Googleという世界政府

| コメント(4) | トラックバック(0)

フォーサイト6月号の梅田望夫さんの記事『ウェブ社会「本当の大変化」はここからはじまる』を読む。フォーサイトはコンピュータ雑誌ではないので、梅田さんのblogに比べるとだいぶ平易な内容ではあるが、わかりやすいだけではなく、普段ネットを使わない人にも、普段ネットを使っている人が感じている『手ごたえ』が伝わるような、とてもすばらしい記事でした。

記事の中で、梅田さんは述べています。

ムーアの法則は、半導体に限らず全てのIT関連コストを継続的に押し下げることによって個人の情報発信を加速させ、莫大な設備投資を続けるマスメディアを尻目に、blogをはじめとする大量のコンテンツが一気に発生した。ネット上のコンテンツは玉石混交と言われるが、それは確か。そのため、それを整理するGoogleのような企業の重要性が高まっている、と。

そして、梅田さんはGoogleに勤める知人の言葉を紹介しています。

「世界政府っていうものが仮にあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは全部グーグルで作ろう。それがグーグル開発陣に与えられているミッションなんだよね」

もちろん、冗談ではなく本気の言葉だそうです。

GoogleではPageRankという仕組みで、個々のサイトの重要性を判断しています(Googleの秘密 - PageRank徹底解説)。要するに、みんなが大事だと思っていることほど、人の目に留まりやすくなるということですよね。個人が自由に情報を発信し、個人それぞれが重要な情報をピックアップし、それを他の人にも知らせようとするシステムです。確かに、これを世界政府による民主主義システムと捕らえることもできるといっても、言いすぎではないかもしれません。もちろん、Googleは営利企業であって、インターネットの社会的重要性をそのままその両肩に預けていいわけではありません。それでも、Googleがインターネットに与えた「情報発信者が他の情報を評価する仕組み」は、とても大きな意味を持つものだと思います。ソーシャル・ブックマークもそうですよね。ソーシャル・ブックマークのおかげで、あまり有名でないサイトのとてもよい記事や重要な情報を目にすることが、最近よくあります。

いや、インターネットってすごいですよ。ほんと。あとGoogleがんばれ。まじで。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.yusukeoi.net/toraba.cgi/44

コメント(4)

ハゲしくインスパイアされたので記事を書いてみたんですけど、ありえないくらい大脱線してしまいました。さながら道なき道を進む暴走機関車のように。
おいらにゃ線路はいらねーぜ〜。

線路をまっすぐ走るamerioさんなんて、まるで脂身を取り除いたロースカツみたいなものですよ!(すみません…)

ますます期待してます~。

TB&コメントありがとうございます!もやもやと頭の中で回っていたことをものすごく適切に表現してくれていて、同じく激しくインスパイアされて同じく暴走してしまいました。この一連のネタを読んでいるうちに村上龍の「希望の国のエクソダス」を思い出しました。ITを使った革命(みたいなもの)をリアルに描いています。もしまだ読まれてないならゼヒ!!

kanayamaさん:
こんにちは!「希望の国のエクソダス」は僕も読みました。面白いですよね。なんかああいうものすご~いことが起こったりしないかなぁ、って本気で妄想しちゃいますよ、最近。これもググ様のせいですね…。

コメントする

Google Adsense

アーカイブ

なかのひと

なかのひと

2008年9月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

Profile

大井雄介 / Yuhsuke Ooi
gmail

最近のコメント