CNET Japanの『ビル・ゲイツ:「もっと多くの情報が必要」--「情報過多」に反論』に反応。
ゲイツ先生は、情報過多なんじゃなくて、情報にアクセスするテクノロジーがまだ不十分なんだよ(そしてMSはそれを実現するために頑張ってるよ)とおっしゃっています。まあそれ自体はごもっともなんですが、僕が気になったのは『検索エンジン』に関するこの話。
Gatesは、必要な情報が検索結果の半分にも満たなかった数年前と比べれば、それでも検索の機能や所要時間が大幅に改善されたことを認めた。だが、同氏はウェブ検索が依然として「宝捜しの状態」にあり、検索結果の上位にならんだいくつかのリンクに目的の情報が含まれていることを願っているだけだ、とも付け加えた。
検索精度が向上することに関してはもちろん大歓迎ですが、僕が何とかならないかと考えているのは辿り着いた先の『情報自体の信頼性』です。
ゲイツ先生はおっしゃいます。
「われわれは、ユーザーがダイレクトな答えを得られるところまで到達したいと真剣に考えている」(Gates)。この点に関して、MicrosoftのMSN Searchはすでにいくつかの点でそうした機能を実現していると同氏は述べ、実際に「世界で2番目にGDPが大きな国はどこだ(Which country has the second-largest GDP?)」「ほうれん草に含まれるはカロリーは("How many calories are there in spinach?")」といった質問をデモしてみせた(すると「日本」そして「1カップあたり7カロリー」といった答えが表示された)
自然言語で検索する需要がどれだけあるのかわかりませんが、少なくとも僕には不要です。世界で2番目に大きな国を知りたかったら、「GDP」「2位」で検索すれば簡単にわかります。
むしろ僕が知りたいのは、「この情報は本当に正しいのか」「この情報は最新のものか」ということです。GDPのランキングであれば、それなりに権威のあるサイトがヒットするので、なんとなく信頼できそうな気にはなれますが、それも気分の問題です。これがニッチなテーマで、個人のサイトが数件しかヒットしないような状況であれば、その情報の信頼性や鮮度を判断することは困難です。
個人であれ企業であれ、永遠にサイトをアップデートしつづけることは不可能です。また内容の正誤についても、インターネットの性格上、必ずしも高い精度を期待することはできません。この問題については、『人力』で対応するしか無いと僕は思います。
ソーシャルブックマークってありますよね。みんながいいサイトを発見すると、それをブックマークして他の人々に推薦します。これと同じように、あるサイトを見た人が「この情報は古いな」「この情報は間違っているな」と思ったら、それを「古いよ」「間違っているよ」というコメントともにソーシャルブックマーク的なシステムに登録するのです。「こっちに新しい情報があるよ」「これが正解だよ」という情報もあれば、非常に有益でしょう。ブラウザのサイドバーに、今開いているサイトに関するコメントが自動的に表示されるようになれば、とても便利じゃないかな、と思います。名づけて…『コメント・ブックマーク』とでも言えるでしょうか…いまいちかなぁ?
当然、コメントも古くなるし、誤ったコメントもあるでしょうし、スパム的なコメントもつくでしょうし、場合によっては『荒れる』こともあるでしょう。そこは人力のいかんともしがたいところではあります。
それでも、少なくとも僕にとっては、自然言語検索よりもよっぽどありがたい機能だと思いますが…みなさんはどうでしょう?
コメントする