ニッポン放送やらプロ野球やらのニュースで、楽天やライブドアが『IT企業』としてカテゴライズされることがありますけど、この『IT企業』っていう言葉、ちょっと紛らわしいですよね。
楽天やライブドアみたいな会社はIT(というかインターネット)を利用してビジネスを行う会社であって、ITそのものをビジネスにしているMicrosoftとかOracleとかとは根本的に違うんですけど、どうもそこがごっちゃになっている気がします。誰かが言ってましたけど(誰だっけ?)、『楽天をIT企業と呼ぶのは、宅配便を自動車産業と呼ぶのと同じことだ』と。そこの区別をしっかりつけておかないと、本質を見失うんじゃないかな、と思います。
そもそも、楽天もライブドアも、チャネルやメディアとしてインターネットを利用しているだけで、行っているビジネスそのものは、広告・映像・物販・ショッピングモールなど、インターネット以外のチャネルでも行われているものばかりです。あと、まだネット化されていないビジネスにインターネットチャネルを提供し手数料を稼ぐという商社的ビジネスも大きいですね。よく、オジサンたちが「おれパソコン使えないし、IT企業とかよくわかんねーよ。」なんて言うのを聞きますが、IT技術についての知識は、いわゆるIT企業のビジネスを理解することとは関係が無いと思います。単に、インターネットが未開拓のセグメントだったので、優秀な経営者の下で急激に会社が成長できたというだけのことではないでしょうか(もしくは、『IT企業』を誤解して過大評価してしまったというかつてのITバブルが、局所的にまだはじけてないだけなのかもしれませんが。)。
そういう意味では、ドラッガーが何かの本で指摘していた「コンピュータは、鉄道や活版印刷がそうであったほどには、本質的な革命に至っていない」というのは、正しいのかもしれません。堀江さんがテレビ・ラジオとインターネットとのシナジーとして挙げる例も、番組中にネットでアンケートをとってインタラクティブに…とかそんなのですもんね。もちろん、もっとアイデアはあるのかもしれませんけど。
繰り返しになりますが、ITの技術としての目新しさと、先進的な経営戦略と、あと一部の経営者のエキセントリシティとが(笑)、混同されているような気がします。インターネットビジネスについては、「10年後にテレビとどっちが勝つか」みたいな話じゃなくて、その方向性とかメリットをもう少し冷静に考えていく必要がありそうですね。
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わたしも「IT企業」には疑問を持っていました。
ただし楽天は実店舗を持たずインターネット上でのみ展開されているのでIT企業と呼んでもよいのではないかと思います。同じ理由でインターネット専業銀行もです。
ソフトウェアの開発・販売はIT企業の中のソフトウェア系の企業という位置づけでよいのでは?
話題のライブドアはIT系以外の企業も多く買収しており、IT企業の売り上げに占める割合は小さいようなので、ベンチャーではあってもIT企業と呼ぶのは抵抗ありますよね。
少しでもコンピュータ、インターネットに関わりのあるベンチャー企業をIT企業とくくってしまうのは、この手の分野に苦手意識のある人たちの、苦手意識の表れかもしれません。
はいじゃんぷさん、こんにちは。
楽天はIT企業…かな?僕は「IT」と「ネット」を区別したらどうかな~と思うんですよね。
となると、やっぱ楽天は「ネット」かなと。ソフト屋は「IT」ですよね。
もちろん、問題は呼び方ではなくて、正しい区別だと思いますが。
>この手の分野に苦手意識のある人たちの、苦手意識の表れかもしれません。
おっしゃるとおり!