この数日間、blog界隈ではつぐみ、どこにいるの?(2005/4/7に削除予定との事です)というblogが大いに話題になっていました。行方不明の小学生の女の子についての情報提供をblogで呼びかけるというサイトで、1,000を超えるトラックバックが寄せられ、多くのblogでこのサイトが紹介されていました。結局つぐみちゃんは見つかったようで、何はともあれ一安心です。
多くの方の善意があればこそ、これだけのトラックバックが集り、ネット上につぐみちゃんの情報が流れたのでしょうが、正直に言って僕がこのサイトを見てまず最初に思ったのは、「この話は本当なのかな?」という疑問でした。
こんな疑問を持つこと自体、本当に心配されている方には不愉快なことかもしれませんが、このサイトを見ただけでは、この話が本当なのかウソなのかは判断することができませんでした。単に信じる、信じないの問題だったと言えます。多くの人は信じた。僕はちょっと疑問を持った。
たとえば、もしかしたら誰かがネット上で見知らぬ小学生の写真を拾い、その女の子について調べたいと思い、このようなウソのサイトを作った可能性だって十分ありえるわけです。同様に、ストーカーが標的としている女性の情報を集めることだって考えられますし、恨みを持っている人に対してウソの誹謗中傷的な情報を流すことだってありえます(たとえば「この人が私の子供を連れて行方不明になりました」とか)。
結果的に僕の疑問は間違いだったのですが、少なくとも僕がそのとき持っていた情報からはやはり判断がつかなかったわけで、僕の心配の通りだった可能性だってあったわけです。かつてネット上では「チェーンメールはたとえ善意のものであっても転送してはならない」というルールがありました。そのルールについても賛否両論ではあったと思いますが、今回のある意味イノセントなトラックバックの広がりを見ていると、これがもし人の善意を利用した悪意だったら…という危惧を抱かずにはいられませんでした。
今回のようなケースに対し、積極的に協力すべきか、チェーンメールと同様に「広めない」を原則とするのか、どちらがいいのかカンタンには決めることができません。ただ少なくとも、「悪用される可能性がある」ことだけは心にとどめておいたほうがよいのでは無いかと、僕は思います。
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