日経新聞の『古い視点』

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今日久しぶりに日経新聞を読んでいたところ、ライブドア関連の記事で、企業スタイルの変化について述べたこんな文章がありました。

企業の評価は創業以来の実績を積み上げたいわば実業総額よりも株式時価総額の瞬間風速がものをいうようになった。IT(情報技術)を駆使してバーチャルに富を創造する場が拡大しているので、IT系新興企業の瞬間風速は大きい。

なんというか、記者がいかにインターネットやインターネットビジネスから遠いところにいるかを如実に語る文章ですよね。『バーチャルに富を創造する』ってどういう意味ですか?なんでそれがIT系新興企業の瞬間風速を大きくするんですか?バーチャルな価値の創出をしているのはIT系企業ではなく、むしろそこに群がる某ファンドや某投資銀行などの金融機関であり、IT系企業の瞬間風速を大きくしているのは、その意味を理解できないゆえにそこに幻想を見る、この文章を書いた記者のような投資家たちです。ていうかこの記事のような話って(それに対する僕の意見も)、一昔前のネットバブルの頃に語りつくされたものですよね。

よく、新社会人や就職活動をする学生に「日経新聞を読め」という人がいます。確かに日経新聞はとてもよい新聞だし、継続して読むことでそこから学ぶことは多いとは思いますが、盲目的に「とりあえず日経新聞読んでおけば大丈夫だろ」と思ってしまうととても危険だと思います。日経新聞はあくまで『経済』新聞であり、ITに関する記事があったとしても書いている記者のほとんどは素人です。そして、日経新聞の想定読者は、やはりある程度キャリアをつんだいわゆるオールドエコノミーな業種で働いている人たちであり、新しいビジネスを作り上げようとする若い人たちでは無いと思います。

日経新聞を読むことも大事ですが、それだけでは情報が「古い視点」からのものに偏ってしまいます。インターネット上には色々なニュースサイトもありますし、多様な情報ソースを持っておくことで、自分の頭の「色」がモノトーンになっちゃうことを回避することって、学生や新社会人には重要なんじゃないかと思います。

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