日本のSEはこれからどうなるのか

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暇つぶし&blog書きのネタにと思い、読んでみました。

日本のSEはこれからどうなるのか
萩原 佳明
翔泳社 (2005/03/15)
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「日本のSEについてどう思うか」を海外のSEに聞く、またSEの仕事について考えるヒントになりそうなことを農家・弁護士・手品師・建築家らに聞く、というインタビュー集です。

1~2時間程度でさらっと読めてしまいました。あまり真剣に「SEとは何か!」と悩みながら読む本ではないですね。そんな中でも印象に残った言葉をいくつか。

日本のシステム開発の特徴として、カスタムSIが多いということがあげられます。欧米では市販のパッケージをカスタマイズして作るようなシステムでも、日本では各企業がその企業向け「特注」のシステムを作ることが非常に多いです。その理由も、画面の見た目などあまり本質的ではないものだったりします。これって、各企業にとって無駄だというだけでなく、社会全体として無駄なことをしていますよね。それについて、元銀行員の岩瀬氏の言葉。

ですから、日本は国民全体で∑で足してみたときに作業が重複してるわけですね。たとえば仕入れをするというプログラムを書いているヒトが日本では3,000人いますと。もしアメリカでは、それを10人で書いてるとすれば、それは向こうの生産性のほうが300倍いいってことになりますね。」

また、この本の大きな特徴である「SEの仕事について考えるヒントになりそうなことを他業種の人に聞く」というテーマですが、あまり成功しているとは思えませんでした。なんか単なる雑談になっちゃってるインタビューが多かったですね。ただ、その中でも弁護士の近藤氏の話には、色々と共感できる部分がありました。

弁護士の世界は、どんどん新しい法律が際限無く出てくるし、著作権や商法など専門が細分化されつつもその時々のトレンドがあったりして、スキルエリアを選択してそのスキルを身につけていくのが、とても大変なんだそうです。コンピュータの世界によくにていますね…。

正直言ってそれを全部わかってる弁護士なんてのはたぶんいないと思う。それはしょうがない。自分ひとりの脳みそで処理できる量を完全に超えてるよね。だから全部頭に入ってるなんてのは無理だというのが、まず大前提としてある。じゃあ次に、それぞれ出て来たものをどうするんだと。まず、どうもこんな法律が出来たらしいとか、こんな改正があったらしいということは、なんとなくアンテナを立てておく。雑誌みたり新聞見たりして、なんとなくそういうことはあったねと。ただ、とりあえずはそんな形で頭の準備をするだけにしておく

あたらしい技術を全部片っ端から覚えようとしても、すぐ破綻しちゃいます。でも、だからといって何も知らないままほったらかしにしておくと、いざという時に全く動けない。アンテナを立てて、「頭の準備」だけでもしておくことが大事なんですね。

それにしても、本屋に行くといわゆる『SEに必要なスキル』とか『SEのための○○知識』とか『SEとしてのキャリア』みたいな、いわゆるSE本が山積みになっています。それだけ、自分の仕事やキャリアに悩むSEが多いんでしょうね。などと他人事のように語る僕もコンピュータ関係の技術者です。「コンピュータ関係の技術者」などという回りくどい言い方をするのは、SE(システムエンジニア)という言葉が嫌いだから。その辺の話はまた後日…。

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