もうネット=バーチャルの時代ではないですよね

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NIFTY SERVEの終了について書かれた小寺信良氏のコラムに、本題とは少しずれるのですが面白いことが書いてありました。

「パソコン通信」とは何だったのか (3/3)

 2ちゃんねるを最初に「便○の落書き」と表したのは、元アスキー取締役の西和彦氏だったか。それを連想したロジックは、分かる気がする。それまで罵詈雑言を文字として記したものに遭遇するチャンスは、そこぐらいしかなかったからだ。

 あまりにもリアルタイムで若過ぎるWebの匿名掲示板は、パソコン通信者にとって存在できる場所ではなかった。ネットワークが、モデムの先からEthernetの先を意味するようになった頃、パソコン通信世代のユーザーは、インターネットの世界でコミュニティ難民となった。

 そんな難民にとって、ソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の存在が、インターネット上のNIFTY-Serveに見えたことは想像に難くない。インターネットとはそもそも垣根が取り払われた存在だが、そのなかに改めて垣根を作ったという意味で、画期的であった。

僕は、そこに自分の知りたいことが書いてある可能性があっても、できるだけ2ちゃんねるは開かないことにしています。理由は、書くまでもないですよね…。気分的なものです。ただ個人的には、去年ぐらいからSNSやblogが流行り始めたことにより、ネットユーザーのネット上での存在の仕方が、2ちゃんねるに代表される匿名的なものから、実名もしくは一つの人格を持つものになってきているな~と感じていました。一つの人格を持つ、というのはネット上で匿名的に振舞ったり複数の人格を使い分けることができなくなってきた、ということです。匿名掲示板なら、自分のことを棚にあげて他人を非難することも簡単だし、他人に非難されても簡単に逃げられますし、別人の振りして非難する側になりすますことも簡単です。でもそれが、SNSだったりblogのトラックバックで行われるコミュニケーションだと、そうはいかないですよね。

僕は、もうインターネットユーザーの多くは便○の落書きを書くことのナンセンスさに気づいて、普通の(普段僕らが実生活上で行っているような)コミュニケーションをネット上でも行うようになってきなのかな、と考えていました。言葉を変えれば、ネット上と実生活で人格を使い分ける必要は無い、と。もうネットがバーチャルで実生活がリアル、という枠組みではない、と。だから2ちゃんねるは廃れ、SNSやblogがブレイクしたのかと。

でも、2ちゃんねるってまだ成長してるんですね。プチ整形推進派:元祖しゃちょう日記にこんなことが書いてありました。

2ちゃんねるのユーザー数は約700万人だそうで。

2004年の11月に家庭から2ちゃんねるにアクセスした人数は約700万人だそうです。
伸び率で言うと、去年の33%増だそうです。。

へぇ~、そーなんですか。2ちゃんねるの全てが便○の落書きだとは思いませんが、やっぱりみんな匿名性のあるコミュニケーションを求めているんですかねぇ。小寺氏が2ちゃんねるに対するカウンターカルチャーとしてとらえたSNSですが、2ちゃんねるにソーシャルネットワーク板があって、mixiユーザーが「イタイやつ」とかをさらしたりしてるのをみると、うーん…とうなってしまいます。

匿名で憂さを晴らしたいキモチもわからないではないですが、匿名でしか発言できなくなったり、匿名の方の人格が自分の中でメインになっちゃったりしてはまずいですよね。インターネットはもうわれわれのリアルな生活の一部として機能しているわけですから、ネット=バーチャルという考え方の時代に生まれた匿名掲示板は、そろそろその役割を縮小していってもよいのではないかなぁと思います。

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