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