2005年5月アーカイブ

HDDレコーダー利用者の過半数がCMの80%をスキップ、540億円の損失へ

野村総研では、HDD搭載レコーダーのCMスキップ機能により、企業の2005年におけるテレビ広告費の約2.6%が無意味となり、その損失総額は約540億円に上ると試算している。

テレビ局にとっては深刻な問題でしょうね。対策としては、「A.コンテンツ自体を有料化する」「B.広告をスキップできない新しい『放送』インフラを構築する」「C.同時性が重要になるコンテンツ(ニュース・スポーツ等)を強化する」「D.番組と広告を統合させる」くらいかな。

フォーサイト6月号の梅田望夫さんの記事『ウェブ社会「本当の大変化」はここからはじまる』を読む。フォーサイトはコンピュータ雑誌ではないので、梅田さんのblogに比べるとだいぶ平易な内容ではあるが、わかりやすいだけではなく、普段ネットを使わない人にも、普段ネットを使っている人が感じている『手ごたえ』が伝わるような、とてもすばらしい記事でした。

記事の中で、梅田さんは述べています。

IT Proの『「1泊2日の合宿でプロジェクトの成功率は変わる」――専門家が提言』に反応。

「厳しい状況に追いやれば、メンバーは自然と結束する。最近、こんな考え方が目立つ。だが、それは間違っている」。デバッグ工学研究所の松尾谷 徹代表は話す。「厳しい状況になるとメンバーは離反する。そうなる前に手間とコストをかけてメンバーをチームにしておく必要がある」。

え~と、僕はこの手の考え方が好きじゃないです。てゆうか、正直いって大嫌いです。こんなの、システム開発プロジェクトに存在する不確定要素やリスクに対する、プロジェクトマネジメントの試合放棄じゃないですか。もちろん、チームメンバー間のスムーズなコミュニケーションが大事であることは言うまでもありません。ただ、メンバー間の自発的なコミュニケーションは、少なくともプロマネの立場からは「プラスアルファ」のものであるべきです。

負けちゃいました…ミラン。試合見てない人は、この辺でも読んでみてください。

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前半のミランは、あのプレーを後半も続けていれば間違いなく歴史に残っていたような、そんなすばらしいプレーをしていました。テクニックと、スピードと、献身的な動きと、組織的なアイデアと…。特に、カカがクレスポとシェフチェンコを使って仕掛ける攻撃は、ちょっと他のリーグも含めて比べられるものが無いくらい、ハイレベルなものでした。

後半のグダグダについては、あまり詳しくない僕には分析できませんが…。確かにリバプールは頑張っていましたが、6分で3点入ったのはちょっと運がよすぎるなぁ。バロシュやガルシアらの攻撃陣は、あまり機能していませんでしたしね。ジェラードはやっぱり別格ですけど。

前半のミランがあまりにも素晴らし過ぎました。それと比べちゃうと、そして後半のミランは当然のことながら、リバプールもビッグイヤーに値するサッカーをしていたかなぁ…と思っちゃう次第です。とてもエキサイティングなゲームでしたが、なんだかすっきりしない感じが残りました。

なんて事をウダウダ僕が言うのは、年末のトヨタカップのチケットを持ってたりするからだったりもします…。

CNET Japanの『富士通社長「経営目標の達成は無理」--価格下落と不採算案件の対応急ぐ』に反応。

富士通の黒川社長が、システム開発において甘い見積もりに起因する不採算案件が多く、営業目標の達成が厳しい、と述べているインタビューなのですが、そこに注目に値する発言がありました。

2005年3月期は、同社のSEのうち、33%が不採算案件に携わっていたという。「優秀な社員ほど不採算案件に回す必要があり、新規案件に対して機会損失を招いていた」(黒川氏)

ありがち!

「火消し」などの呼び名で、エース級のSEがトラブルプロジェクトに放り込まれる姿はよく目にします。でも火消しにやっきになるよりも、本来は延焼を防ぐ方に力を注ぐべきなんでしょうね。場合によっては、火が上がっている建物を壊すのも手のひとつかと。難しいとは思いますけど。

満足する豚。眠たげなポチ。『Web コンテンツのストリーム化と独立、そしてデータの綱引き』というエントリーに反応。

そして、かつてはページ単位でいわゆる「ホームページ」文化だったWeb が、「コンテンツのストリーム」という捉えられ方へ移っているのを感じる。

『ストリーム化』とはウマイ表現だなあ。

CNET Japanの『ビル・ゲイツ:「もっと多くの情報が必要」--「情報過多」に反論』に反応。

ゲイツ先生は、情報過多なんじゃなくて、情報にアクセスするテクノロジーがまだ不十分なんだよ(そしてMSはそれを実現するために頑張ってるよ)とおっしゃっています。まあそれ自体はごもっともなんですが、僕が気になったのは『検索エンジン』に関するこの話。

Gatesは、必要な情報が検索結果の半分にも満たなかった数年前と比べれば、それでも検索の機能や所要時間が大幅に改善されたことを認めた。だが、同氏はウェブ検索が依然として「宝捜しの状態」にあり、検索結果の上位にならんだいくつかのリンクに目的の情報が含まれていることを願っているだけだ、とも付け加えた。

検索精度が向上することに関してはもちろん大歓迎ですが、僕が何とかならないかと考えているのは辿り着いた先の『情報自体の信頼性』です。

読みました、終戦のローレライ

いや~、熱い!グッときます。先週あたりに東急東横線で本を読みながら目をウルウルさせているビジネスマンがいたら、それは多分僕です…。でも一番クライマックスのところは電車の中では読めないですね。ググッときすぎて。

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登場人物の潜水艦乗りがどいつもこいつも最高にかっこいいです。オススメ!

海辺の家という映画を見ました。

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会社をクビになり病にも冒された男が、離婚して以来離れて暮らしていた息子とともに家を作り始めるというストーリー。派手さは全くありませんが、風景が、そして出てくる人々の心が、とても美しい映画でした。人が誰かを『想う』気持ちに、胸を打たれます。

なんといっても、『海辺の家』という邦題が素敵ですよね。原題の『Life As a House』の方がむしろ野暮ったいくらい。

とてもキレイな映画でした。

前回の続き。これまでに見てきたとおりとてもリスクの高いカスタムSI。だとしたら、なぜ企業はパッケージを使わずにカスタムSIを続けているのでしょうか?

パッケージを利用する場合には、たとえある程度のカスタマイズを行ったとしても、既存の業務をパッケージに合わせるというとても大変な作業が必要になります。業務のプロセスを変えるというと、その業務に携わっている人は、外部の人間が想像する以上にとても大きな抵抗を表します。「面倒だ」というのも理由の一つではありますが、今までのやり方を否定されるような気がするというのも、とても大きな理由です。それが「パッケージを使ったほうが安いから、業務を変えたい」という話であれば、その抵抗はさらに大きなものになります。これは現場の人に限らず、多くの経営層にも当てはまります。みんな、自分たちのやり方が一番いいんだと思っているんですよね。でも、実際のところその企業にとっての非戦略的な業務分野においては、やり方なんてどうだっていい場合がほとんどです。出張費の申請業務に「ウチなりのやり方」を貫き通して、何か意味がありますか?

前回に引き続き、カスタムSIのリスクに関するお話。

企業独自の「特注品」システムを作るカスタムSIのリスクである、「完成品がどんなものになるのかわからないリスク」「完成品がどんな技術で作成されるのかわからないリスク」に続く、「そもそも完成するのかどうかわからないリスク」について考えています。

…って、考えるまでも無いか。「完成品がどんなものになるのかわからない」「完成品がどんな技術で作成されるのかわからない」モノが、きちんと完成することを期待するほうが無茶というもので。

前回に引き続き、カスタムSIのリスクに関するお話。

企業独自の「特注品」システムを作るカスタムSIには、「完成品がどんなものになるのかわからないリスク」「完成品がどんな技術で作成されるのかわからないリスク」そして「そもそも完成するのかどうかわからないリスク」があることを、前回お話しました。今回はこの3つのリスクについて、ひとつひとつ考えてみたいと思います。

今日は『カスタムSI』のお話。

よく知られた事実ですが、日本におけるシステム開発の特徴として、『カスタムSIが多い』ということが挙げられます。カスタムSIとは、いわばその企業専用の「オーダーメイド」システムです。これに対し、アメリカでは既存のパッケージ製品を利用することが多いようです。つまり「既製品」です。

僕は、日本企業の持つカスタムSIを好む傾向は、企業としてかなりリスクが高いものではないかと考えています。

知識というのは、何か判断を下すときの拠り所となるもの。何かを学ぶ時は、「自分にはまだその知識が無く、その問題について判断を下せる立場に無い」ことを謙虚に意識しながら学ぶ必要があるなぁと、強く思います。

まず感情や思い込みありきで、その感情を正当化・理論武装するために、知識を利用している(と思われる)人が時々見受けられます。とくに、歴史認識問題なんかの議論を見ていると。

反省を込めて、忘れないようにメモ。

朝からウンザリなニュース。

眉そった、入学式出席拒む 鹿児島の中学校

鹿児島県菱刈町の菱刈中学校(外俊則校長、272人)で4月にあった入学式で、新入生の女子生徒4人が眉毛の一部をそっていたという理由で出席を許されなかったことが14日、分かった。同校は「ルールを大切にする気持ちを持ってほしかった」と説明するが、識者らから批判する声も上がっている。

出席を許すべきだったか、許さなくてよかったのか、の問題ではありません。そんなこと、本当にどうでもいい下らない話。中学生が眉を剃ることがいいか悪いかなんて、大人の女性が眉を剃ることがいいか悪いかがどうでもいいように、ナンセンスな議論です。

なんだか止まらないSEネタ…。もう少しお付き合いください。

馬場史郎、という人がいます。SEの教育や育成の専門家で、著書や雑誌連載で『SEとは』について色々と語っておられます。お歳は存じませんが、プロフィールから察するに60を超えられたあたりではないかと思います。特に日経コンピュータの連載『馬場史郎のSE徒然草』は、コンピュータ関連のお仕事をしている人には有名ではないかと思います。

4/18号の日経コンピュータのその連載で、馬場氏は『SEを目指す新人SEの心得10カ条』として、下記のように述べています。

EL GOLAZO(エル・ゴラッソ)という新聞を知っていますか?

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EL GOLAZOはサッカー専門の新聞です。コンビニや駅売店の新聞コーナーにピンク色の新聞があったら、それはたぶんEL GOLAZOです。週3回発行で、1部150円。特にJリーグの試合分析や予想に、かなり気合が入っています。

コンピュータネタが続きますが…。
とある社員数43人のシステム開発屋さんの話が、日経システム構築5月号に載っていました。

『この会社では、プロジェクト管理ツールを独自に開発した。』
『ただこのツールは使い勝手が悪く、勝手にMicrosoft Projectを使う社員もいた。』
『なので、プロジェクト管理ツールを再度独自に開発した。』

おいおい、それならMicrosoft Project使っておけばいいじゃん!わざわざ作ることないじゃん!

う~ん。細かい事情はわからないのでなんともいえませんが…。でもこういうシステムって、世の中には多いんだろうな…。

前回の続き。

システム開発プロジェクトがすべからくデスマーチ化する現状では、『なんでも屋』的な『デスマーチ型SE』がシステム開発現場の屋台骨を支えているというお話をしました。

実際、ある特定分野のプロフェッショナルというSEよりも、そういうプロフェッショナルたちの隙間を埋めるようななんでも屋SEのほうが、高い評価を受けたりします。

前回の続き。

プロジェクトマネージャやプログラマと違って、役割がはっきり定義されていない、つまり何でもできないと/やらないといえけないのがSEです。スーパーマンで無ければこなせない仕事を任せられた、普通の人間であるSEは、どうなってしまうのでしょう?

ご想像の通りだとは思いますが、残業が増え、徹夜や休日出勤が増え、プロジェクトはデスマーチ化し、病に臥せったり(フィジカルにもメンタルにも)、燃え尽きてしまうことになるのです。

もちろん、全てのSEがそうなるわけではありません。中には、残業や徹夜を乗り越え、デスマーチ化したプロジェクトを気合で完遂させるタフなSEもいるわけです。要するに『優秀なデスマーチ型SE』ですね。

僕はコンピュータ関連の技術者として、コンピュータメーカーで働いています。いわゆる『SE(システムエンジニア)』というやつです。ただ僕はSEという言葉が嫌いで、もちろんそういう風に呼ばれることも嫌いなので、コンピュータ関連の技術者とかエンジニアとか、そういう回りくどい言い方をするようにしています。

自分もSEだという方、または家族・友人がSEだという人はとても多いと思いますが、そもそもSEってなんなんでしょう?

TBSのドラマ「タイガー&ドラゴン」がとんでもなく面白い!

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脚本は宮藤官九郎で、落語家に弟子入りしたヤクザ役の長瀬智也が主人公。毎回古典落語を1つテーマにして、長瀬がその落語を覚えながら、その落語にからんだストーリーが長瀬の周囲でも展開していきます。長瀬以外にも、岡田准一や阿部サダヲなどクドカンドラマには欠かせないメンツがきっちり登場していますし、他にも西田敏行やら笑福亭鶴瓶などの大御所も。あと、個人的には伊藤美咲のぶっちぎれたヘタウマ(?)演技がツボですね。

木更津キャッツアイでも感じましたが、「いろんなガラクタをごった煮にしておきながら、最終的には一本のカラーに纏め上げる」ところはクドカンの真骨頂。毎週金曜日が楽しみです。

inside outの「1:学生による授業評価アンケート調査の分析」に反応。

 「何をすれば良いかがわかっているようなテスト=することが決まっているようなテスト」でなくて、「問題を解決するようなタイプのテスト」を学生にさせたりはしないものなの?と高校の先生に聞いてみた。

社会に出てから出会う「問題」は、答えが無いものだったり、逆に答えが複数あったり、そもそも問題の定義自体から始めなければならなかったりします。だから、暗記にもとづいて限定的な問題を解く力ではなく、より実践的な考える力、つまり問題解決力をつけさせることが大事なのではないか、というのは日本の教育について常々言われている問題です。

コンピュータ業界には「デスマーチ」という言葉があります。つまり、死の行進。真コンピュータ用語辞典によると、その定義はこうです。

システム屋さんで日常的に行われているユーザの無理難題を無理な期間と無能な旗振りのもとで仕上げるための死の行進。

SEをされている方やSEな知り合いがいらっしゃる方はご存知の通り、SEには残業・休日出勤当たり前の超長時間労働をされている人が多くいます。その理由は、システム開発の多くがデスマーチ状態になっているからなのです。

R25で見かけたBEACHWORLDが欲しくてたまりません。

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暇つぶし&blog書きのネタにと思い、読んでみました。

日本のSEはこれからどうなるのか
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「日本のSEについてどう思うか」を海外のSEに聞く、またSEの仕事について考えるヒントになりそうなことを農家・弁護士・手品師・建築家らに聞く、というインタビュー集です。

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